艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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トレーニングしよう! の談。

キャラ崩壊含みます。

少し長めです。


艦これSS百七十一話

 

 ○○鎮守府、○九三○ーー

 

 鎮守府本館の玄関前ーー

 

大鳳「提督が私達のトレーニングに参加してくれるなんて嬉しいです♪ きっと他のみんなも喜びますよ♪」

提督「そう言ってくれると嬉しいな。急な参加で悪いが、よろしく頼むよ」

大鳳「私達はいつでも大歓迎ですよ! それより無理はなさらないでくださいね?」

提督「あぁ、勿論だ」ニカッ

大鳳「っ////」ズキューーン

提督「どうした?」

大鳳「い、いえ、何でも////」ドキドキ

  (朝から幸せだわ♡)

 

 私は今、大鳳と共に野外グラウンドへと向かっていた。

 本日の仕事は少ないため午前は時間をとり、大鳳が前から艦隊のみんなと自主的に行っているトレーニングに参加することにした。

 

提督「そういえば、いつもどれくらいの人数が集まるんだ?」

大鳳「そうですね〜……その時その時で違いますが、基本的には十人程度で多い時は三十名程集まりますね♪」

提督「そうなのか……随分集まるんだな」

大鳳「トレーニングと言ってもただトラックをみんなで走るだけのジョギングですから。皆さん気軽に参加してくれるんです。あとはダイエットされてる方とかも居たりしますね」

提督「ダイエットか……私も普段は座っているだけだからな。メタボには気をつけなくては」ニガワライ

大鳳「提督は毎日早朝か深夜のどちらかに鍛練をしているから大丈夫ですよ。寧ろちゃんと休んでいるのか心配になります」

提督「はは、ありがとう。休むべき時はちゃんと休んでいるから大丈夫だ」ナデナデ

大鳳「は、はい////」デヘヘ

 

 大鳳と談笑しながら歩いていると、あっという間にグラウンドへと到着した。

 

 

 野外グラウンドーー

 

 グラウンドへ入るともう既に到着している者達が私と大鳳に気がついて駆け寄って来た。

 

吹雪「おはようございます、司令官、大鳳さん!」

深雪「おはよ〜♪」

綾波「お二人共、おはようございます」ニコッ

朧「提督が参加するのって初?」

朝潮「おはようございます!」ケイレイ

大潮「おはようございま〜す!」ニパー

島風「提督だ〜! 提督も一緒にかけっこするの!?」キラキラ

提督「あぁ、今日はよろしく頼むよ、みんな」ニカッ

全員『はい!』

 

大鳳「一○○○には始めるから、それぞれ準備運動しといてね」

全員『は〜い!』

 

 大鳳の言葉にみんなは元気よく返事をし、また各自準備運動を始めた。それを見て私も準備運動を開始した。

 

 開始時間が迫るにつれ、阿賀野、矢矧、隼鷹、千歳、千代田、グラーフ、ザラも加わり、思っていたよりも色んな者達が参加するトレーニングになった。

 

大鳳「では、いつものように軽くトラックを十周します。最初の五周までは私がペースメーカーをします。トラックを五周したら各自好きなように走ってくれて構いません。ただし無理に走って怪我をしたりしないようお願いしますね」

全員『はい!』

大鳳「それでは各自位置についてください」

 

 そしてみんなは各自スタート位置につき、大鳳の合図を待った。

 

大鳳「それではいきます……スタート!」

 

 だっ!

 

 大鳳の合図でみんなが一斉にスタートする。私は最初、最後尾についたのだが大鳳達に促され大鳳と同じように先頭を走ることになった。

 

 

 一周目ーー。

 

提督「それにしても駆逐艦の娘達だけでなく、他の艦の娘達まで加わるのは意外だったな」

大鳳「そうですか? そんなに珍しいことではありませんよ?」

提督「そうなのか……しかし、阿賀野、隼鷹、千歳がかなり遅れているのだが……」

大鳳「まぁ、あの三人は目的が少し違いますから」ニガワライ

提督「なるほどな〜」

 

阿賀野「矢矧〜……早い〜……」テコテコ

矢矧「姉さんがダイエットしたいって言ったんでしょ? だからこうして付き合ってるんだから、キビキビ走る!」

阿賀野「うわ〜ん!」タッタッタッ

 

隼鷹「ちょ、ちょっとちよちよ〜! あたしら二日酔いなんだから、勘弁してくれよ〜!」ヨロヨロ

千歳「そ、そうよ〜! もっと労って!」トボトボ

千代田「そんな口が叩けるなら大丈夫♪ それにお酒の飲み過ぎでバルジが付いてきたってぼやいてたのは二人でしょ!」

隼・千『あ〜んま〜りだぁぁぁ!』ダッダッダッ

 

グラーフ「後ろはかなり騒がしいな……あれだけ大声出した方がダイエットになるのだろうか?」

ザラ「ど、どうなんでしょう? 確かに余計にカロリーは消費出来そうですけど……」ニガワライ

 

 みんなそれぞれの目的でこのトレーニングに参加しているようである。

 

 

 五周目ーー。

 

島風「大鳳さ〜ん、もう全力出してもいい?」

大鳳「五周したからいいわよ♪ みんなにぶつからないように注意してね♪」

島風「は〜い♪ 提督、勝負しよ!」

提督「いいだろう」ニカッ

島風「やった〜! 大鳳さん、合図して〜!」

大鳳「では……よ~い、ドン!」

 

島風「わ〜い♪」キーーン

提督「あはは♪」バシュンッ

 

<提督、はっや〜い♪

 島風も早いぞ〜!>

 

大潮「早っ!」

深雪「しかも島風より前にいる!」

吹雪「それに余裕の笑みだね……」ニガワライ

綾波「島風ちゃんは嬉しそう♪」

朧「提督って本当に色んな意味で凄いよね……」

朝潮「流石は朝潮達の司令官ですね!」キラキラ

大鳳「」ニコニコ

 

矢矧「姉さん、提督と島風が迫って来てるから少し道を開けて」

阿賀野「え!? 提督さんが阿賀野に迫ってるの!?」パァッ

矢矧「提督と島風の二人が! それに姉さんが考えてる迫るとは意味合いが全く違うわ。いいから早くそこを退いて」ギロッ

阿賀野「アッハイ……」

 

グラーフ「あの島風が後手に回っているとは……タバコを吸っている身には思えないな」

ザラ「提督って本当に人間なんでしょうか?」ニガワライ

千代田「まぁ、なんたってタ級の砲撃を刀で捌いちゃうくらいだからね〜」ニガワライ

千歳「提督曰く、あの刀は『切れるものが結構ある』って話だからね」アハハ...

隼鷹「敵の艦載機までぶった斬ってるからな〜」ニガワライ

 

 十周終わりーー。

 

提督「ふぅ……いい汗を流せたな」

島風「また負けた〜! 悔しい〜!」キラキラ

提督「ギリギリだったがな……相変わらずいい脚を持っているな、島風は」ナデナデ

島風「えへへ、だって私だもん♪」ドヤァ

提督「そうだな」アハハ

 

大鳳(提督のシャツ、汗で透けて腹筋が薄っすら見えてる////)

千歳(眼福眼福〜♡)

千代田(いっそのこと脱いでくれないかなぁ〜////)

隼鷹(あの腕で抱かれたい////)

グラーフ(Wunderbar(素晴らしい)////)

阿賀野(あの鎖骨いいなぁ♡)

矢矧(提督から目が離せないわ////)

 

吹雪「あはは……」ニガワライ

深雪「みんな司令官に釘付けだな」

綾波「司令官はモテますからね♪」

朧「大鳳さんにグラーフさんと矢矧さん、鼻血出してるよ……」

ザラ「他の千歳さん達はよだれが……」アワワ

大潮「大潮! ティッシュを持ってきます!」フンス

朝潮「あ、待って大潮。私も行くわ」

 

 その後もトレーニングは続きそれぞれ充実した時間を過ごした。

 そしてLOVE勢は口や鼻から幾度も提督へのLOVEをこぼしていたそうな……。




今回はみんなとのトレーニング風景を書きました♪
提督さんがチートっぽくなりましたがご了承を。

読んで頂き本当にありがとうございました!

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