艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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重巡洋艦メイン。

キャラ崩壊、他作ネタ含みます。


艦これSS百五十五話

 

 ○○鎮守府、一四○○ーー

 

 鎮守府内中庭ーー

 

足柄「ん〜、今日は快晴でいい天気ね〜!」ノビー

羽黒「そうですね……昨日の雨のせいか空気も澄んでて気持ちいいです」ニコニコ

足柄「こんな日に姉さん達は出撃なんてズルイわ〜。こんな日は私も主砲をぶっ放したいわ〜」

羽黒「足柄姉さんらしいですね」カタイエミ

足柄「ま、こんな時間の過ごし方もたまにはありだけどね〜」

羽黒「そうですね」ニッコリ

足柄「お酒飲もうかな〜」

羽黒「また妙高姉さんに怒られちゃいますよ〜?」

足柄「あ〜、それは嫌ね〜……妙高姉さんのお説教は長いんだもん」フゥ

羽黒「」ニガワライ

 

 \ワイワイガヤガヤ/

 

羽黒「?」

足柄「あら、弥生と卯月ね……何してるのかしら?」

羽黒「何か困ってるような……」

足柄「仕方ないわね〜……足柄お姉さんが助けてあげますか♪」

羽黒「あっ、私も行きます……!」

 

 ーー。

 

弥生「う〜ん、二人だけだと流石に難しいね」ムムム

卯月「でもみんな訓練とか遠征に行ってて頼めないぴょん……」

弥生「もう諦めて他のことする?」

卯月「でも結局二人だとすることも限られちゃう……」ウーン

 

足柄「な〜にしてるの、お二人さん♪」ヒョコ

羽黒「こんにちは。弥生ちゃん、卯月ちゃん」ニコッ

弥生「足柄さん、羽黒さん、こんにちは」ペコリ

卯月「こんにちは〜だぴょん♪ 今弥生ちゃんとどうやって二人で遊ぶか考えてるんだぴょん♪」

足柄「ふふ、そっかそっか♪」

羽黒「因みに今は何をしようとしてたの?」

弥生「おままごとです」

卯月「この前にテレビで観たからやろうと思ったぴょん♪」

 

羽黒「おままごとか〜……でも二人で出来るの?」

弥生「出来ないんです……」ショボーン

卯月「だから他のことを考え中だぴょん!」

足柄「何なら私達も加わりましょうか?」

弥・卯『え』

足柄「私と羽黒は今日は非番だから暇してたの。だから二人が良ければ私達も一緒に遊べるわよ」ニッコリ

弥生「いいんですか?」

足柄「えぇ勿論よ♪ おままごとでも追いかけっ子でも何でもいいわよ♪」

羽黒「私もいいよ」ニッコリ

卯月「わ〜い! じゃあじゃあ、みんなでおままごとするぴょん♪ 四人いればバッチリだぴょん♪」ピョンピョン

足柄「んじゃ、始めましょうか♪」

弥・卯『お〜!』

羽黒「」クスクス

 

 ーー。

 

足柄「それで配役はどうするの?」

卯月「何でもいいぴょん?」

羽黒「私と足柄姉さんは何でもいいよ」ニコッ

弥生「う〜ん……足柄さんはお父sーー」

足柄「( ゚ー゚)」ジーッ

弥生「お母さん役で……」

足柄「任せなさい♪」

羽黒「」ニガワライ

卯月「じゃあ羽黒さんがお父さん役だぴょん♪」

弥生「弥生はペットで卯月が娘ね」

卯・足・羽『了解(ぴょん)!』

 

 おままごと開始!

 

卯月「お父さんまだぴょん?」

足柄「もう少しで帰ってくるわよ♪ 大人しく待ってなさい♪」

卯月「は〜い♪ それまでポチと遊んでるぴょん!」

弥生「」コクコク

 

羽黒「た、ただいま〜」

卯月「お父さんおかえりぴょん!」

弥生「」コクコク

足柄「おかえりなさい♪ お風呂にする? ご飯にする? それとも……ほ・う・げ・き?」キャッ

羽黒「ご、ご飯で……」ニガワライ

  (砲撃?)

 

卯月「」

足柄「あら? どうしたの卯月?」

卯月「違うぴょん」

羽黒「え?」

弥生「一旦止めます。足柄さん、羽黒さん……一緒にやってもらってるのに言いにくんですけど、違います」

卯月「やっぱりうーちゃん達が夫婦役になった方がいいぴょん!」

足柄「そ、そう? ならお願い……」

弥生「なら弥生がお父さん、卯月がお母さんをやります。それで羽黒さんが弥生達の娘で足柄さんがペットでお願いします」

足・羽『りょ、了解……』

 

 おままごと再開!

 

弥生「ただいま」

足柄「ワンワン♪」

弥生「ストップ」

足・羽『?』

卯月「足柄さん、ポチは猫だぴょん」

足柄(工エエェェ(´д`)ェェエエ工)

羽黒「ポチって猫だったんだ……」

弥生「はい。ポチは犬のイメージですが、やはりここはオリジナリティを出したいので……すみません、説明不足で」ペコリ

足柄「い、いやいや、いいのよ!? 事前に聞かなかった私も悪いから!」アセアセ

卯月「じゃ、もう一度最初からぴょん☆」

 

 おままごと再開!

 

弥生「ただいま」

足柄「にゃ〜にゃ〜」

羽黒「おかえり、お父さん」

卯月「おかえりなさい。今日は定時で帰るって言ってたのにどこに寄り道してたぴょん?」ニコニコ

足・羽『(えっ!?)』

 

弥生「ごめん。帰り際に会社の同僚に一杯付き合ってくれって言われて、仕方なく付き合ってきたんだよ。明日はちゃんとまっすぐに帰るよ」

卯月「そう、それならいいんだけど……昨日も一昨日もその前の日も、同じこと言ってたぴょん。一体誰とそんなに毎日飲んでるぴょん?」ジトー

足柄(な、なんでこんなに重苦しいおままごとなの!?)

羽黒(テレビで何を観たの!?)

 

弥生「その都度違う人から声を掛けられてるんだよ……もうお腹空いたんだ、みんなでご飯にしよう」

卯月「はぐらかすのはよくないぴょん! どうせ、あの女の所に行ってたに決まってるぴょん!」クワッ

弥生「変な言い掛かりは止めてよ……羽黒や足柄もいるんだよ?」

卯月「お父さんがあんな女に引っ掛かったのが原因だぴょん!」

足柄「にゃ、にゃ〜」アセアセ

卯月「ポチは黙ってて!」

足柄(ひぃ〜)ガクブル

羽黒「ちょ、ちょっとストップ! スト〜ップ!」

 

弥生「? 羽黒さんどうしました?」

卯月「やっぱり『あの女』じゃなくて『女を取っ替え引っ替え』の方が良かったぴょん?」

足柄「違う、そうじゃないわ!」

羽黒「」コクコク

弥生「じゃあどこに問題が?」

足・羽『全部!』

 

卯月「え〜、ただのおままごとより全然楽しいのに〜」プップクプー

弥生「どうして駄目なんですか?」

足柄「あのね〜、こんなドロドロなのはおままごとは言わないの」

羽黒「おままごとって新婚さんとかを真似て遊ぶものでしょう?」

弥・卯『う〜ん』

 

足柄「あ、あ〜、そう言えばもうおやつ時よね〜! みんなで食堂行かない? 私が奢るわよ?」ヒッシ

羽黒「そ、そうだよ! みんなで美味しいおやつ食べに行こ? ね?」アセアセ

弥生「い、いいんですか?」キラキラ

卯月「やったぴょ〜ん☆ 行くぴょん!」バンザーイ

足柄(な、何とか逸らせたわ……)ホッ

羽黒(そういう番組が映らないように明石さん達に相談しなきゃ……)

 

 その後、駆逐艦寮のテレビ番組からドロドロな昼ドラは綺麗に消えたそうな……。




今回はリアルおままごと的な回にしました!

読んで頂き本当にありがとうございました!

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