艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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駆逐艦のみ。

他作ネタ含みます。


艦これSS百五十四話

 

 ○○鎮守府、一一○○ーー

 

 駆逐艦寮、白露・時雨・村雨・夕立部屋ーー

 

白露「ねぇ、もう終わったかな〜?」

時雨「ふふ、もうそれ五回目だよ?」

村雨「気持ちは分かるけど、終わったら報告に来るんだし大人しく待ってましょうよ」フフフ

夕立「それよりパーティの準備の方が大切っぽい!」

 

 コンコンーー

 

時雨「開いてるよ」

 

 ガラガラーー

 

春雨「こんにちは~、酒保で食材買ってきました」

五月雨「海風と涼風はもう共同厨房でお料理に取り掛かってるよ」ニコッ

 

時雨「ありがとう♪ じゃあ、村雨」

村雨「はいは〜い♪ 私もお料理してくるわね」ニコッ

白・夕『よし、早速お料rーー』

時雨「姉さんと夕立は僕と一緒にこの部屋の飾り付けの続きだよ」

白露「えぇ〜!」

夕立「飾り付け飽きたっぽい〜!」

時雨「飾り付けの続きだよ」ニ"コ"ニ"コ"

白・夕『アッハイ』

 

春雨「春雨もお料理のお手伝いに行きますね」ニガワライ

五月雨「私は飾り付けのお手伝いするね」カタイエミ

時雨「じゃあ、それぞれ頑張ろうか」ニコッ

村・春・五『了解!』

白・夕『サーイエッサー!』

 

 

 ーー。

 

提督「」テクテク

 

 私は今工廠のへ向かって歩いている。

 江風の改二実装が先日大本営から発表され、本日はその江風の改二への改造を行った。

 そして工廠妖精さんから改造終了の報告をもらって今に至る。

 

 工廠内、改装&改装室前ーー

 

 ガラガラーー

 

提督「改造終了の報告を受けて来たぞ」

工廠妖精β「おぉ、提督さん。ご足労感謝します」

工廠妖精γ「今回も良い仕事をしてしまいましたよ」フゥ

提督「はは、それは何よりだ」

工廠妖精α「江風さん、提督さんがいらっしゃいましたよ」

 

 ジャーーン!

 

江風「ンっ、いいねいいねー! やっぱ新しい装備は捗るねー!」ジャジャーン

 

提督「おぉ」

 

 改二へとなった江風の容姿は夜戦に武勲を持つ艦の共通なのかは知らないが、夕立や川内と同じような白いマフラーを首に巻き、さらに特徴的なのは漆黒のオーバーコートを羽織っている。

 髪型は時雨や夕立に少し似ており、横の髪が犬耳のように広がっており、毛先がわずかに青白くなっている。

 そしてこれも夕立と似ているが改二になったことで、江風の瞳の色が海色から金色へと変化し、どこか野性を感じさせる雰囲気をまとうようになった。

 

江風「へへ〜、どうよどうよ〜、ン〜?」ニシシ

提督「何とも勇ましくなったな。素敵だ」シミジミ

江風「す、素敵〜!?////」ボンッ

提督「あぁ、素敵だぞ」ニカッ

江風「ばっ……! そ、そこは普通、カッコイイとかたろう?////」カァー

提督「それは気が利かなくてすまんな」ニガワライ

江風「べ、別に謝らなくてもいいよ……////」

  (素敵、か……////)デヘヘー

提督(怒ってはいないようだな)ホッ

 

工廠妖精α「あのコートを見るとガ○ダムW・EWのデスサ○ズやデスサ○ズヘルを思い出すな〜」シミジミ

工廠妖精γ「あ〜確かに。あのコートの端っこが妙に破れてる感じがデスサ○ズの翼の感じに見えるんだよな」

工廠妖精β「これはもう職業病さ。夕張さんの影響もあるけど」

 

提督「江風、少しいいかな?」

江風「ン? 何だ?」クビカシゲ

提督「その犬耳みたいな髪を触ってもいいか?」

江風「ン……あ〜、これか! いいぞ!」アタマサシダシ

提督「失礼するぞ」モフモフ

江風「ン……くすぐったい……////」

提督「江風も時雨や夕立みたいにこの髪を動かせるのか?」

江風「ン〜……こうか?」㌰㌰

提督「おぉ〜」カンドウ

江風「やってやったのに何だよ〜?」㌰㌰

提督「実に愛らしいな」ナデナデ

江風「!?////」マローン

 

工廠妖精α「また提督さんの天然ジゴロが……」

工廠妖精β「流石は特級フラグ建築士ですな〜」

工廠妖精γ「そしてそのフラグが折られないことを願いましょう」

工廠妖精達『(-人-)』ナムサン

 

提督「では姉妹のみんなにその姿をお披露目に行こう」

江風「お、おう////」㌰㌰

 

 そして私は江風を連れて白露達の待つ部屋へ向かった。

 その間、江風の髪はずっとピコピコと揺れていて、江風もどこかご機嫌の様子だった。

 

 

 駆逐艦寮、白露達の部屋ーー

 

時雨「提督から連絡あったから、もう少しでここに江風が来るよ」

夕立「楽しみっぽい〜!」ワッサワッサ

五月雨「飾り付けも終わったからいつ来ても大丈夫だね!」

白露「また妹に改二を先越されちゃったな〜」

五月雨「それを言うなら私や春雨達だってそうだよ」ニガワライ

時雨「あ」ピクッ

白・五『?』

夕立「来たっぽい!」

 

 コンコンーー

 

提督『私だ。江風を連れて来たぞ』

 

時雨「は〜い!」

 

 ガラガラーー

 

江風「江風見参♪」ジャジャーン

 

白露「おぉ〜!」

時雨「これは、凄いね」シミジミ

夕立「夕立と同じマフラーしてるっぽ〜い!」キラキラ

五月雨「マントもカッコイイ〜!」ワハー

時雨「マントじゃなくてコートじゃないかな?」ニガワライ

 

江風「ンへへ〜♪」フフーン

提督「」フフフ

 

 ガラガラーー

 

村雨「はいは〜い♪ お祝いのお料理も出来たわよ〜♪」

海風「江風、改二実装おめでとう。姉として誇らしいわ」ニコッ

春雨「わぁ〜! 時雨姉さんや夕立姉さんみたいな髪型になってます!」

涼風「目も金色になっててイイな!」

 

江風「でへへ〜♪」ニヨニヨ

提督「改二おめでとうな、江風。細やかだがこれは私からだ」つ小箱

江風「わっ、ありがと提督! 開けてもいいか?」

提督「あぁ」

 

 ガサゴソーー

 

江風「これ……カチューシャ?」

提督「あぁ、いつも付けているから贈り物に良いかと思ってな」

村雨「わぁ〜、赤と黒のマーブル模様でいかにも江風って感じ♪」

海風「良かったわね、江風」

春雨「白のリボンも付いてて可愛いです!」

時雨「つけてみなよ♪」

江風「あ、あぁ////」

 

 カチューシャ装着ーー

 

涼風「おぉ〜、似合ってんじゃん!」

五月雨「可愛いよ、江風♪」パチパチ

夕立「か〜わ〜い〜い〜!」ワッサワッサ

白露「提督のセンス、恐るべし!」オォー

提督「これまた素敵だな」

江風「ンへへ〜////」

 

 そして和やかなムードのまま江風の改二実装を祝う姉妹のパーティが行われた。

 そんな姉妹のパーティに私も出席させてもらい、みんなと楽しい昼食を過ごした。




江風ちゃん改二おめでとう! 的な回で書きました!
江風ちゃん実装から改二まで早かったですね〜。
そして改二レベルも高い……(-_-)

というわけで此度も読んで頂き本当にありがとうございました!

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