艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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駆逐艦のみ。

キャラ崩壊、他作ネタ含みます。


艦これSS百五十一話

 

 ○○鎮守府、一三○○ーー

 

 駆逐艦寮、朧・曙・漣・潮部屋ーー

 

朧「ん〜……せっかくの非番なのに、外は大雨……つまんないな〜」グデー

曙「なら漣みたいに誰かの部屋にでも遊びに行ったらいいんじゃない? アンタが他所に行けば、あたしと潮は部屋の掃除済ませられるんだけど?」

朧「潮〜、曙が名前は温かそうなくせに、対応が絶対零度くらい冷たいよ〜」オヨヨヨ

潮「曙ちゃんはみんなで使うこのお部屋を綺麗にしたいと思って言ってることだから、気にしなくても大丈夫だよ」ニコニコ

 

曙「はぁ!? 何勝手な解釈してんのよ! あたしはただ朧が邪魔だからどっか行けって言ったのよ!?」

潮「ふふ、お掃除してる時に埃が出ちゃって汚れちゃうから、そうならないようにお部屋から出したいんだよね?」ニコニコ

曙「だ、だから違うっ!!////」カオマッカ

朧「曙……そんなにアタシのことを思ってくれてたんだね! 分かったよ! アタシ少しの間だけ部屋から出るよ!」フンス

曙「かかかかっ勝手にしなさい!!////」プイッ

潮「」クスクス

 

朧「んじゃ、取り敢えず秋雲の所にでも突撃しよ〜♪ 部屋の掃除ってどれくらいで終わる?」

曙「アンタや漣の邪魔が無いから、一時間程度で終わるわよ////」ノシ

潮「綺麗にするね」ニコッ

朧「ありがと〜、んじゃまた後でね〜」ノシ

 

 パタンーー

 

曙「はぁ、やっと行ったわね〜。早くやっちゃいましょう」

潮「うん♪ お掃除って言っても整理整頓して、軽く掃除機かけるだけだもんね!」

 

 お掃除開始!

 

曙「ったく、朧も漣も整理整頓が下手で困るわ……」ヒョイヒョイ

潮「でも二人共、『ぷよ○よ』とか『テト○ス』みたいなパズルゲームは上手だよね♪」

曙「どんなにゲームが出来ても、日常生活に活きないっていう証拠ね」ヤレヤレ

潮「あはは……」カタイエミ

 

曙「えっと……これはここで、こっちのはここ……あとは……」テキパキ

潮(曙ちゃんって、二人の物をどこに片付けたのか分かり易いように、ちゃんとまとめてあげてるんだよね……優しいな〜)

 「」ホホエマー

曙「ん? 何よ? あたしの顔に何か付いてる?」

潮「ううん。曙ちゃんは何でもテキパキ出来て凄いなぁって思って」ニコニコ

曙「こ、これくらい出来て当然でしょっ!? いいいいきなり何言い出すのよ!?////」プイッ

潮「それが当然のように出来るから凄いんだよ〜」ニコニコ

曙「あっそ……////」

潮「(o⌒ω⌒o)」ニパニパ

 

曙「アンタの方が……」

潮「?」クビカシゲ

曙「アンタの方が優しいわよ……あたしがどんなに憎まれ口叩いても、アンタはいっつも今みたいにニコニコしてて、ちゃんと相手のいい所をいいって言えるんだもの」

潮「曙ちゃん……」

曙「本当にアンタは出来た妹よ♪」ニコッ

潮「えへへ……曙ちゃんにそう言われると嬉しいなぁ////」ニヨニヨ

曙「ふふ、今更何よ〜」クスクス

潮「や、やめてよ〜////」カァー

曙「やめないわよ〜♪」ホッペプニプニ

潮「あけぼにょ(あけぼの)ちゃ〜ん////」ァゥァゥ

曙「あはは♪」

 

 そうして曙は潮のほっぺを堪能し、掃除を再開した。

 

曙「あとは掃除機をかけて終わりね」

潮「うん♪ あと特には……あ、ゴミ箱いっぱいになっちゃってる……」

曙「ならあたしが捨ててくるわ。潮は掃除機お願い」

潮「え、でも寮のゴミ捨て場は外だよ? 濡れちゃうよ……」

曙「濡れちゃうって言っても、ちゃんと傘も差すし少ししか濡れないわよ」ニガワライ

潮「本当にいいの?」

曙「えぇ、あたしに任せなさい♪」ニコッ

潮「うん、分かった!」

 

 曙はそう言ってゴミ箱からゴミを取り出し、ゴミ袋の口をちゃんと縛ってからゴミ捨て場へ向かった。

 そんな曙を見送った潮は、丁寧に部屋の隅々まで掃除機をかけていった。

 

 

 潮サイドーー

 

潮「〜♪」

 

 wryyyyyyyyyyyy←掃除機の音

 

 ガチャーー

 

漣「ただいま〜」

潮「あ、おかえり〜。もう少しで掃除機かけ終わるから待ってて」ニコッ

漣「あ〜い♪」

 

 数分後ーー

 

潮「お掃除終わり〜♪」

漣「お掃除乙です♪」ケイレイ

潮「ありがとう」ケイレイ

 

潮「漣ちゃんはどこに行ってたの?」

漣「電ちゃん達の部屋! そしてこれ戦利品!」つ包

潮「この包な〜に?」

漣「雷ちゃんと電ちゃんのお手製クッキー♪」

潮「あ、そうなんだ。なら今度何かお返ししないとね!」

漣「うっしーは律義だね〜」

潮「お礼は大切だよ♪」

漣「ん〜……なら漣達はビスケットでも返そうか〜」

潮「うん♪」

 

 

 曙サイドーー

 

曙「さて、ゴミは捨てたし後は部屋に戻って潮の手伝いね」

 (多分あの子のことだから、もう終わってると思うけど……)

 

「わっ!」

 

曙「あ"?」ギロッ

朧「スミマセン……」

曙「幼稚なことしてんじゃないわよ」

 (めっちゃびっくりした! 反射的にガン飛ばしちゃったじゃない!)アワワ

朧「えへへ、ごめんごめん」ニガワライ

曙「秋雲の所に行ったんじゃなかったの?」

朧「行ったよ〜。でも漫画描く手伝いさせれられてたから生贄(巻雲)を捧げて逃げてきた〜」

曙「後で巻雲に謝りにいきなさいよね? 押し付けたんだから」

朧「は〜い」

 

 ガサーー

 

曙「? その袋は何なの?」

朧「あ〜これ? 秋雲から借りたDVD♪」

曙「……因みにジャンルは?」

朧「ホラーアクション映画! 『紅い月夜のカゴメカゴメ〜そして誰もいなくなるのか?〜』ってやつ!」

曙「相変わらずアンタはホラー好きね……」←ホラー大の苦手

朧「いいじゃん別に〜。曙に観せるわけじゃないんだから〜」

曙「べ、別に怖いからああ言ったんじゃないし!」

朧「ほ〜う? なら観る?」ニヤニヤ

曙「」グヌヌ

朧「いいんだよ〜? 無理に観なくても〜?」

曙「いいわよ! 観てやろうじゃないの! さっさと部屋に戻って観るわよ!?」

朧「了か〜い♪」ニシシ

 

 こうして曙は朧に乗せられ、ホラーアクション映画をみんなで観た。(漣も潮もホラーは平気)

 そして曙は深く後悔し、その日の晩はずっと潮が側に居てあげたというーー。




今回は曙ちゃんをメインにほのぼの回を書きました!

読んで頂き本当にありがとうございました!

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