艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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戦艦メイン。

独自設定含みます。


艦これSS百四十七話

 

 ○○鎮守府、○八○○ーー

 

 戦艦寮、共同洗濯機&乾燥機部屋ーー

 

榛名「ふんふふ〜ん♪」

霧島「随分ご機嫌ね、榛名」

榛名「だって今日は絶好のお洗濯日和だよ? 部屋のカーテンや玄関マットも洗って、ようやく春らしく模様替え出来るんだから♪」

霧島「まぁ確かに今日の天候なら一気に乾くでしょうね……風も暖かいし、これが終わったら中庭で読書でもしようかしら」フフ

榛名「日向ぼっこだけでも気持ち良さそうよね」ニコニコ

霧島「そうね」クスクス

 

 ガチャーー

 

金剛「ヘーイ♪」

比叡「お洗濯進んでる?」

 

榛名「金剛お姉さま、比叡お姉さま♪」

霧島「今はマットとカーテンが脱水まで進み、シーツやベッドカバーが濯ぎの段階です」

金剛「大物が(フォー)セットだから、時間が掛かるネ〜」

比叡「仕方ないですよ」フフ

 

霧島「それで姉さま達はどうしてこちらへ? 追加の洗濯物ですか?」

金剛「ノンノン♪ そうじゃありマセーン♪」

比叡「酒保にまた新しく春物のカーテンとかが入荷したんだって。せっかくだから見に行こうと思って、それで洗濯物がどれくらい進んでるか確認に来たの」ニコッ

榛名「はわ〜♪ いいですね〜! 行きたいです!」

霧島「私も見に行きたいです。干し終えるまではもう少し掛かるので、姉さま達はもう少しお部屋でゆっくりしていてください」ニコッ

金剛「それもいいデスガ……二人にやらせてばかりで悪いネ〜」

比叡「何かすることない?」

 

榛名「洗濯をしていると言っても榛名達は待ってるだけですから、大丈夫です♪」

霧島「それに今回は榛名と私の当番ですからね。姉さま達は気にせず、お茶でも飲みながら待っていてくれればいいかと♪」

金剛「ウ〜ン……」ウデクミ

比叡「あ、ならここで一緒にお茶飲みながら洗濯機が止まるのを待ちませんか?」

榛・霧『え』

 

金剛「比叡、Nice! Good ideaネ!」

榛名「で、でもいいのでしょうか? ここでお茶をしても……」

霧島「広いので他の方が来ても迷惑になる可能性は低いですが……」

比叡「ふふ、何もティーセット全部を持ち込まないよ! 部屋で紅茶を淹れて持ってくるだけだから!」

金剛「では比叡! 早速行動開始ネ! Follow me!」

比叡「はい! 気合い! 入れて! お伴します!」

 

 パタンーー

 

榛名「ほ、本当に大丈夫かな〜?」オロオロ

霧島「姉さま達はああなると止められないから……せめて邪魔にならないようにしましょう」ニガワライ

榛名「」コクコク

 

 そして数分後ーー

 

 ガチャーー

 

金剛「淹れて来マシタヨ〜!」ババーン

比叡「ただいま〜!」ジャーン

 

榛・霧『(早っ!)』ビクッ

 

金剛「高速戦艦をナメちゃダメネ〜♪」フフーン

比叡「本当は予めこうなると思って準備してたの♪」ドヤァ

 

榛・霧『』ニガワライ

 

 それから仲良く紅茶を楽しみつつ、洗濯機が止まるのを待った。

 

 そして洗濯機が止まると、金剛と比叡はテキパキとティーセットを片付け、榛名と霧島は寮の干場で洗濯物を干し、晴れて姉妹揃って明石の酒保へ繰り出すのであった。

 

 ○九○○ーー

 

 明石酒保ーー

 

 カランカランーー

 

明石「いらっしゃいませ♪」

金剛「ハーイ♪ 明石サ〜ン!」

比叡「新しく入った春物見に来ました!」フンス

榛名「おはようございます」ニコリ

霧島「売れ行きはどうかしら?」

 

明石「あら、姉妹お揃いで♪ 売れ行きはボチボチですかね〜」フフフ

 

明石「それで今日は何をお探しですか?」

比叡「新しく入荷したカーテンと寝具カバーを見せてください♪」

榛名「玄関マットもあれば見たいです!」

明石「は〜い♪ ではまずこちらが今回入荷した物のリストと写真です。気になるのがあれば倉庫から持って来るのでお気軽にどうぞ〜!」つリスト

金剛「Thank you♪」ウケトリ

霧島「結構な量ね……」シミジミ

 

「今回は色々と入手出来たので、沢山卸したのであります」

 

比叡「あきつ丸さん、お久しぶりです」ニコッ

あきつ丸「ご無沙汰であります」ケイレイ

金剛「相変わらずお肌がvery whiteネ〜。ちゃんと食べてマスカ?」ホッペツンツン

あきつ丸「こ、これは生まれちゅ()きでありましゅ()……ちゃんと自分は健康的な食事を取っておりましゅ()////」ァゥァゥ

霧島「金剛姉さま……あきつ丸さんのほっぺを触りし過ぎです」ニガワライ

金剛「だって〜、スベスベでお餅みたいに柔らかくてクセになるネ〜」ムニムニ

あきつ丸「じ、自分で遊ばにゃ()いで頂きちゃ()いのでありましゅ()////」ァゥァゥ

金剛「〜♪」ムニムニムニムニ

あきつ丸「〜////」ニコニコ

 

比叡(私も触りたいなぁ〜)

榛名(あきつ丸さん、本当は気持ちいいのかな?)

霧島(案外気に入ってるのね……)

 

 ーー。

 

あきつ丸「う〜、やられたのであります////」ホッペグニグニ

明石「その割には嬉しそうだったよね?」ニヤニヤ

あきつ丸「肌を褒められるのは嬉しかったので……////」

明石「ふふ」クスクス

あきつ丸「で、では自分はそろそろ戻ります。また何かあればご連絡を!」ケイレイ

金剛「See you around(また会いましょう)♪」

比叡「お気をつけて♪」

榛名「たまには任務ではなく遊びに来てくださいね」ニコッ

霧島「いつでも歓迎するわ」ニコリ

あきつ丸「はっ!」ケイレイ

明石「」ニコニコ

 

金剛「さて、では気を取り直して春物を見るネ♪」

比叡「はい、金剛お姉さま!」

榛名「あ、この花がらの玄関マット可愛いです♪」

霧島「このオレンジのカーテンもいいわね」

 

 こうして姉妹は仲良く、そして楽しくカバーやカーテン等を見て充実した買い物をするのであったーー。




今回は遅めですが、春物を選ぶ日常風景を書き上げました!

読んで頂き本当にありがとうございました!

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