艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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駆逐艦メイン。

キャラ崩壊、他作ネタ含みます。


艦これSS百四十四話

 

 ○○鎮守府、○九三○ーー

 

 駆逐艦寮、暁型姉妹部屋ーー

 

暁「はぁ〜、昨日は長い遠征だったからくたびれたわ〜」グデー

雷「何が『くたびれたわ〜』よ。暁姉はただ単にクジラさんやイルカさんを見てわ~きゃーしてただけじゃない」

暁「な、そっ、そんなことないわよ!////」

響「素直に一緒に戯れることが出来て楽しかったって言えばいいのに」フフフ

暁「あ、あれは戯れじゃなかったわ! だって私の周りをイルカさん達はぐるぐる回るし、クジラさんなんていきなり飛び跳ねてびっくりさせられたんだから! あんなのレディとして扱われてないわ!」

雷「寧ろレディ(笑)だから構ってくれたんじゃないの〜?」ニヤッ

暁「そ、そう言う考えもあるわね……」ウーン

響(雷の言うレディ(笑)の意味は分かってないようだね)クスクス

 

暁「あれ、電は?」

響「電は今朝早くに執務室に行ったよ。昨日の夜、お風呂から上がった時に電から言われたじゃないか。ちゃんと聞いてなかったのかい?」

雷「まぁ暁姉はお風呂から上がった瞬間、フルーツ牛乳にまっしぐらだったもんね〜」ニヤニヤ

暁「なっ、しっ、知ってたし! ただ確認しただけだし! それにフルーツ牛乳じゃなくて、コーヒー牛乳よ! レディの嗜みなんだから!」

響「近頃のレディ(笑)はコーヒー牛乳なのかー、そーなのかー(棒)」

暁「そうよ♪」ドヤァ

雷「本当はコーヒーだけど苦くて飲めないからコーヒー牛乳にしたんじゃないの?」ニヤリ

暁「そっ、そんなことないわよ!」ムキーッ

 

響「はいはい、分かった分かった。じゃ、電が戻るまで何かのんびりしてようか」

雷「あ、ならこの前借りてきた『吸血鬼の住む紅い館』のDVDでも観ましょうよ!」

暁「」ハイライトオフ

響「Хорошо(いいね)。面白そうだ」ニッコリ

雷「でしょでしょ?」ニコニコ

暁「」アワワワ

響・雷『(主に暁(姉)の反応が)』ニヤニヤ

 

 ガラガラーー

 

電「ただいまなのです〜♪」

響「おかえり。丁度良い所に来たね」

電「?」クビカシゲ

雷「これから『吸血鬼の住む紅い館』って言うDVD観るのよ♪」

電(だから暁お姉ちゃんは震えてるのです?)

 

電「はわわ、怖いのは嫌なのです〜」←演技

暁「いっ、電もこう言ってるんだから、止めましょうよ! ね!?」←必死

響(今回は電の顔を立てあげよう)チラッ

雷(分かったわ)

響「なら、そうしようか……でもこの休日をどう過ごそうか?」

暁「」ホッ

 

電「あ、司令官さんから伝言があるのです♪」

雷「司令官から!? 何何!?」

電「この前、商店街の会長さんから人形劇の招待券を貰ったそうなのです♪ それでさっき『何も予定が無いなら電達も一緒に行くか?』と言われたのでーー」

暁・響・雷『行く!』ソクトウ

電「りょ、了解なのです……じゃあ、司令官さんに伝えてくるのです♪」

 

 こうして暁達は急遽、提督共に街で人形劇をするコンサート会場へ向かったのであったーー。

 

 コンサート会場ーー

 

提督「急なことで悪かったな。この券の有効期限がまさか今日までとは思ってなくてな……」ニガワライ

雷「いいのよそんなの♪ 私達も暇だったから!」ピトッ

響「そうだよ。それに司令官とこうしてお出掛け出来るならいつだって大歓迎さ」ヒシッ

暁「れっ、レディを誘うならもう少し気を遣ってよね!////」←とても喜んでる

電「司令官さんとお出掛け出来て嬉しいのです♪」ニコニコ

 

提督「そう言ってくれると助かる。会長さんから貰った手前、観に行かないと失礼だからな」

雷「そうよね!」

響「好意はちゃんと受けなくちゃね」ウンウン

暁「どんな劇なのかしら〜♪」←もう楽しみで仕方ない

電「パンフレットにはお人形さんが可愛く踊るって書いてあるのです♪」

提督「ここらでは有名みたいだからな。楽しみにしよう」ニカッ

四姉妹『うん♪(えぇ♪)(はいなのです♪)』

 

 すると会場内が暗転しスポットライトが照らされた瞬間、今までそこに居なかった一人の少女の姿が現れた。

 

 容姿は金髪で、一見すると人形のような姿をしている。青のワンピースのようなノースリーブに、ロングスカートを着用していて、その肩にはケープのようなものを羽織っており、頭にはヘアバンドのように赤いリボンが巻かれている。

 イメージカラーとしてはトリコロールカラーでパッと見はブルーが強調される。

 そしてその手には一冊の魔導書のような本をもっており、リボンなどで縛って鍵がかけてある。

 

 そしてその少女の足元には、二体の人形が糸で吊るされていて、メイド服のような青い洋服と赤い洋服を着ていて、どちらもブロンドのロングヘアーの頭に大きな赤いリボンを付けた愛らしい姿をしている。

 

人形遣い「皆さんこんにちは。私は七色の人形遣い。そして今日、劇を盛り上げてくれられるのは、私の自慢のお友達のこの二人です」スッ

 

 \パチパチパチパチパチパチ/

 

人形遣い「青い娘が○海、赤い娘が○莱と言います。今日はこの子達と一緒に歌とダンスを披露するのでゆっくりして行ってね。初めての方は名前だけでも覚えて帰ってくださいね」ニッコリ

○海「シャン○ーイ♪」ピョンピョン

○莱「ホー○ーイ♪」ピョンピョン

 

 \パチパチパチパチパチパチ/

 

暁「お姉さんもお人形さんも可愛い〜!」キラキラ

響「Хорошо……!」オメメシイタケ

雷「どんなダンスするのか楽しみ〜♪」

電「きっと可愛いダンスなのです♪」

提督「これは招待券をくれた会長さんに感謝しないとな……」シミジミ

 

 そして始まった人形劇は『七色の人形遣い』と名乗る少女の綺麗な歌に合わせ、二体の人形がまるで生きている様に踊り、実に見事な劇だった。

 隣で観ている暁達もその劇に魅力され、感嘆の声をあげていた。

 

 そんな素晴らしい人形劇の時間はあっという間に過ぎ、私達は鎮守府に帰るまでその劇の話題で持ちきりだったーー。




今回はちょっとネタに走りました!
ネタが分からなかった人は申し訳ございません。

ともあれ此度も読んで頂き本当にありがとうございました!

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