艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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潜水艦メイン。


艦これSS百四十二話

 

 ○○鎮守府、一一○○ーー

 

 執務室ーー

 

提督「では悪いがよろしく頼む」

しおい「了解です♪」

ろ「行ってきま〜す♪」

はち「行ってくるね」

龍鳳「行って参ります」ニコリ

 

 本日は近々予定している鎮守府での花見に使う物を確認した。その際に備品のブルーシートの中に古くなっていたり、傷んでいたりした物があった。

 なので私は急遽彼女達にお使いを頼んだ。後は紙コップや紙皿等も不足していた為、それも買い物リストに加えた。

 みんなは私の急なお使いを快く引き受けてくれた。

 

提督「何かあったらすぐに連絡をくれ。そして帰りに何か美味しいものでも食べて来てくれ。龍鳳にお金は渡してあるからな」

しおい「やった♪ ありがとう、提督!」

ろ「ろーちゃんもありがとうって!」ニパッ

はち「Danke……良い物食べてきますね」キリッ

龍鳳「お心遣いありがとうございます。では行って参ります」ペコリ

 

提督「あぁ、気をつけてな」ノシ

 

は・し・ろ『は〜い』ノシ

龍鳳「」ペコリ

 

 パタンーー

 

提督「ふぅ」

 

 彼女達を見送りつつ、私は自身のするべき仕事を片付ける為に一息ついてから机に向かった。

 

 因みに、しおい達はちゃんと外出用の制服を身に着けさせた。断じて水着姿で外出させてはいない。

 

 

 鎮守府近辺の商店街ーー

 

龍鳳「えっとまずは……」メモカクニン

ろ「何から買うの?」

はち「最初は紙コップとかからでいいんじゃない?」

しおい「紙コップなら百円ショップで大丈夫だよね?」

龍鳳「えぇ、百円ショップで大丈夫よ。じゃあまずはそれから買いに行きましょうか♪」

は・し・ろ『お〜!』

 

 

 百円ショップーー

 

ろ「ここにあるのって全部百円なの!?」キョロキョロ

しおい「そうだよ♪ まあ、中にはそうじゃないのもあるけどね」フフ

はち「そっか、ろーちゃんはまだ百円ショップって来たことなかったよね」

龍鳳「なら少し見て回りましょうか」ニコッ

ろ「やった〜♪」バンザーイ

 

 ーー。

 

ろ「ペンが沢山! これも百円!?」

しおい「あ〜、十本で百円のやつだね」

はち「これってインクがあっても書けなくなるやつもあるんだよね〜」

龍鳳「でも百円だから許せちゃうのよね」ニガワライ

 

しおい「私はボールペン買うなら四色ボールペン買っちゃうかな〜」

はち「まぁあると便利ではあるよね」

龍鳳「でも緑とか意識して使わないとまったく出番がないのよね」クスッ

ろ「お〜!」キラキラ

 

はち「あ、ろーちゃん。ここに十二色揃って水性ペンあるよ。絵日記にいいんじゃない?」

ろ「本当だ〜!」

龍鳳「ろーちゃん絵日記つけてるんだ」

しおい「うん。中の絵は凄く独創的で流石ドイツって感じがするけど……」ニガワライ

龍鳳「あ〜(察し)」ニガワライ

ろ「これ買うって〜!」

龍鳳「じゃあカゴに入れて」つカゴ

ろ「は〜い♪」

はち「ついでに次に使う絵日記帳も買ってけば?」

ろ「そうする〜♪」ニパッ

 

 ーー。

 

龍鳳「あ、台所用スポンジ買わなきゃいけなかったんだったわ」

はち「ならここで買っちゃいなよ。その方が手間省けるよ」

龍鳳「うん、そうする♪」

しおい「百円ショップって来るとあれもこれもってなるよね〜」

ろ「楽しいって♪」キラキラ

はち「私も電池買っとこうかな〜。買っといて損はしないし」

しおい「もう私達個人の物は別のカゴに入れようか」ニガワライ

龍鳳「そうね」ニガワライ

ろ「ろーちゃんカゴ持ってくるって♪」

はち「あ、待ってろーちゃん、私も行くから」アセアセ

 

 そんなこんなで百円ショップを後にする龍鳳達。

 

龍鳳「なんか提督に頼まれた品より私達の物が多いわね」ニガワライ

はち「仕方ないよ」フフ

しおい「次はブルーシートだけど、何処で買う?」

ろ「おっきいの買うって♪」

龍鳳「ホームセンターがこの商店街の中にあるから、そこで大きいのを買いましょうか」

はち「頼まれた枚数は?」

龍鳳「約10m✕10mのシートを二枚よ」

しおい「んじゃ早速行こっか♪」

ろ「出発って♪」

 

 

 ホームセンター外ーー

 

ろ「わ〜、お花がいっぱい!」キラキラ

はち「結構種類あるんだね〜」

龍鳳「ふふ、花を見ると癒されるわね」ニコリ

しおい「あ、ブルーシートあったよ〜♪」

 

ろ「わ〜、おっきい〜!」

しおい「えっと、10✕10……10✕10……あった!」

龍鳳「重いから気をつけてね」

はち「これくらいは平気だよ♪」ヨッコイショ

しおい「早くお会計してご飯食べに行こ〜♪」

ろ「行こ〜♪」ピョンピョン

龍鳳「は〜い」クスッ

 

 

 お使いを終えた四人はホームセンターの近くにあったレストランへ入った。

 

 ファミリーレストランーー

 

龍鳳「ここで良かったの?」

ろ「ろーちゃんは何処でも良いって♪」

はち「無難でいいんだよ。無難で」ウンウン

しおい「ファミレスの方が種類豊富だし、ドリンクバーとかあるからね♪」

 

店員「お冷とおしぼりです。ご注文が決まりましたらそちらのボタンでお知らせください。失礼します」ペコリ

 

しおい「何食べようかな〜♪」

ろ「一緒に見よ〜!」

 

はち「龍鳳はどうする?」

龍鳳「和食にしようかしら〜」

 

 ーー。

 

龍鳳「ろーちゃんはお子様ランチにしたんだ♪」

ろ「うん♪」ニパッ

しおい「ドイツの国旗じゃん♪ 良かったね!」

ろ「(。✧Д✧)」フォー!

はち「良かったね」クスクス

 

しおい「龍鳳は和食御膳にしたんだね」

はち「龍鳳らしいね」

龍鳳「だって和食って美味しいもの♪」

ろ「ろーちゃんも和食好きって!」ニパッ

 

はち「しおいは……イカ墨パスタ?」

しおい「そうだよ♪ 美味しいよね♪」

ろ「ね〜♪」ニコニコ

龍鳳「食べ終わったらちゃんと口拭いてね」ニコッ

 

龍鳳「はっちゃんのそれは……何?」

はち「パンケーキとオムレツ&サラダ」

しおい「パンケーキっておやつかと思った」

ろ「ドイツでは普通に食べるよ♪」

龍・し『へぇ〜』

 

 こうしてお昼を楽しく食べた四人は、しばらくドリンクバーで楽しくおしゃべりをし、鎮守府へ帰っていった。




今回はお使いの回として書き上げました!

読んで頂き本当にありがとうございました!

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