艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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正規空母メイン。

キャラ崩壊、独自設定含みます。


艦これSS百四十一話

 

 ○○鎮守府、一五○○ーー

 

 空母寮、雲龍型姉妹部屋ーー

 

雲龍「ん〜」ノビー

天城「あら雲龍姉様、起きられましたか」

雲龍「うん……おはよ〜」ファー

天城「おはようございます」ニコッ

 

雲龍「葛城は?」キョロキョロ

天城「葛城は翔鶴さん達と食堂に行くと先程連絡がありました」

雲龍「そっか……天城は行かないの?」

天城「姉様が起きるのを待ってましたから」ニコッ

雲龍「……ごめんなさいね」

天城「いえいえ、私が勝手に待っていただけですから」クスクス

雲龍「なら私達も行きましょうか、食堂」

天城「はい♪」

 

 姉妹は揃って食堂へーー

 

 

 食堂ーー

 

 カランカランーー

 

間宮「いらっしゃいませ〜」ニコッ

伊良湖「いらっしゃいませ! お好きな席へどうぞ!」

 

葛城「雲龍姉、天城姉〜」ノシ

 

雲龍「あら、早速居たわね」ノシ

天城「こんにちは、翔鶴さん、瑞鶴さん。葛城がお世話になってます」ペコリ

 

翔鶴「こんにちは、雲龍さん、天城さん」

瑞鶴「こんにちは。後輩の面倒を見るのも先輩の勤めよ♪ 気にしないで」ニコッ

葛城「えへへ、ありがとうございます♪ 二人も一緒に甘い物食べよ♪」

翔鶴「ふふ、良かったらお二人もそこの席にどうぞ」

瑞鶴「みんなで一緒の方が美味しいわよ♪」

 

雲龍「お邪魔するわ」ニコッ

天城「お心遣いありがとうございます」ニコリ

 

 ーー。

 

雲龍「みんなは何を頼んだの?」

瑞鶴「まだ何も頼んでないわ。私達もついさっき来たところだから」

翔鶴「今日は風が強くて矢が色んな所へ飛んでいってしまって。集めるので少し掛かってしまったから」ニガワライ

天城「あら……言ってくださればお手伝いに行きましたのに……」

葛城「大丈夫大丈夫♪ それに雲龍姉がお昼寝してたんだし」

雲龍「なんかごめんなさい」ペコリ

葛城「わわっ、謝らなくていいって! もし起きた時に誰も居なかったら寂しいと思うし、雲龍姉が側で寝てる時は出来るだけどっちかが側に居ようって天城姉と私が勝手に決めただけだから」アセアセ

雲龍「ありがとう、二人共」ニコリ

 

翔鶴「三姉妹仲良しでいいわね」ニコニコ

瑞鶴「でも雲龍は最近一人で昼寝するの減ったわよね。何かあったの?」

雲龍「せっかく姉妹揃ってるから、出来るだけ姉妹で過ごす時間を大切にしようと思って、二人の側で寝るようにしたの」

翔鶴「立派ね……」カンシン

瑞鶴(そもそも寝なきゃいいってだけなんじゃ?)ニガワライ

 

 ーー。

 

葛城「まだかな〜♪」ワクワク

瑞鶴「ふふ、そのうち来るわよ」クスクス

雲龍「でも葛城が餡蜜を頼むなんて珍しいわね」

葛城「そりゃあ私だって、たまには食べたくなるわよ♪」

天城「この前食べたら美味しくってハマっちゃったのよね」クスクス

葛城「な、天城姉〜!////」カァー

翔鶴「でも食堂の餡蜜って美味しいわよね」ニコッ

葛城「で、ですよね!////」

 

間宮「失礼します。ご注文の品をお持ちしました〜」ニコッ

伊良湖「お待たせしました! ごゆっくりどうぞ!」ニコニコ

 

全員『ありがとうございます♪』

 

 ーー。

 

葛城「あ、今日の餡はつぶあんだ♪」パクッ

天城「間宮さんの餡蜜のはこしあんで、伊良湖さんの餡蜜はつぶあんなんですよね♪」

瑞鶴「え、そんな違いあったの!?」

雲龍「天城はよく食堂で二人のお手伝いしてるから分かってるのね」

翔鶴「確かに言われてみればこしあんの時とつぶあんの時があるわね……」フムフム

天城「その日によってお二人で今日はどちらの餡蜜を出すのかを決めているそうです」ニコッ

葛城「へぇ〜、流石間宮さんと伊良湖さんだね〜」

 

瑞鶴「みんなはこしあんとつぶあんどっちが好き? 私はどっちも好きだけど、つぶあんの方が好き」

 

翔鶴「私はどちらかと言えばこしあんかしら……和菓子が好きだから」ニコリ

 

天城「私もどちらかと言えばこしあんですね。あの舌触りが好きです」ニコッ

 

葛城「私はつぶあんかな〜。食べてて楽しいから♪」ニパッ

 

瑞鶴「お、いい感じに分かれたわね〜♪」

翔鶴「今の所は二対二ね」クスッ

天城「勝負ではないですけど、面白いですね」ニコリ

葛城「さぁ、雲龍姉はどっち?」

 

雲龍「空気を壊すようで悪いけど、私は餡ならつぶしあんが好きなの」ニガワライ

瑞鶴「つぶしあん?」

天城「つぶあんをこしあんにする際に漉しますよね? その漉した後に皮を取ったものをこしあんと言い、皮を残してるものをつぶしあんと言います」

瑞鶴「へぇ〜、知らなかったわ」

 

翔鶴「ここに来て新しい餡が登場したわね」クスクス

葛城「そうですね」アハハ

雲龍「なんかごめんなさい」ペコリ

瑞鶴「何も謝る必要無いわよ」ニコッ

天城「そうですよ。それぞれの好みなんですから」フフ

 

瑞鶴「それにしても本当にあんた達は仲良し姉妹よね♪」

翔鶴「本当ね」クスクス

 

雲・天・葛『?』クビカシゲ

 

瑞鶴「だって姉妹全員別々のものが好きなんだもの。バランス良くていいじゃない♪」

翔鶴「そうそう♪ とても仲良しって感じがするわ♪」

天城「ありがとうございます」ニコリ

葛城「えへへ、まぁ実際仲良しですから」ハニカミ

雲龍「でも翔鶴と瑞鶴も別々の餡が好きだから、私達と同じで仲良し姉妹よね」クスッ

 

瑞鶴「言われてみればそうね」アハハ

翔鶴「ならみんな仲良し姉妹ね」クスクス

 

 それからも五人は他愛の無い話をしつつ、仲良く甘味を味わい、英気を養ったーー。




今回は姉妹ほのぼの回にしました♪

読んで頂き本当にありがとうございました!

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