艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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水上機母艦メイン。

独自設定含みます。


艦これSS百三十七話

 

 ○○鎮守府、一○○○ーー

 

 鎮守府内中庭ーー

 

秋津洲「はぁ〜……今日はぽかぽかで気持ちいいかも〜……ね、大艇ちゃん」

大艇「〜♪」

秋津洲「こんな日にまったり過ごせるのっていいよね〜」

大艇「〜♪」

秋津洲「」ニコニコ

 

 \ワイワイガヤガヤ/

 

秋津洲「かも?」チラッ

 

島風「連装砲ちゃん、頑張って〜!」

天津風「連装砲くん、負けないで!」

 

連装砲(島風)「キュキュッ!」ダダダッ

連装砲(天津風)「キュイー!」ダダダッ

 

秋津洲「どっちも早いかも〜」

大艇「〜!」

秋津洲「え? 危ないって何が?」

 

島風「秋津洲さん、避けて〜!」

天津風「避けてくださ〜い!」

 

秋津洲「かも?」

連装砲ズ『キュキュキュキュ〜!』

 

 ごちーーん!

 

秋津洲「イタタっ……」スネオサエ

大艇「〜! 〜!」

秋津洲「だ、大丈夫かも……」ナミダメ

   (すねに連装砲ちゃん達が当たって地味に痛いかも……)

 

島風「秋津洲さん大丈夫!?」

天津風「ごめんなさい、私達がちゃんと周りを見てなかったから!」

連装砲(島風)「キュキュ……」ペコリ

連装砲(天津風)「キュキュキュ〜」ペコリペコリ

秋津洲「これくらい大丈夫かも! だからそんなに謝らなくてもいいよ!」アセアセ

島風「ほっ……良かった〜」

天津風「念の為にドックで診てもらいましょうか?」

秋津洲「お、大袈裟かも! ただ、当たった場所がすねだったから地味に痛かっただけかも!」アワアワ

 

島風「なら良いんだけど……本当にごめんね?」

天津風「ごめんなさい」ペコリ

連装砲ズ『キュキュ』ペコリ

秋津洲「あはは、気にし過ぎかも」ニコッ

 

島風「そう言えば、秋津洲さんは大艇ちゃんとお散歩ですか?」

秋津洲「そうかも♪」

天津風「今日は良い天気ですから、お散歩には最適ですよね♪」

秋津洲「うん♪ そういう二人は連装砲ちゃん達とお散歩かも?」

天津風「お散歩って言うか遊び……かしら?」

島風「お互いの連装砲ちゃんでかけっこしてたの♪」

秋津洲「それで応援してたんだ」クスクス

 

 みんなは取り敢えず中庭のベンチに座って、おしゃべりをすることにーー

 

連装砲(島風)「キュキュ!」

連装砲(天津風)「キュ〜!」

大艇「〜♪ 〜♪」フワンフワン

 

 /ワイワイキュキュキュ\

 

島風「連装砲ちゃん、大艇に乗れて嬉しそう♪」

天津風「ありがとうございます、秋津洲さん」ニコッ

秋津洲「気にしなくていいよ♪ 大艇ちゃんも楽しそうだし♪」

 

秋津洲「そう言えば、島風ちゃんの連装砲ちゃんが着てる服可愛いかも♪ 春服買ってあげたの?」

島風「ううん。あれは阿賀野さんに作ってもらったの♪」

秋津洲「あれ手作りかも!?」

天津風「凄いですよね〜……私も連装砲くんの春服頼もうかな〜」

秋津洲「流石に大艇ちゃんに服は無理かも……」ウーン

島風「なら帽子とかリボンは? それなら大丈夫そうじゃない?」

秋津洲「あ、いいかも!」

天津風「なら私のリボンあげましょうか? お下がりですけど……」

秋津洲「え、いいの!?」

天津風「ちょっと古いデザインですけど、それでも良ければ」ニコッ

秋津洲「そんなの全然気にしないかも♪」

天津風「なら今持ってきますね♪」タタタッ

秋津洲「ゆっくりでいいかも〜!」ノシ

 

島風「天津風嬉しそうだった」クスクス

秋津洲「そうなの?」

島風「うん♪ 多分自分のお下がりを使ってくれるのが嬉しいんだよ♪ 天津風の姉妹ってみんな趣味が違うから、誰かにお下がりあげるってこと少ないもん♪」

秋津洲「へぇ〜、姉妹でも色々あるんだね〜」フムフム

島風「面白いよね、姉妹って」ニコニコ

秋津洲「そうかも♪ 姉妹って似てそうで似てないって所は見てて面白いかも」アハハ

島風「だよねだよね〜♪」

 

 ーー。

 

天津風「お待たせしました〜!」

 

秋津洲「全然大丈夫か……も!?」ビクッ

 

天津風「どれがいいのか分からなかったんで、取り敢えず全部持ってきました♪」ドッサリ

島風「こんなにあったんだ」ウワー

秋津洲「選ぶの時間掛かるかも……」キョロキョロ

天津風「気に入ったのあれば好きなだけあげますよ♪」

秋津洲「ちょ、ちょっと待ってほしいかも!」

天津風「ゆっくり選んでください」ニコニコ

 

秋津洲「大艇ちゃ〜ん! ちょっと来てほしいかも〜!」ノシ

大艇「〜?」フヨフヨ

連装砲ズ『キュ〜?』

 

秋津洲「大艇ちゃんに似合いそうなリボン選ぶから、ちょ〜っとその高さで待ってて」

大艇「♪」

 

島風「喜んでる♪」

天津風「本当ね」クスクス

 

 ーー。

 

秋津洲「何処に付けよう……」ウーン

島風「翼の所がいいんじゃないかな?」

天津風「そうね♪ 基本二本ずつあるから、翼の所が一番合わせやすいと思うわ♪」

 

秋津洲「う~ん……このレースの可愛いかも」アワセアワセ

大艇「〜」ドヤァ

島風「可愛い♪」

天津風「いいわね〜」ニコニコ

 

島風「このフリルのは?」アワセアワセ

大艇「〜」フフーン

秋津洲「似合うかも♪」

天津風「色も白だから丁度いいわね」オォー

 

天津風「こっちのシルクのは白黒で、秋津洲さんとお揃いっぽくなりますよ」アワセアワセ

大艇「〜! 〜!」

島風「あ、気に入ったみたい!」

秋津洲「ならこれを貰ってもいい、かも?」

天津風「どうぞどうぞ♪ 何なんらさっき合わせたの全部あげますよ♪」

秋津洲「え、でも……」

島風「どれも似合ってたし、日替わりで付けてあげようよ♪」

天津風「そうですよ♪ それにどれも私はもう付けないものばっかりですから、貰ってくれるとこのリボン達も嬉しいと思います」ニッコリ

秋津洲「そう言うなら貰うかも! ありがと♪」ニパー

大艇「〜♪ 〜♪」フワンフワン

 

 こうして秋津洲は天津風から大艇ちゃんのリボンを貰い、そのお礼にお手製の昼食を二人にご馳走した。

 勿論、大艇や島風達の連装砲ズも一緒に昼食(油や弾)を食べ、和やかな昼食になったーー。




此度は秋津洲さんをメインにほのぼの回を書き上げました♪

読んで頂き本当にありがとうございました!

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