キャラ崩壊含みます。
○○鎮守府、一一○○ーー
軽巡洋艦寮、共同厨房ーー
大井「〜♪」ルンルン
木曾「大井姉貴、野菜切り終わったぞ」
大井「あ、はーい。ありがと♪」
木曾「他に何かやることあるか?」
大井「ならご飯炊いてくれる?」
木曾「了解」
本日の大井はご機嫌である。
何故なら北上に「今日のお昼はみんなで中庭で食べたい」と言われたからだ。
大井「気合い入れて美味しいもの作らなきゃ〜♪」
北上「作ってくれるのは嬉しいけど、隠し味が隠れてなかったらそれは隠し味じゃないからね?」
大井「いつまで引きずってるの、北上さん!?」
北上「だって〜、この前の豚骨ラーメンだっけ? 隠し味の鶏ガラスープが多くて、ただの豚骨風味のチキンラーメンだったじゃん」
大井「だからあれは気合い入れ過ぎて、鶏ガラスープを入れ過ぎちゃっただけなの! 許して北上さ〜ん!」
北上「いや、美味しかったし、そもそも怒ってないよ? ただ「豚骨ラーメン」って言われたらその口になるじゃん?」
大井「だからごめんなさ〜い!」
北上(縋り付く大井っちって新鮮で面白い)ククク
木曾(遊んでる顔だなあれ……)シャコシャコ
球磨「クマ〜、戻ったクマ〜!」ノシ
多摩「帰ったにゃ」ノシ
木曾「お疲れ」
北上「乙、乙〜♪ どうだった?」
球磨「何も問題なく終わったクマ〜」
多摩「今日の遠征は朝潮達だったから楽だったにゃ」
木曾「あんまこき使うなよ? 駆逐艦らが可哀想だからな」
球磨「そんなことないクマ。みんな率先的にやってくれてるクマ」
多摩「そうにゃ。多摩達は指示しか出してないにゃ」
木曾「それがこき使うってことだろ!」
球磨「ナニイッテルカワカラナイクマ」
多摩「ニホンゴムツカシイノニャ」
木曾「」イラッ☆
球磨「あ、そうそう、大井〜」
大井「何ですか?」
球磨「今日のお昼に一人分増えてもいいクマ?」
大井「? 構いませんけど……何方を誘ったんですか?」
多摩「提督以外いないにゃ」
大井「ふぁっ!?////」オタマボトッ
北上「(ナイス球磨っち♪)」コソコソ
球磨「(そう褒めるなクマ)」ニヤニヤ
多摩(最近の大井は提督LOVE勢に負けないくらいだからにゃ〜)
木曾(聞かなかったことにしよう)
大井「て、ててててて、提督ももももも、おひおひおひお昼ににににに////」
木曾「大井姉貴、落ち着けよ」ドォドォ
大井「だだだだだって////」
球磨「提督に良妻アピールのチャンスクマ!」
多摩「大丈夫、大井はやれば出来る子にゃ!」
大井「良妻……私が? 提督の……?」
少女妄想中ーー
大井「くはっ」ハナヂダバー
木曾「大井姉貴!?」
北上「隠し味に大井っちの鼻血か〜」トオイメ
球磨「流石に引くクマ」トオイメ
多摩「多摩達だけ食堂でお弁当もらうにゃ」トオイメ
大井「だ、大丈夫! ちゃんと作り直すから!」ボタボタ
木曾「まだ止まってないから!?」
大井「これは死ぬ気でやるわ!」ギラギラ
それから大井はまるで何かに取り憑かれているかのように、眼光鋭く一つ一つの料理を作っていった。
そんな大井をにやn……にこやかに見つめる姉三人と、それとは反対に心配そうに見つめる妹であった。
一二○○ーー
中庭ーー
提督「此度はご招待ありがとう」ニコッ
大井「べ、べべべべ別に私がよよよよ呼んだんじゃありませんんんかかから////」
提督「顔が赤いが……大丈夫か?」ノゾキコミ
大井「ちちちちち近いです!!//// 嬉しいです!!//// 大丈夫です!!/////」
北上「まぁ、大井っちは正常だから大丈夫だよ〜」
提督「む……そうか。ならば良いが……」
大井「〜////」プシュー
球磨「レジャーシート持ってきたクマ〜!」バサッ
多摩「一応ブランケットもあるにゃ」モコモコ
木曾「全部用意したの俺だけどな」ニガワライ
北上「ほら、提督〜、こっちこっち〜」グイグイ
提督「おぉ、分かった」
席は↓の通り
提 大 北
料 理
木 球 多
大井「」
提督「これは大井が作ったそうだな。どれも美味しそうで食べるのが楽しみだ」ニコッ
大井「は、はい////」
北上「気合い入れ作ってたもんね〜」ニコニコ
大井「き、北上さん……////」
大井(何この状況……!? 右を向けば提督の顔があって、左を向くと北上さんの顔が……)
大井(どんなハーレムなのぉぉぉぉぉぉ!)
球磨(盛大に浮ついてるクマ)グフフ
多摩(これは今日もキラキラにゃ)ンフフ
木曾(最近アイマスク必須になってるな〜)トオイメ
北上「さ、食べよ食べよ〜♪ 今回はアタシもちゃんと見てたから、変な味しないよ♪」
大井「北上さん!?」ガーン
提督「はは、大井は料理上手だからな。自信を持ちなさい」ナデナデ
大井「ななななな撫でないでください!!//// 気持ちいいから!!//// こんな時どんな顔したらいいか分からないから!!////」
球・多・北『笑えばいいと思うよ(クマ)(にゃ)』ニヤニヤ
木曾(俺の知ってる名場面と違う!)
そんなこんなで提督を交えた姉妹の昼食会が始まったーー。
北上「うわ♪ この唐揚げ美味しい♪」アムアム
大井「えへへ〜//// 嬉しいです〜////」ニヨニヨ
提督「このハンバーグも美味だな」パクッ
大井「光栄です〜////」ニヨニヨ ボタボタ
/オオイハナヂガ キャー!\
球磨「大井の表情筋が壊れないか心配クマ」ムグムグ
多摩「元の顔には暫く戻らないにゃ」マグマグ
木曾「あと暫く眩しいだろうな」モグモグ
その後も大井は提督&北上サンドを堪能し、提督が執務室へ戻った後、貧血で倒れたそうな。
しかしその顔は恍惚の表情を浮かべていたというーー。
今回は球磨型姉妹をメインに書き上げました!
大井っちのキャラ崩壊がちょっとやり過ぎた感もありますが、ご了承を。
読んで頂き本当にありがとうございました!