艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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軽巡洋艦メイン。

キャラ崩壊含みます。


艦これSS百二十三話

 

 ○○鎮守府、一四○○ーー

 

 軽巡洋艦寮、由良・鬼怒・阿武隈部屋ーー

 

 ガチャーー

 

由良「ただいま〜」

鬼怒「帰ったよ〜!」

 

 シーーン……

 

由良「あら、留守かしら?」

鬼怒「あ、由良姉、あれ」クイクイ

由良「?」

 

阿武隈「すぅ……すぅ……」

 

由良「あらあら、お昼寝中ね」フフ

鬼怒「起こすと可哀想だしもう少ししてからまた部屋に戻る?」

由良「そうね。でもその前に……」

鬼怒「?」

 

由良「」スッ

 

 由良はおもむろにポケットから通信機(スマホ)を取り出して、眠っている阿武隈のそばへーー。

 

由良「」クスクス

阿武隈「すぅ……すぅ……」

由良「」カシャッ

阿武隈「ん……んぅ……すぅ……」

由良(任務完了♪)ニコッ

 

由良「お待たせ♪」

鬼怒「由良姉らしいなぁ」ニガワライ

由良「だって可愛いじゃない」ニコニコ

鬼怒「それは分かる」ニヒッ

由良「姉さん達に見せよ♪」

鬼怒「その前にその写真、鬼怒の通信機にも送って♪」

由良「了解♪」ポチポチ

 

 ピロリン♪

 

鬼怒「お、来た♪」

 

 しかし、送られてきた写真は阿武隈の寝顔ではなく、気持ち良さそうに幸せな寝顔の鬼怒の写真だった。

 

鬼怒「Σ(゚Д゚)」イツノマニ!?

由良「可愛いでしょう?」クスクス

鬼怒「か、可愛くなんてないよ////」

由良「そうかな? 提督さんに見せたら可愛いって言ってたわよ?」

鬼怒「提督に見せたの!?」

由良「阿武隈が起きちゃうでしょ?」シーッ

鬼怒「」グヌヌ

 

 由良と鬼怒は取り敢えず部屋の外へーー

 

鬼怒「由良姉! 何で!? 何で提督に見せたの!?」

由良「可愛いものとかって共有したくなるでしょ?」

鬼怒「だからって……////」

由良「可愛いんだしいいじゃない♪ 提督さんに可愛いって言われて嬉しくないの?」

鬼怒「めっちゃパナイよ! 心がぴょんぴょんしちゃってるよ!」

由良「なら結果オーライ♪」ウインク

鬼怒「」クッ

  (いつか絶対天罰が下るからね!)

由良「」ニコニコ

 

「何、部屋の前で立ち話してるの?」

 

由・鬼『?』クルッ

 

五十鈴「?」

名取「任務お疲れ様」ニコッ

長良「お疲れ〜♪」ノシ

 

鬼怒「みんなお疲れ〜♪」

由良「あら……姉さん達は訓練終わったの?」

長良「今日は流すだけだったからね」ニコッ

五十鈴「それで、何で自分達の部屋の前で立ち話なんてしてたの?」

 

鬼怒「任務から帰ってきたら、阿武隈がお昼寝してたから……」

由良「他の場所で時間を潰そうと思って♪」

長良「なら私達の部屋でお茶でも飲んでく?」

五十鈴「いいわね♪ そうしなさいな」ニコッ

名取「姉妹でまったりしよ」ニコニコ

 

由良「ならお邪魔しようかな♪」

鬼怒「行く〜!」

 

 

 長良・五十鈴・名取部屋ーー

 

名取「緑茶でいいよね?」

五十鈴「えぇ♪」

長良「オッケー!」

鬼怒「いいよ〜!」

由良「私も手伝うわ」ニコッ

名取「ありがとう♪」

 

 五人揃ってまったりタイムーー

 

長良「ん〜、緑茶の香りが落ち着く〜♪」

鬼怒「日本人はやっぱり緑茶だよね〜♪」

五十鈴「そうね〜」ホッ

名・由『』ニコニコ

 

名取「ねぇねぇ、由良ちゃん」

由良「? どうしたの?」

名取「阿武隈ちゃんの寝顔の写真撮った?」

由良「」∑d

名取「送って送って♪」ニコニコ

長良「私にも送って!」

五十鈴「私にもよろしく♪」

鬼怒「」ピクッ

長・五・名『?』クビカシゲ

由良「」クスクス

 

 ピロリン♪

 

長良「うわぁ、可愛い♪」

五十鈴「この子の寝顔って可愛いわよね」ホホエマー

名取「こっちまで幸せになるよね♪」

鬼怒「」ホッ

由良「気にし過ぎ」クスクス

鬼怒「だって〜」

 

長良「何の話?」

五十鈴「話してご覧なさいな♪」

名取「私も聞きたいな♪」

鬼怒「聞いてよ、由良姉ったら鬼怒の断りもなく提督に鬼怒の寝顔の写真見せたんだよ!?」

長良「」ニガワライ

五十鈴「寝顔ってこれ?」つスマホ

鬼怒「そうそう、それ……って何で五十鈴姉まで持ってるのさ!?」

名取「私のにも入ってるよ♪」

鬼怒「ゆ〜ら〜姉〜」ギロッ

由良「可愛いものは共有しなきゃ♪」

鬼怒(絶対天罰が下るんだから!)

 

長良「そういえばこの前、由良の寝顔の写真を提督に見せたな〜」

由良「え」

鬼怒(天罰キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!)

五十鈴「あ〜、あの抱き枕をぎゅーってしてる奴ね♪」

名取「あれも可愛かったよね」ニコニコ

由良「」

鬼怒(ふふ、鬼怒の気持ちを思い知れ!)

 

長良「その写真を見た提督は『とても愛らしいな、頭を撫でてやりたくなる』って微笑んでたよ♪」ニヤニヤ

由良「それ本当?」ズイッ

長良「え……う、うん」

由良「嬉しい〜♡」←恍惚ポーズ

鬼怒「なん……だと!?」

五十鈴「いいわね〜♪ 私の寝顔も撮って、提督に見せてよ♪」

名取「私のも見せたいな〜」ニコニコ

鬼怒(あれ? もしかして鬼怒がおかしいの!?)

長良「」ニガワライ

 

 ガタッ

 

由良「提督さんに由良の良いとこ見せてくる♡」

長良「待って、由良。落ち着いて」ガシッ

五十鈴「そうよ〜。行くならみんなで行きましょ♪」

名取「うんうん♪ 長良型の良いとこ見せなきゃ♪」

鬼怒(鬼怒の愛が負けてる!?)ガーン

 

 コンコンーー

 

長良「あ、はーい!」

 

 ガチャーー

 

阿武隈「お姉ちゃ〜ん?」ヒョコ

由良「あら、起きたの阿武隈?」

鬼怒「おはよー」ノシ

阿武隈「おはよ〜」エヘヘ

由良「阿武隈も起きたし、みんなで提督さんの所に行きましょ♪」

五十鈴「賛成♪」

名取「異議なし♪」

長良「ちょ」

鬼怒(負けられない!)

  「鬼怒も行く!」

長良「えぇ〜……」

 

由良「ほら阿武隈も行こ♪」

阿武隈「え」

五十鈴「提督に会いたくないの?」

阿武隈「会いたい……な////」ポッ

名取「なら行こうか」ニコニコ

鬼怒「各自抜錨!」

長良「ちょっと〜!」

 

 こうして長良型姉妹は執務室へ向かって意気揚々と出向いていった。長女長良の声を無視して……。




今回は長良型姉妹をメインに日常的な話にしました!

読んで頂き本当にありがとうございました!

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