艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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駆逐艦メイン。

キャラ崩壊、独自設定含みます。


艦これSS百二十二話

 

 ○○鎮守府、一七三○ーー

 

 訓練場ーー

 

神通「これにて本日の訓練を終わりにします。お疲れ様でした」

全員『お疲れ様でしたー!』

 

 後片付け中ーー

 

陽炎「ふぅ〜……今日もキツかったわね〜」

不知火「でも当初の頃よりは疲労感が酷くありません」

黒潮「うちらも伊達にあの神通さんにしごかれとらんからなぁ。他のみんなもそうやろ」

初風「まぁ最初の頃なら、私達もあっちの二人みたいになってるわね」

 

陽・不・黒『?』クルッ

 

初月「(っ;-_-)っ」

秋月「初月〜」セナカサスサス

照月「ほら水持ってきたよ!」つ水

初月「ありがとう……お姉ちゃん……」グッタリ

 

沖波「_| ̄|○」

巻雲「ヨシヨシ、です」ノシ

夕雲「お水飲める?」

沖波「ありがと……姉さん……」ゲッソリ

 

不知火「懐かしいですね……不知火達の着任したての頃を思い出しますね」

黒潮「うちも動けんかったなぁ」ニガワライ

陽炎「……」

初風「姉さん?」

 

陽炎「あ、うん、どうしたの?」

初風「いえ……何か考え込んでそうだったから……」

不知火「何か悩み事ですか、陽炎?」

黒潮「うちらなら話聞くで、陽炎?」

陽炎「ううん、大したことじゃないから」ニガワライ

初風「そう……ならいいけど」クビカシゲ

不知火「無理になる前に言ってくださいね」

黒潮「不知火には言われとうないやろうけどな」アハハ

 

不知火「不知火に落ち度でも?」戦艦の眼光

黒潮「さぁ、それはどうやろな〜」ニヒヒ

不知火「……沈め」ボソッ

黒潮「何でや!?」

不知火「さぁ、どうしてでしょうね」シレッ

黒潮「」グヌヌ

陽炎「はいはい、ケンカしないの! ケンカなんかしたら長良さんと神通さんのスペシャル特訓行きよ?」

不・黒『ひっ』ビクッ

 

不知火「不知火の落ち度です。黒潮、すみませんでした」

黒潮「うちも悪かったわ」

 

 握手をして仲直り!

 

陽炎「」ホッ

初風「お疲れ様、陽炎姉さん」カタポンッ

陽炎「ありがと……さぁ、片付け終わらせちゃいましょう」

不・黒・初『は〜い』

 

 

 一八三○ーー

 

 駆逐艦寮、陽炎・不知火・黒潮の部屋ーー

 

 三人揃って夕飯までの寛ぎタイムーー

 

陽炎「ねぇ、二人共……」

不知火「どうしました?」

黒潮「ん〜?」

 

陽炎「二人は私のことなんて呼ぶ?」

不・黒『?』キョトン

 

不知火「質問の意図が分かりませんが……不知火は『陽炎』と呼びます」

黒潮「うちも『陽炎』やんな〜」

陽炎「そうよね……」

 

不知火「それだけですか?」

黒潮「勿体ぶらずにはよ理由言うてや」ニガワライ

陽炎「私も『お姉ちゃん』とか『姉さん』って呼ばれたい」

不知火「?」

黒潮「あ〜……」ニガワライ

 

不知火「陽炎は既に初風、雪風、天津風、時津風、浦風、浜風、谷風、野分、嵐、萩風、舞風から『陽炎姉さん』『陽炎姉』『お姉ちゃん』など呼ばれていますが?」

黒潮「不知火、そうやないて……陽炎はうちらからも『お姉ちゃん』って呼ばれたいんや……そうやんな、陽炎?」

陽炎「」コクコク

 

不知火「ふむ……何故今になってそんなことを?」

黒潮「確かに……何でや?」

陽炎「え……それはその……あれよ、あれ」アセ

不知火「どれです?」

黒潮「陽炎……もしかして、ただうちらが『お姉ちゃん』呼びしてないから、たまにはしてほしい、くらいの感覚で言ったんか?」

陽炎「」ズボシ

 

不知火「図星のようですね……」ヤレヤレ

黒潮「マジかいな……」ニガワライ

陽炎「だって〜」

 

不・黒『?』クビカシゲ

 

陽炎「たまには言われたいじゃない……『お姉ちゃん』って////」

 

不・黒『』キューーン

 

不知火(不覚にもキュンと来てしまいました////)

黒潮(そんな捨て犬みたいな目で見んなや////)

 

陽炎「(o´・ω・`o)」ショボーン

 

不知火「こほん……ま、まぁ、たまにはそういうのもいいでしょう////」テレッ

黒潮「や、やんな……別に言うくらいなんぼでも出来るんやからな////」テレッ

 

陽炎「(*≧∀≦*)」ニパー

 

不知火(いちいち反応が可愛いですね////)キュン

黒潮(なんやこの可愛い生き物////)キュン

 

陽炎「早く♪ 早く♪」ワクワク

 

不知火「では、不知火から……」スッ

陽炎「(*^ω^*)」ワクワク

不知火「」

陽炎「?」クビカシゲ

不知火「」ナデナデ

陽炎「???」キョトン

 

黒潮「不知火〜」ニガワライ

不知火「( ゚д゚)」ハッ!

陽炎「いきなり頭なんて撫でて何なの?」

不知火「し、失礼しました……では改めて////」コホン

陽炎「(*^ω^*)」ワクワク

不知火「可愛い……////」

陽炎「へ?」

不知火「はっ……またもや////」グヌヌ

 

黒潮「ほなうちが言うたるわ」ニガワライ

陽炎「お願い♪」ニコニコ

黒潮「ほな言うで〜?」

陽炎「(*^ω^*)」ワクワク

黒潮「」

陽炎「?」クビカシゲ

黒潮「こりゃあかんな」ギュッ

陽炎「???」キョトン

 

不知火「高難易度ですよね?」

黒潮「あぁ、こりゃ無理な任務やんな」

陽炎「えぇ……」コンワク

黒潮「何なんやろな〜、こう……つい甘やかしたくなるちゅうか……」ギューッ

不知火「無性に愛でたくなるんですよね」ナデナデ

陽炎「〜」

  (頭を撫でてもらえたり、抱きしめてもらうのは嬉しいけど……複雑な気分ね……)

 

 結局、不知火と黒潮は陽炎に『お姉ちゃん』と呼ぶことが出来ず、ひたすら陽炎を甘やかすことしかしなかったそうなーー。




今回は陽炎をメインに書き上げました♪

読んで頂き本当にありがとうございました!

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