艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

123 / 330
給糧艦メイン。

キャラ崩壊、独断含みます。


艦これSS百二十一話

 

 ○○鎮守府、一○○○ーー

 

 食堂ーー

 

間宮「……ふぅ、これで昼食の仕込みはお終いね」

伊良湖「はい♪ お疲れ様です」ニコッ

間宮「伊良湖ちゃんもお疲れ様。妖精さん達も」ニコッ

食堂妖精a「お疲れ様です」ペコリ

食堂妖精b「洗い物しちゃいますです」ジャブジャブ

食堂妖精c「お二人は休んでいてください」ゴシゴシ

間宮「ありがとう」ニコッ

伊良湖「私、お茶淹れてきますね!」

 

 間宮、伊良湖、揃って休憩時間ーー

 

間宮「今日は鳳翔さんが出撃で居なかったけど、何とかなったわね」フゥ

伊良湖「沖波ちゃんと初月ちゃんの引率ですよね。皆さん無事に帰ってきてほしいですね」

間宮「グラーフさんやザラさんも一緒ですし、何より鳳翔さんが付いてますから、少しは安心ですね」

伊良湖「空母の方々だけでなく、鎮守府の皆さんは必ず鳳翔さんの最終指導がありますからね」

間宮「鳳翔さんは、赤城さんや加賀さんを育て上げた名空母ですからね」フフ

伊良湖「これまでのノウハウの全てがその指導で叩き込まれますからね」フフ

間宮「鳳翔さんは教える時はとても厳しいですから、皆さん大変そう」ニガワライ

伊良湖「でも皆さんを思っての指導ですから、皆さん大丈夫ですよ」ニガワライ

 

 

 その頃、○○海域にてーー

 

鳳翔「右舷! 敵からの戦闘機接近中! 各員何してるの!? 弾幕ごっこではないのよ!?」

グラーフ「Ja(はい)!」

 

鳳翔「駆逐艦の二人! 対空砲用意!」

初月「対空なら僕に任せろ!」

沖波「対空砲火!」

 

ザラ「砲撃戦用意! 完了しました!」

鳳翔「そうです。先手先手です。後手に回れば残るは敗北のみ。作戦以外では先手必勝です!」

 

全員『はっ!』

 

 

 食堂ーー

 

間宮「鳳翔さんから落第点をもらったら、その瞬間から長良ちゃんと神通ちゃんの特別特訓コース行きなのよね〜」ニガワライ

伊良湖「でもそうならないように、扶桑さん達や高雄さん達が訓練してますし、皆さん優秀ですから、そこは大丈夫だと思いますね♪」

間宮「それもそうね」ニコニコ

伊良湖「皆さん頼もしく成長してますから」

間宮「皆さん日々頑張ってますから……私達はそれを美味しいお料理で支えましょう」ニコッ

伊良湖「勿論です!」フンス

間宮「」クスクス

 

 カランカランーー

 

比叡「こんにちは〜!」

葛城「こんにちは♪」

五月雨「お邪魔しま〜す!」

磯風「邪魔するぞ」

 

間宮「あら、皆さんお揃いで……いつものかしら?」

全員『』コクコク

伊良湖「どうぞ、こちらへ」ニコッ

 

比叡「はい! 今回もよろしくお願い致します!」フンス

葛城「お願いしま〜す♪」

五月雨「よろしくお願いします」ペコリ

磯風「よろしく頼む」ペコ

 

間・伊『は〜い』ニコッ

 

 ーー。

 

間宮「はい。では皆さん、ちゃんとエプロンしてから手を洗いましたね?」

伊良湖「お料理する前の基本ですよ〜!」

 

全員『はい!』

 

間宮「はい♪ では早速お料理の勉強に移ります。比叡さんと葛城さんのお二人はこの前教えたコロッケの作り方をおさらいして、問題が無いようなら実際に作っていきましょう」ニコッ

比・葛『はい!』

 

伊良湖「こちらのお二人は私と一緒に卵焼きを作りますよ」ニコッ

五月雨「よろしくお願いします!」フンス

磯風「卵焼きか……容易いな」フフン

 

 

 間宮先生班ーー

 

比叡「えっと……先ずは材料の確認」

葛城「ジャガイモ三個、挽き肉四五○グラム、玉ねぎ二個、塩胡椒、砂糖、醤油、生パン粉、油!」

間宮「」ウンウン

 

比叡「次がレシピの確認!」

葛城「そして! レシピに書いてある物以外は絶対に入れない! 隠し味やアレンジはその料理をマスターしてから!」

間宮「はい、合格です♪ では実際にレシピを見ながら作っていきましょう」ニコッ

比・葛『はい!』

 

 順調である。

 

 

 伊良湖先生班ーー

 

伊良湖「は〜い、先ずは卵を二つ用意してください♪」

五月雨「はい!」スチャ

磯風「ふむ」ドンッ

 

伊良湖「磯風ちゃん、五月雨ちゃん?」

五・磯『?』クビカシゲ

伊良湖「この場合の卵はニワトリの卵です。五月雨ちゃんのはウズラの卵。磯風ちゃんのは……ダチョウ、かな?」ニガワライ

五月雨「あ……間違えてた////」テヘヘ

磯風「そうか……この日の為に買ってきたんだが……」

 

 ーー。

 

伊良湖「はい、それでは実際に卵を割ってボウルに入れましょう。割る際にはボウルの角に卵を軽くぶつけて、ヒビを入れ、そのヒビを両手でパカッと開けば上手くいきますよ♪」ニコッ

五・磯『了解!』

 

 ーー。

 

五月雨「」コンコン

 

 べシャッ

 

五月雨「Σ(゚Д゚)」ハウア!

伊良湖「もう少し力加減を気をつけてね」ニガワライ

 

磯風「」ジーッ

伊良湖「磯風ちゃん?」

磯風「磯風の眼力では割れないみたいだ」クッ

伊良湖「ちゃんと説明聞いてた?」ニガワライ

 

 ーー。

 

伊良湖「次は今ボウルに入れた卵を溶き卵にします。その際に薄口醤油を小さじ二か、お砂糖を小さじ二のどちらか好みで入れてください」ニコッ

 

五月雨「えっと……」パラパラ

伊良湖「五月雨ちゃん、それは塩だけど……」

五月雨「(。ŏ﹏ŏ)」アウウ

伊良湖「塩でも大丈夫だから、次から気をつけてね」ニガワライ

五月雨「はい!」

 

磯風「」シャカシャカ

伊良湖「? 磯風ちゃん?」

磯風「何か問題が?」

伊良湖「卵の色が紫なんだけれど……何を入れました?」

磯風「これだ」つボトル

伊良湖「これは……ブルーベリージャム……」

磯風「洋風になるのではないか?」

伊良湖「ならないわよ……やり直しです。お砂糖はお砂糖。アレンジをするのはそのレシピをちゃんとマスターした後です。それまではレシピ通りを心掛けて」

磯風「ふむ……了解した」

 

 頑張れ伊良湖先生!

 

 両班共に料理完成!

 

間宮「うん、コロッケはマスター出来ましたね♪ どちらのコロッケも美味しく出来てますよ」ニコッ

比叡「やった〜!」バンザーイ

葛城「ありがとうございます♪」ニパッ

間宮「この調子でどんどんお料理を覚えていきましょうね」ニコニコ

比・葛『はい♪』

 

五月雨「い、伊良湖さん……大丈夫ですか……?」オロオロ

伊良湖「う、うん……大丈夫……」ゲッソリ

磯風「まだまだ修行が必要のようだ」グヌヌ

伊良湖「取り敢えずレシピ通りを徹底してね……次からそこを厳しく見ていきますから」ウップ

磯風「次回もよろしく頼む」ペコ

五月雨「わ、私もよろしくお願いします!」ペコリ

伊良湖「はい、頑張って美味しい料理を作れるようになりましょうね」ナデナデ

五・磯『はい!』

 

 こうして間宮、伊良湖のお料理教室は幕を閉じた。

 

 伊良湖は少し寝込んだとかーー。




今回は間宮さん、伊良湖さんをメインにお話を考えました♪

伊良湖さんは頑張った。

読んで頂き本当にありがとうございました!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。