艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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私達の共通点? の談。

ネタ含みます。


艦これSS百十五話

 

 ○○鎮守府、○九○○ーー

 

 大浴場ーー

 

霧島「では清掃開始ね」

ローマ「頑張って綺麗にしましょう」

武蔵「皆が使う風呂だからな。しっかりやろう」

望月「さっさとやっちゃお〜」

鳥海「先ずはデッキブラシですね!」

巻雲「クレンザー撒きますね〜!」

沖波「ドバッと撒かないでね」ニガワライ

大淀「浴槽と洗い場で二手に分かれましょう」

はち「そうだね。そっちの方が効率良いし」

 

武蔵「にしても……」フム

 

 武蔵はそう言いつつ、清掃メンバーの顔を見渡す。

 

武蔵「皆、眼鏡をかけた者達ばかりだな」

霧島「司令ってば……絶対遊び半分で決めたわね。可愛いとこあるんだから」クスクス

ローマ「でも何だか新鮮で良いわね。こういうのも」フフ

大淀「ふふ、面白いですね」クスクス

鳥海「なんか新しい集まりみたいですね」ニコニコ

 

望月「……」

沖波「望月ちゃん、どうしたの?」

巻雲「何か考え事ですか?」

はち「?」クビカシゲ

 

望月「いやさ……武蔵さんに霧島さん、それとローマさんと鳥海さんが揃うと、鎮守府(うち)の火力自慢が勢揃いだなぁって……」

沖波「あ〜」ニガワライ

巻雲「四人共、鎮守府の主力ですもんね〜!」

はち「計算(物理)が得意な人達ばかりだね〜」

 

霧島「さて、お話はこれくらいにして今度こそ、清掃開始よ♪」

全員『お〜!』

 

 浴槽班  洗い場班

 

 武蔵   霧島

 ローマ  鳥海

 望月   大淀

 沖波   伊8

 巻雲

 

 浴槽班

 

武蔵「巻雲、クレンザー撒いてくれ」

巻雲「は〜い!」

 

ローマ「これだけ広いと大変ね〜」ゴシゴシ

望月「でも銭湯や温泉旅館よりは狭いよ」コシコシ

ローマ「セントー?」

沖波「簡単に言えばお風呂屋さんです。一般の方々が入浴する為のお店ですよ」ニコリ

ローマ「ふむふむ……いつか行ってみたいわね」

望月「ここらじゃ銭湯は無いからね〜。探せばあると思うよ〜」

 

武蔵「潰れてなければ近くの商店街の一角にあるぞ。気になるなら今度連れ行ってやるが?」

ローマ「Grazie.お願いするわ」ニコッ

沖波「銭湯のお湯はすっごく熱いので気を付けてくださいね!」

ローマ「そんなに熱いの?」

武蔵「私が案内しようとしてる銭湯は熱いかもな〜。私には丁度良いが……」

望月「まぁ慣れればいけるんじゃない? 私は子ども用がなきゃ入れないけど」

巻雲「巻雲も子ども用がいいですね〜」

 

ローマ「姉さんは入れるかしら……」

武蔵「まぁそこには子ども用もあるから大丈夫さ。子ども用だからリットリオが入ると浮くがな」アハハ

ローマ「寧ろそこの子ども達と遊びそうだわ」ニガワライ

望月「リットリオさんはフレンドリーだもんね〜」

巻雲「初めて会った時に「あら可愛い子ね♪」って言われました」ニコニコ

ローマ「はぁ……まるでナンパじゃない」ヤレヤレ

武蔵「どこぞのタレントみたいに『君かわうぃ〜ね〜!』とか言わないだけ良いだろ?」クスクス

ローマ「そんなこと言ってたら沈めるわ」ボスオーラ

望・巻・沖『』ニガワライ

 

 

 洗い場班

 

霧島「大淀、そっちの桶取ってくれる?」

大淀「はい、どうぞ」つ桶

鳥海「桶も綺麗にしないと、ですね」コシコシ

はち「あ、この桶割れてる……」

 

霧島「本当……プラスチックなのに……」ウーン

大淀「まあ、皆さん落としたり、踏んでしまったりしますからね〜」ニガワライ

はち「明石さんの酒保で買ってこようか?」

鳥海「まだ壊れてるのがあるかもしれないから、全部確認してからにしましょう」

 

霧島「そうね……でも、そんなに脆いのかしら……?」

大淀「ダメージが蓄積すれば致し方ないかと」ニガワライ

はち「あまりにも壊れる頻度が高いなら、桶も各自持参ってことにした方がいいかもね」

鳥海「でもそれだとまた落し物が増える可能性が……」

 

霧島「その辺は取り敢えず保留。先ずは清掃が先よ」

鳥海「了解です♪ 私は洗い終わった桶持っていきますね」ヨッ

大淀「では私は、排水口の掃除しますね」

はち「なら洗い場流しちゃうから、少し待って〜」

 

 

 こうして大浴場の掃除は着々と進んでいった。

 

 

 男湯ーー

 

初雪「男湯の清掃って大浴場より小さいから楽だけど、面倒くさい……」ゴシゴシ

初月「そう言うな。これも立派な任務だ」コシコシ

初霜「使うのは提督ですから、しっかりお掃除しましょう!」フンス

初春「鎮守府(ここ)は提督以外、皆艦娘じゃからの」ゴシゴシ

初風「でも妖精さんもこっちのお風呂を使うみたいよ。たまに提督と出てくるのを見るもの」ジャー

 

初霜「大浴場だと広いうえにみんなで入るから、踏まれちゃいそうですもんね〜」ニガワライ

初月「その点こっちなら提督しか入らないからな。都合がいいんだろうな」フフ

初風「私も一緒に入りたいわ」

初春「気持ちは分かるが慎みが足りんぞ」ヤレヤレ

初雪「気持ち分かるんだ……」ニヤニヤ

初春「いい今のは言葉のあやじゃ! 決して初風と同じ気持ちではないぞ!」アタフタ

 

初風「照れなくてもいいじゃない。ここの艦娘はみんな提督が好きなんだから」クスクス

初春「わらわはそこまで大っぴらにしとうないだけじゃ!」

初霜(好きなのは否定しないんですね、姉さん)ニガワライ

初月「ふふ、ここの提督はみんなから好かれてるね。僕は尊敬の方が強い。これだけの艦娘を一手に指揮してるんだからね」

初雪「私は普通かな〜。優しいし、冗談通じるから好きな方ではあるけど」

初霜(何だかんだでみんな提督が好きなんですよね〜)クスクス

 

 こうして男湯の方も掃除はすすみ、大浴場、男湯共に昼前には終わり、夜の入浴時間に備えるのであった。




今回は日常的なお話にしました!

共通点は眼鏡と「初」です♪

読んで頂き本当にありがとうございました!

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