艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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軽巡洋艦メイン。

キャラ崩壊、他作ネタ含みます。

いつもより少し長めです。


艦これSS百十話

 

 ○○鎮守府、一四○○ーー

 

 軽巡洋艦寮、阿賀野型姉妹部屋ーー

 

 ガラガラーー

 

能代「ただいま〜」パタン

 

酒匂「お帰り〜♪」ノシ

能代「ただいま〜。阿賀野姉ぇは?」

酒匂「あっち〜♪」ユビサシ

能代「?」クルッ

 

阿賀野「( ˘ω˘)」スヤァ

 

能代「そう……」ニガワライ

酒匂「矢矧ちゃんはさっき鍛練に行ったの〜」

能代「あぁ、さっき廊下で会ったわ。天龍さんと手合わせするんですってね」

酒匂「ぴゃ〜、どっちが勝つのかな〜?」

能代「どんな内容で手合わせするのかは聞かなかったけど、砲雷撃戦でも近接戦でも互角……いや、天龍さんに軍配が上がるかしら……?」ウーン

酒匂「ぴゃ〜……」

 

能代「私達、阿賀野型は最新鋭軽巡だから、軽巡の中ではそれなりの位置にいるわ。でも、私達は他の軽巡のみんなに比べて配備されるのが遅かった。よって最新鋭軽巡と言えど、練度や経験は圧倒的にみんなより少ないのよ」

酒匂「だから矢矧ちゃんはいつも鍛練してるんだね〜!」

能代「まぁ元々あの子は真面目だしね。鍛練のやり過ぎで身体を壊さないか心配だわ」ニガワライ

酒匂「ぴゃん♪ 大丈夫だよ〜! 矢矧ちゃんはしっかり者だから!」フフン

能代「ふふ、そうね」クスクス

 

 トントンーー

 

能代「? は〜い! 開いてますよ〜!」

 

 ガラガラーー

 

龍田「こんにちは~」ニコッ

摩耶「よっ!」ヒョコ

島風「こんにちは!」ノシ

 

酒匂「いらっしゃ〜い♪」ノシ

能代「みんなしてどうしたのかしら?」

龍田「阿賀野ちゃん居るかな〜?」

摩耶「アタシも阿賀野に用事が……////」ソワソワ

島風「私も〜!」

 

能代「あ〜……、今お昼寝中なの。今起こすわ」

 

龍田「あら、寝てるならわざわざ起こさなくてもいいわよ〜?」

摩耶「アタシら今日は暇だし、待ってるからよ♪」

島風「ここで待っててもいいですか〜?」

 

能代「ありがとう♪ えぇ、勿論、中で寛いでて♪ 今お茶淹れて来るわ」ニコッ

龍田「お構いなく〜♪」

摩耶「邪魔するな〜」

島風「酒匂ちゃん、一緒になんかやろ〜♪」

酒匂「いいよ〜♪ オセロでもする〜?」

島風「する〜!」キラキラ

 

 阿賀野が起きるまで、雑談&オセロタイムーー。

 

能代「はい、どうぞ〜」つお茶

龍田「ありがとう」ニコッ

摩耶「さんきゅ♪」

島風「頂きま〜す」ニパッ

 

能代「阿賀野姉ぇに何の用事? 珍しい組み合せだけど……」

龍田「私は刺繍を習いに来たのよ〜♪」

 

 ※四十五話参照。

 

摩耶「アタシはぬいぐるみの手入れの仕方を習いに……////」テレリ

島風「私は頼んでた連装砲ちゃんの春服を受け取りに来ました〜!」

能代「あ〜、そうなんだ。その内起きるから、待っててね」ニガワライ

龍田「は〜い♪」

摩耶「ん〜」ノシ

島風「は〜い!」

酒匂「オセロ持ってきたよ〜♪」

 

 それから数十分後ーー

 

阿賀野「」パチッ

 

阿賀野「ふぁ〜……」ノビー

 

能代「起きたみたい」

龍田「おはよう、阿賀野ちゃん♪」

摩耶「よ〜」ノシ

 

阿賀野「あ、おはよ〜。ちょっと待ってて〜」クシクシ

龍田「は〜い」クスクス

摩耶「ゆっくりで良いぞ〜」

能代「」ヤレヤレ

 

島風「角取るのおっそ~い♪」ニシシ

酒匂「ぴゃ〜!」ガーン

 

 白の大勝である。

 

 島風→白 酒匂→黒

 

島風「黒の方が有利なのに〜♪」

酒匂「ぴゃ〜……」ガックシ

 

摩耶「これで四連敗だな……」ニガワライ

龍田「でも島風ちゃん強いわ〜」オドロキ

島風「いつも連装砲ちゃんとやってるから♪」

能代(フォローした方が良いのかしら……)

島風「それに天津風達とも沢山やってるんだよ〜!」ニパッ

能代「」ホッ

  (要らないお節介焼くとこだったわ……)

龍田「」クスクス

 

摩耶「アタシはオセロより花札とかポーカーだな〜」

龍田「よく天龍ちゃんや木曾ちゃんとやってるわよね♪」

摩耶「よくアタシらの部屋に来るからな〜。天龍はすぐ表情を面に出すから、相手してて楽だぜ」ニヒヒ

龍田「あんまりイジメないでね〜。拗ねると宥めるの大変なんだから〜」ニコリ

能代「そんなこと言ってても、心無しか嬉しそうねぇ……」

龍田「天龍ちゃんが悔しそうにしてる顔って見てて可愛いもの〜♪」キラキラ

摩耶(流石親切(ドS)だな)ニガワライ

 

阿賀野「ん〜、すっきり〜!」キラリーン☆

能代「顎のとこまだ濡れてるじゃない」フキフキ

阿賀野「んにゅ〜……ありがと〜☆」エヘヘ

能代「はいはい……」ヤレヤレ

 

龍田「刺繍習いに来たわよ〜」ニコニコ

 

 そう言って刺繍セットを取り出す龍田。

 

摩耶「ぬいぐるみの手入れ教わりに来たぜ!////」

 

 そうハニカミながらトラとライオンのぬいぐるみをバッグから取り出す摩耶。

 

島風「頼んでた連装砲ちゃんの春服を受け取りに来ました!」キラキラ

 

 両手を出し、眩しい笑顔で「ちょうだいちょうだい」する島風。

 

阿賀野「は〜い♪ ちょっと待っててね♪」

 

 そして阿賀野は自分専用の棚から裁縫道具と綺麗に畳んである服を取り出す。

 

阿賀野「はい♪ 島風ちゃん☆」つ春服

島風「わぁ、ありがと♪」

阿賀野「春らしく薄いピンク地に白の花柄のワンピースにしたの♪」

島風「とっても可愛い! ありがと♪ 早速着せるね☆」キラキラ

 

 連装砲ちゃんお着替え中ーー

 

連装砲「キュキュッ☆」バーン←DI○立ち

島風「かっわいい〜♪」パチパチ

阿賀野「良かった♪」

龍田「可愛いわね」ニコニコ

摩耶(良いなぁ……アタシもあんな服着たいな……////)

酒匂「ぴゃ〜!」パチパチ

能代(何かしらあのポーズ……)

 

 その後も阿賀野は龍田に裁縫を教え、摩耶にはぬいぐるみの手入れの仕方を教えながら、ほのぼのと過ごすのだったーー。

 

 一六○○過ぎーー

 

 重巡洋艦寮、高雄型姉妹部屋ーー

 

高雄「あら? 摩耶、そのぬいぐるみ綺麗になったわね」

摩耶「だろ〜♪ 手入れしたからな♪」ヘヘーン

愛宕「きっとトラちゃんとライオンちゃんも喜んでるわね」クスクス

摩耶「トラちゃんとライオンちゃんじゃくて、みぃくん(トラ)とがおくん(ライオン)だ!」

愛宕「あら、ごめんね〜」ニガワライ

鳥海(ぬいぐるみ全部に名前付けて、その全部といつも一緒に寝てるのよね。摩耶って)フフ

高雄(口は悪いけど乙女な娘ね〜)フフ

愛宕(可愛いわ〜)フフ

 

摩耶「みぃくん♪ がおくん♪」ギューッ

 

 

 軽巡洋艦寮、天龍・龍田部屋ーー

 

天龍「早く早く〜!」キラキラ

龍田「今出来るから待ってね〜♪」プチプチ

 

 ハンカチにウサギの刺繍入れ完成!

 

天龍「ふぉ〜!」キラキラ

龍田(キラキラしてて可愛いわ〜♪)

天龍「ありがとな、龍田!」

龍田「どういたしまして〜♪」

 

 こうして阿賀野流刺繍は艦隊に彩りを飾るのだったーー。

 

阿賀野「」エッヘン

矢矧「何してるの?」

阿賀野「なんでもないよ〜☆」

矢矧「? 相変わらず変な阿賀野姉さんね」クスクス

阿賀野「変じゃないも〜ん!」プンプン

矢矧「あはは、ごめんなさい」クスクス

阿賀野「もう〜、お姉ちゃんだから許してあげます!」フンス

矢矧「ありがとう」フフ

 

能代「阿賀野姉ぇ、矢矧〜! 食堂行きましょ〜!」

酒匂「席埋まっちゃうよ〜!」ピョンピョン

阿・矢『は〜い♪』




今回はほのぼのとした回にしました♪

読んで頂き本当にありがとうございました!

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