艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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来たぞ〜! の談。

独自設定、他作ネタ含みます。


艦これSS百六話

 

 ○○鎮守府、一一○○ーー

 

 鎮守府正門前ーー

 

??「ここがこれからお世話になる鎮守府……」

 

リットリオ「ザラちゃん♪」

 

ザラ「リットリオさん! ローマさんにリベちゃんまで! お久し振りです!」キラキラ

 

リベッチオ「Ciao♪ 着任おめでと〜♪」

ローマ「あなたの着任を歓迎するわ。ザラ」フフ

リベッチオ(以降リベ)「待ってたよ〜☆ 早速提督の所に案内するね〜!」ピョンピョン

 

ザラ「Grazie」ニコッ

 

 それからリットリオ達はザラを連れて執務室へ向かったーー。

 

 

 執務室ーー

 

ザラ「Buon Giornov! ザラ級重巡、一番艦ザラです! 粘り強さが信条です。提督、よろしくね!」ケイレイ

 

 ザラ級重巡洋艦、一番艦、ザラ。

 明るく元気、ハキハキとした艦娘で、童顔だが背は高いというギャップがある艦娘だ。

 

提督「私が提督だ、こちらこそよろしく頼む。君の着任を心より歓迎する。日本とイタリアとでは勝手が違うだろうが、慣れるまではそこにいるリットリオ達を頼ると良い。君の働きに期待している」ケイレイ

 

ザラ「はい♪ 早くこっちの生活に慣れて、艦隊のお役に立てるよう頑張ります!」フンス

提督「あぁ、よろしくな。ではリットリオ、ローマ、リベ。ザラの案内を頼むよ」

リットリオ「お任せあれ♪」ウインク

ローマ「了解したわ」ケイレイ

リベ「は〜い♪」ピョンピョン

 

 顔合わせも済み、リットリオ達はザラを連れて執務室を後にした。

 

 コンコンーー

 

提督「入りなさい」

 

 ガチャーー

 

夕張「失礼します。提督、明日のことで少しご相談が」

提督「そうか、では聞こう。そこに掛けなさい」

夕張「あ、先ほど新しい子に会いました! 元気な艦娘で交流しやすそうでした♪」

提督「それは良かった。まだ着任したてだから、会ったら積極的に声を掛けてあげてくれ」

夕張「は〜い♪」

 

提督「明日の話とは、グラーフ、瑞穂、秋津洲、沖波、初月、ザラの歓迎会の事かな?」

夕張「はい! 後、それと同時に開く予定の雛祭りでのことで少し……」

提督「了解した。聞かせてくれ」

夕張「はい。まずはーー」

 

 こうして私と夕張は、明日行う歓迎会と雛祭りパーティの話を煮詰めるのであった。

 

 その頃ザラは、リットリオ達の案内を受け、艦娘寮の側まで来ていた。

 

リットリオ「ザラちゃんは鎮守府(ここ)に慣れるまでの間は私とローマの戦艦寮の部屋か、リベちゃん、レーベちゃん、マックスちゃん達の駆逐艦寮の部屋か選べるけど、どっちにする?」

ザラ「プリンツちゃんは戦艦寮なんですよね?」

ローマ「えぇ。ビスマルクとプリンツとグラーフで同室ね」

ザラ「お邪魔でなければ、ザラも戦艦寮が良いです!」

リットリオ「了解♪」

リベ「戦艦寮は毎月お部屋が変わるから、楽しいよ♪」

ザラ「???」クビカシゲ

 

リットリオ「毎月、月末になると部屋変えをするの♪ どの部屋も同じ間取りだし、荷物もそんなに無いからあんまり気にしなくて良いわ♪」ウインク

 

 ※二十話参照

 

ローマ「あなたが慣れればプリンツと二人で重巡洋艦寮にお引越しだから、それまでは勘弁してね」ニガワライ

リベ「戦艦のみんなでゲームするだけだから、きっと楽しいよ♪」

ザラ「へぇ〜、面白そう」キョウミシンシン

 

 

 そんな話をしつつ、リットリオ達は戦艦寮へザラを案内した。

 

 戦艦寮前ーー

 

リットリオ「ここが戦艦寮よ」ニコッ

ザラ「うわぁ、おっきい寮ですね〜! ? 鎮守府本館から結構近いんですね!」

ローマ「えぇ。そのお陰で色々な利点(意味深)があるわ」フフ

ザラ「確かに! これだけ近いなら寝坊しても大丈夫そう!」

リベ「リベは寝坊したら走らなきゃ〜」トホホ

ザラ「そうなんだ」クスクス

 

リットリオ「まぁ寝坊は一部を除いて、みんな滅多にしないから大丈夫よ」

ローマ「ここは軍隊であるけど、ちゃんとホワイトな所だから」ニコッ

ザラ「おぉ〜! それは嬉しいです! 頑張るのは好きですけど、ちゃんと休息ももらいたいですから!」

リベ「みんな週休二日制だよ♪」

ザラ「おぉ〜」カンドウ

 

 そんなこんなでザラはリットリオ達に連れられて、戦艦寮へ足を踏み入れた。

 

大和「あら、新しく着任した艦娘ですか?」

武蔵「ほぅ……海外艦か」フムフム

 

ザラ「あ、あの! イタリアから来ました! ザラ級一番艦のザラと申します! 重巡洋艦ですが、これからよろしくお願いします!」ペコリ

大和「これは元気な艦娘ですね♪ 私は戦艦大和。そしてこっちが妹の武蔵よ。よろしくお願い致します」ペコリ

武蔵「武蔵だ。戦艦寮は騒がしいが、皆良い奴ばかりだ。勿論、鎮守府に所属する皆、頼もしい奴らばかりだがな。こちらこそよろしく頼む」

ザラ「は、はい! よろしくお願い致します!」ペコリ

 

リットリオ「二人はこれから演習?」

大和「はい。留守の間よろしくお願い致します」ニコッ

ローマ「演習とは言え、油断しないように」フフ

武蔵「はは、姉さんじゃあるまいし、余計なお世話だ」フフ

大和「ちょ、何で私の名前が出てくるの!?」

武蔵「姉さんって言っただけで、大和とは言ってないだろ」ベー

大和「武蔵〜!」プンプン

 

 仲良く(?)その場を去る大和と武蔵ーー。

 

ザラ「仲良しな姉妹ですね」クスクス

リベ「ヤマトとムサーシはいつもああだよ♪」ニパッ

リットリオ「私とローマだって仲良しよね☆」キャルルン

ローマ「そーなのかー」棒

リットリオ「何で棒読みなの!? お姉ちゃん悲しんじゃうよ!?」

ローマ「そーなのかー」棒

リットリオ「ローマ〜!」グイグイ

ローマ「」グワングワン

 

ザラ「リットリオさん達も仲良しだね」クスクス

リベ「みんな仲良しだよ♪ ザラもこれから一杯友達出来るからね♪」

ザラ「うん♪」ニコニコ

 

 それからザラは鎮守府内を見て回り、様々な艦娘達と出会い、笑顔で挨拶を交わ合ったーー。




ザラ着任のお話にしました♪

話と関係ありませんが、三月になってもまだ寒いので体調管理にはご注意を!

読んで頂き本当にありがとうございました!

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