艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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水上機母艦メイン。

独自設定、キャラ崩壊含みます。


艦これSS百二話

 

 ○○鎮守府、一三○○ーー

 

 潜水艦寮、伊168部屋

 

 ガチャーー

 

イムヤ「ふぅ、今日のオリョクル終わり〜」

 

ろ「あ、お帰りイムヤン♪」

しおい「お帰り〜」ノシ

 

イムヤ「なんで私の部屋に居るの? 別にいいけど」

ろ「ろーちゃん達は暇だったから!」

しおい「だからイムヤの持ってる漫画読みに来たんだ♪」

イムヤ「読むのはいいけど、折り目つけないでね。綺麗に保管してるんだから」

し・ろ『はーい☆』

 

イムヤ「そういえば、二人はもう今日の任務終わり?」

しおい「うん♪ 今日は午前中からだったから♪」

ろ「ろーちゃんも♪」ノシ

イムヤ「そっかお疲れ様」ニコリ

しおい「イムヤお疲れ〜」ノシ

ろ「お疲れ様ですね〜♪」

 

イムヤ「ありがとう♪ そういえばここに帰ってくる前に見かけない艦娘がいたわ」

ろ「グラーフさんじゃなくって?」

イムヤ「うん」

しおい「今日新しく着任する艦娘なんて連絡あったかな?」

イムヤ「無かったわ。多分、急遽異動してきたんじゃないかな?」

ろ「異動?」

しおい「元いた鎮守府から別の鎮守府へ移ることだよ♪」

ろ「ならろーちゃんと一緒だね♪」

イムヤ「そうね」ニコリ

 

 

 その頃、執務室ではーー

 

大淀(本日秘書艦)「お二人共、自己紹介をお願い致します」

 

??『は!』ケイレイ

 

瑞穂「水上機母艦、瑞穂です。●●鎮守府より異動して参りました。どうぞよろしくお願い申し上げます」ケイレイ

 

秋津洲「水上機母艦、秋津洲よ! この大艇ちゃんと一緒に覚えてよね! 瑞穂と同じ●●鎮守府からの異動よ。よろしくね!」ケイレイ

 

 この二名は急遽我が鎮守府に着任した水上機母艦の艦娘達だ。

 前所属していた●●鎮守府の提督が定年を迎え、昨日急に退役した為、そこの鎮守府の艦隊は解体。

 

 そこに所属していた艦娘達は二つの選択肢が与えられた。

 一つは艦娘を辞め、第二の人生を歩むこと。

 そしてもう一つが艦娘として他の鎮守府へ異動し、軍に残るというものである。

 

 そして後者を選んだ彼女達は、水上機母艦が所属していない我が鎮守府へ異動が決まったのだ。

 千歳と千代田が空母へと改装されたからである。

 

 瑞穂:水上機母艦瑞穂型一番艦。

    礼儀正しく朗らかで奥ゆかしい、まるで古き日本の姫君を思わせる微笑みの似合う艦娘である。

    千歳と千代田の後輩にあたる。

 

 秋津洲:水上機母艦秋津洲型一番艦。

     はきはきした印象の元気な艦娘で、「~かも」が口癖なのは高波と同じだ。

     島風や秋月達のように自律型の艤装「二式大艇」を引き連れている。

 

提督「うちには水上機母艦が今は所属していなかったのでな。二人の着任を心より歓迎する。前の鎮守府とは勝手が違うだろうが、どうかよろしく頼む」

瑞穂「お心遣い感謝致します」ペコリ

秋津洲「ここの鎮守府の噂は前にいた鎮守府でも聞いてたの! だから着任出来て嬉しいかも!」ニパッ

 

提督「はは、それはありがたいな。退役した提督殿からも二人をよろしくと仰せつかった。これからは自分の家だと思って過ごしてくれ」

瑞穂「ありがとうございます」ニコリ

秋津洲「ありがとうございます♪」

 

 コンコンーー

 

提督「入りなさい」

 

 ガチャーー

 

千歳「失礼します。提督、千歳と千代田。只今参上致しまsーー」

千代田「瑞穂に秋津洲!?」

 

瑞穂「千歳さん、千代田さん! ご無沙汰しております!」ペコリ

秋津洲「お久しぶりかも〜♪」ノシ

 

提督「二人は今日からうちへやってきた。資料を見て君達の後輩だと分かってね。二人がここに慣れるまで面倒をみてやってほしい」

千歳「勿論です! お任せください!」

千代田「じゃあ早速ここの案内をしてきま〜す♪」

提督「あぁ、頼む」ニコリ

 

 千歳達に手を引かれ、瑞穂と秋津洲は一礼してから執務室を出ていった。

 

大淀「また新しい仲間が増えましたね」

提督「そうだな。戦時中であれ、仲間が増えるのは良いことだ」ウンウン

大淀「ふふ、まだあと三人着任予定ですからね♪ またより一層賑やかになりますね」ニコニコ

提督「そうだな」フフ

 

 そう言葉を交わし、私と大淀は残りの仕事に取り掛かった。

 

 

 千歳と千代田は瑞穂達に鎮守府内の各設備を案内した後、二人を食堂へ連れてきた。

 

 食堂ーー

 

千代田「着任祝いに私達の奢りよ♪ 食べて食べて♪」

千歳「夜になったら鳳翔さんのお店にも連れて行ってあげるわね」ニコニコ

瑞穂「何から何までありがとうございます」ニコリ

秋津洲「ありがとうございま〜す」ニパッ

 

千歳「それにしても久し振りね〜。大本営で訓練生をしてた時以来よね。手紙は貰ってたけど、まさかこうして同じ鎮守府で過ごせるなんて思わなかったわ♪」

瑞穂「そうですね。前の鎮守府にも千歳さんと千代田さんは居られましたが、そのお二人はまた別のお二人でしたので」

秋津洲「これからは同じ鎮守府の仲間としてよろしくかも〜!」

千代田「そうだね♪ 秋津洲の口癖は懐かしいなぁ」ニコニコ

秋津洲「そうなの?」

千歳「そうね。高波ちゃんが同じような口癖だけど、秋津洲ちゃんのそのトーンの『〜かも』は懐かしいわ」フフフ

秋津洲「ならこれから一杯聞かせるかも♪」ニパッ

 

瑞穂「あの……一つお尋ねしても?」

千歳「えぇ、どうぞ♪」

瑞穂「先程お会いした提督はその……」モジモジ

千代田「?」クビカシゲ

秋津洲「セクハラするかも?」

瑞穂「」コクコク

 

千歳「二人は前の所でされてたの?」

秋津洲「よくお尻撫でられてた!」

瑞穂「////」ウツムキ

千代田「大変だったわね」

秋津洲「優しい提督だったけど、ちょっとえっちぃ人だったかも!」

瑞穂「男性ならではですからね……////」

 

千歳「うちの提督はセクハラはしないわね」

千代田「でも、頭を撫でられた時は気をつけてね!」

瑞・秋『?』クビカシゲ

千歳「提督の撫で方は魔性の撫で方なの」

千代田「そうなの!」

瑞・秋『魔性……』ゴクリ

 

千歳「最初はポンって優しく頭を叩いて」

千代田「次はふんわりと流れるように左右にスライド」

千歳「そして頭のツボを的確に押える力加減」

千代田「そして上を見上げると優しく笑う提督」

歳・代『あれは艦娘をダメにする魅惑の魔法なの////』ポワーン←恍惚ポーズ

 

秋津洲「ちょっとされたいかも////」

瑞穂「でもちょっと怖いですね////」

 

 その後も瑞穂と秋津洲は千歳と千代田から提督の撫で方を事細かに熱弁し、その度に恍惚の表情をしていたそうなーー。




新キャラ登場回にしました!

これからも随時新キャラを出していくのでお楽しみ!

読んで頂きありがとうございました!

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