艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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戦艦メイン。

キャラ崩壊、R-15含みます。


艦これSS百一話

 

 ○○鎮守府、一六○○ーー

 

 戦艦寮、談話室ーー

 

扶桑「今日の私達の任務も無事に終わりね」

山城「私達は最近警備ばかりですけどね」

扶桑「ふふ、仕方ないわ。長門さん達や大和さん達の方が頼もしいもの」

山城「私達は最初の方に引っ張りだこでしたから、バランス的には良いのかもしれませんね」

 

 ガラガラーー

 

日向「扶桑達もいたのか」

伊勢「やっほ〜♪」ノシ

 

扶桑「あら、お二人がここに来たということは」

山城「最後の出撃に行った艦隊がもう戻ってきたの?」

日向「あぁ。暁と那珂が途中で大破してしまったそうだ」

伊勢「だから少し早いけど私達も他のみんなも任務終了なの。秘書艦とかは別だけどね」

 

山城「暁ちゃんと那珂は平気そう?」

伊勢「うん、平気そうだったよ♪」

扶桑「良かった」ホッ

日向「寧ろ提督から『よく戻ってきたな』と抱きしめられて、他のみんなの方が哀れに見えたな」フフ

扶・山『』ニガワライ

 

 トントンーー

 

全員『?』

 

グラーフ『談笑中にすまない、与えられた任務を遂行する為、入室許可をもらえないだろうか……』

 

扶桑「どうぞ」

 

 ガラガラーー

 

グラーフ「失礼する」ケイレイ

 

山城「ふふ、そんなに畏まらなくて良いわよ」

伊勢「そうそう♪ わざわざノックしないで、バーンと入っちゃって大丈夫よ♪」

日向「ここには馴染めそうか?」

グラーフ「えぇ。みんな気さくに話し掛けてくれるし、良好な関係を築けそうだ」ニコッ

扶桑「良かったわ……それで、任務とは?」

 

グラーフ「あぁ、任務だが……『明日から当鎮守府は通常任務へ戻す』とのことだ。今オーヨドー? と共に各寮の談話室と伝言板にそのことが書かれた紙を張り出しているんだ」つ紙

 

扶桑「ありがとうございます……バケツも資材も消耗しましたから、当然の判断だと思いますね」

山城「訓練はどうしましょうか……?」

扶桑「一度提督とご相談するべきね。山城、行きましょう」

山城「分かりました」

 

日向「なら、その紙は私達が張り出しておこうおこう」

グラーフ「ありがとう」ニコリ

伊勢「気にしないで♪」

扶桑「お願い致します。ではグラーフさん、伊勢、日向。また」ペコリ

山城「失礼しますね」ペコリ

グラーフ「私も次の寮へ向かうとしよう。邪魔したな」ケイレイ

 

 パタンーー

 

伊勢「私達だけになっちゃったね〜」

日向「良いじゃないか。それより椅子を支えててくれないか?」

伊勢「はーい」

 

日向「この節分とバレンタインの張り紙は外しても構わないよな?」

伊勢「うん、もう過ぎちゃってるから外そ」

日向「あぁ」ヨッヨッ

 

日向「なぁ、伊勢……」

伊勢「ん、なぁに?」

日向「今更だが、上は見ないでくれると助かる」

伊勢「へ?」

日向「だから……その……今上を向かれると、だな……////」モジモジ

伊勢「?」チラッ

 

 うわぁ~〜お♡←テレビでよく聞くセクシーVo

 

伊勢「」ガンプクデアル

  (黒のブラジリアンショーツとか日向持ってたんだ〜)

 

日向「おい、聞いてるのか?////」

伊勢「うん、聞いてる〜。私達の制服はスカートだもんね〜」

日向「あ、あぁ。姉妹とは言え見られると恥ずかしいからな////」

伊勢「そだね〜」

  (もう見ちゃったけど……てか現在進行形で見てるけど……)

 

日向「……伊勢、画鋲を取ってくれないか?」クルリ

 

伊・日『あ』

 

日向「〜〜〜////」カオマッカ

伊勢「わ、わわ、わざとじゃないよ!?」アセアセ

日向「わ、分かったから、早く画鋲を取ってくれ////」カァー

伊勢「う、うん!」アセアセ

 

 グラッ←椅子が

 

日向「わわっ!?」

伊勢「日向っ!!」

 

 どんがらがっしゃ〜〜ん!

 

日向「つつ……悪いな伊勢、助かったよ」

伊勢「ど、どういたしまして……////」ンッ

 

 むにゅむにゅ

 

日向「伊勢の方は怪我は無いか?」

伊勢「う、うん……大丈夫だよ////」アッ

 

 むにゅむにゅ

 

日向「? 何でさっきから手元に柔らかい感触がーー」チラッ

 

 むにゅむにゅ

 

伊勢「そんなに強く掴まないで……//// 痛いか、ら……////」ンンッ

日向「」

 

 二人は日向が伊勢に覆いかぶさるような形で倒れていた。

 

日向「す、すまnーー」

 

 ガラガラーー

 

扶桑「これで明日の方針は決まったわnーー」

山城「そうですね、姉sーー」

 

日向「」ギョッ

伊勢「////」フルフル

 

 伊勢に覆いかぶさり、胸を鷲掴みにする日向。

 顔を赤らめ、恥ずかしそうな表情で日向に押し倒されている伊勢。

 

日向「ちょっ、まっ////」

 

扶桑「見なかったことにするわね」サワヤカエガオ

山城「私も姉様は大好きだけど、そこまでの勇気はないわ。感動したわ」サワヤカエガオ

 

日向「だから、まtーー」

 

 パタンーー

 

日向「違うんだぁぁぁあああ!!!!」

 

 カラーー

 

戸|・ω・)←扶桑「」チラッ

 |・∀・)←山城「」チラッ

 

日向「頼む。信じてくれ……これは事故なんだ!」

 

扶桑「信じたいけれど……」ネェ?

山城「まだ胸を掴んでますし……」ネェ?

 

日向「っ!?」バッ スクッ

 

扶桑「やるなら自分達の部屋でね。一応ここはみんなのスペースだから」

山城「」コクコク

日向「だから違うんだ!////」カオマッカ

伊勢「あれは嘘だったの!?」オヨヨ

日向「余計に話をややこしくするなぁぁぁあああ!!」アタマカカエ

 

扶・山・伊『』クスクス

 

 その後三人は、日向の機嫌をなだめるのに随分と手を焼いたそうな。

 

 

 とある一室ーー

 

衣笠「青葉、明日の新聞の表紙は出来た?」

青葉「バッチリです♪」バチコーン☆

 

『伊日キマシタワー!? 瑞雲妖精が全てを語る!!』

 

衣笠(大丈夫なのかな……)

 

 そう不安を抱きつつも、満面の笑みで作業する輝く姉を衣笠は止められなかった。




読んで頂き本当にありがとうございました!

今回はドタバタっぽくしてみました♪

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