艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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軽巡洋艦メイン。


艦これSS九十八話

 

 ○○鎮守府、一一○○ーー

 

 鎮守府正面海域ーー

 

天龍「」

龍田「〜♪」

 

天龍「みんな忙しそうなのに、オレらは暇だなぁ〜」

龍田「今日は警備だからね〜♪」

 

天龍「警備っても、敵なんて来ないよな〜」

龍田「慢心は良くないわよ〜。戦時中なんだから」

 

天龍「だけど飛鷹達だって偵察機飛ばしてるんだし、それを掻い潜ってくる敵なんていないだろ〜」

龍田「まぁ、潜水艦くらいしか来れないわよね〜」

 

天龍「それにもし鎮守府に攻め込んでもうちの提督なら余裕で斬り捨てそうだよな〜」

龍田「そうね〜」クスクス

 

 \ワイワイガヤガヤ/

 

天龍「お〜、艦隊のお帰りみたいだな〜」

龍田「そうね〜、みんな居るから安心したわ」ニコッ

 

天龍「みんな帰ってきたなら、午前中の警備はあと少しで終わりだな」

龍田「もう作戦は殆ど終わってるものね〜」

 

天龍「みんなで頑張ったからな〜♪」

龍田「うふふ、そうね〜♪」

 

??「お〜い」

 

天・龍『?』フリカエリ

 

阿賀野「お〜い」ノシ

能代「」ペコリ

 

天龍「おう、お前らが来たっつうことは……」

阿賀野「うん、警備交代だよ〜!」キラリーン☆

龍田「了解♪ じゃあ次の交代までお願いね♪」

能代「了解です。これからの警備はお任せを」ケイレイ

天龍「警備つっても巡回するだけだけどな」

能代「」ニガワライ

龍田「じゃあ、お先にお昼休憩もらうわね〜」

阿賀野「行ってらっしゃ〜い☆」ノシ

能代「ごゆっくり」ペコリ

 

 阿賀野と能代に見送られ、天龍と龍田は引き上げて行った。

 

 

 一一三○ーー

 

阿賀野「う~ん……潮風が気持ち〜♪」ノビー

能代「寒いけど、やっぱり海に出るとこう……漲ってくるものがあるわね」ニコッ

阿賀野「能代、溜まってるの?」

能代「話を変な方向に持っていかないでくれない!?」

阿賀野「あはは、冗談だよジョーダン♪」

能代「ったくも〜」ヤレヤレ

 

 ザッパーン!

 

能代「!?」

阿賀野「あ、イルカさんだ〜☆」キラキラ

能代「イルカか……」ホッ

阿賀野「あ……行っちゃう……」

能代「みんながみんな寄ってくるとは限らないでしょ?」

阿賀野「う〜」ショボーン

能代「」ニガワライ

 

阿賀野「ねぇねぇ、能代〜」

能代「何、阿賀野姉ぇ?」

阿賀野「なんでイルカって海の豚って書くんだろうね?」

能代「さ、さぁ?」

阿賀野「フグは河の豚って書くし、変だよね〜?」

能代「そ、そうね……」

阿賀野「豚さんって泳ぐの得意なのかな?」

能代「犬掻きが出来るとは聞いたことあるわね」

阿賀野「へぇ〜! じゃあ、ちゃんと泳ぎを教えればクロールも出来るのかな!」

能代「無理だと思うわ……」

阿賀野「そうなの〜? ちょっと残念〜」

能代「あはは……」カワイタエミ

  (頭がおかしくなりそう……)アタマカカエ

 

 そんな話をしつつ、警備は続いた。

 

 

 一三三○ーー

 

??「お〜い!」

 

阿・能『』フリムキ

 

天龍「交代だぞ〜!」

龍田「警備お疲れ様♪」

 

能代「了解です。警備中の異常はありませんでした」

天龍「了解だ」

阿賀野「イルカさんとクジラさん見かけたよ〜☆」

龍田「そうなの〜? 良かったわね〜♪」

能代「」ニガワライ

阿賀野「じゃあ、また次の交代の時に来るね〜☆」

天龍「おう、お疲れ」ノシ

龍田「お疲れ様」ニコッ

能代「ありがとうございます。ではまた後ほど」ペコリ

 

 能代は礼儀正しく頭を下げ、阿賀野は元気に手を振って引き上げて行くのを、天龍と龍田は笑顔で見送った。

 

龍田「さて、また警備任務頑張りましょう」ニコッ

天龍「おう……」チラチラ

龍田「そんなにイルカやクジラに会いたいの〜?」クスクス

天龍「だ、だって、阿賀野達だけずりぃじゃん……オレらだって朝からやってたってのによ////」

龍田「動物は気まぐれだからね〜。運が良ければまた来るかもしれないわね♪」ニコニコ

天龍「早く来ねぇかな〜」キョロキョロ

龍田「そうね〜」クスクス

 

 一四○○ーー

 

天龍「なぁ……」

龍田「なぁに?」

天龍「なんか偵察機めっちゃ飛んでね?」

龍田「午後の偵察機担当は……伊勢さんと日向さん……あ」←察し

天龍「じゃあ、あれ全部瑞雲か……」

龍田「ぱっと見ただけでも二十は飛んでるわね〜」ニガワライ

天龍「ヲ級の大群と戦った時を思い出すな……」ニガワライ

龍田「あんまり思い出したくないわね〜」ニガワライ

天龍「ま、今からまた艦隊が出撃するから、その見送りと思えば……」

龍田「そうね〜……」

 

 

 一五○○ーー

 

??「天龍さ~ん! 龍田さ~ん!」

 

天龍「この声は……」

龍田「卯月ちゃんね」ニコニコ

 

卯月「天龍さ~ん! 龍田さ~ん!」ノシ

弥生「」ペコリ

 

天龍「なんかあったのか?」

卯月「あったぴょん♪」

龍田「何があったの?」

弥生「司令官から差し入れです」つ包み

天龍「提督から?」ウケトリ

卯月「もうおやつだから、クッキー貰ったぴょん♪」

龍田「あら〜、嬉しいわぁ」ニコニコ

天龍「提督らしいな」ニカッ

弥生「じゃあ渡したので、弥生達も持ち場に戻ります」

卯月「ばいば〜い、ぴょん♪」ノシ

天龍「おう」ノシ

龍田「またね〜」ノシ

 

天龍「クッキーか〜、お茶が欲しくなるな〜」サクッ

龍田「水筒忘れたの?」

天龍「持ってるけどお茶じゃくてスポーツドリンクなんだよ〜」

龍田「私はお茶だから、私の飲む?」

天龍「飲む」

龍田「は〜い♪」つお茶

天龍「サンキュー……これ何茶なんだ?」

龍田「ジャスミン茶よ〜。苦手?」

天龍「いや、何か気になっただけ」ゴクッ

龍田「そっか」ニコニコ

 

天龍「さて、あと少しだし、もう一周りしてくるか」

龍田「了解♪」

 

 こうして鎮守府の平和は守られていくのであるーー。




鎮守府の警備は今日も平和である。といったほのぼの回にしました!

読んで頂き本当にありがとうございました!

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