來です!
読んでくださってる方がいてとても嬉しいです!
感想返信できなくてすみません~_~;
幾分気がつかなかったもので 汗
皆さんのご期待に添える作品になればいいなと思っております!
では、今回は適合試験編です!
「気を楽になさい。貴方はすでに選ばれてここにいるのです.....。」
栗色の髪の男に連れてこられてどれほどの時が経ったのだろうか。
ここはフェンリル極致化技術開発局というらしい。
ここのクルー達は「フライア」と呼んでいる。
あながち移動要塞とでも言ったところだ。
そしてオレは今そのフライアの中でも一際巨大な部屋にいる。
ベッドと言うべきか
実験用の台と言うべきか
なんとも言えない物の上に仰向けで寝ている。
そしてこのどこから話しているのかもわからないような声の主が
「ラケル・クラウディウス博士」
長い金の髪に黒のベールを纏っている車椅子の女性だ。
他にも色々と自己紹介されたような気がしたが
どうもラケル博士の覇気が無いようで野望に満ちているような不思議な眼差しが苦手であまり頭に入らなかった。
「今から貴方には対アラガミ討伐部隊「ゴッドイーター」の適合試験を受けていただきます。」
どうもそういう事らしい。
オレはなんちゃらとかいう偏食因子に適合する可能性があるらしい。
ここに来て直ぐにその事を知らされた。
適合失敗する可能性が決して低く無い事も。
姉の事も整理がついておらずどうしたらいいのかわからなかったオレは直ぐに答えを出す事はできなかった。
それから何日か経ってゴッドイーターになる決心をした。
もはや適合失敗して死ぬのも怖くなかった。
いや、他に生きる道などなかったから誘導されたと言うべきか。
「試験と言っても不安に思う必要はありませんよ。貴方はそう。荒ぶる神に選ばれた者ですから...フフッ」
「不安なんか無い。早く始めてくれ。」
成功するか否かなんてどうでもいい。
だがその発言はラケル博士にはどうも本意とは違う受け取り方をされたようだ。
「あらまあ。頼もしい限りね。では、貴方に祝福があらん事を...。」
その言葉を聞き流しつつ
明らかに危なげな機械にセットされた「腕輪」に腕を掛け「神機」を握りしめた。
「ギュィィィィィン ガシャンッ」
と思うのも束の間腕輪が締まりその上にあった危なげな機械が作動した。
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ...あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ...く...ぁぁぁぁぁぁ」
今まで感じた事の無いような痛みに襲われた。
例えるとするなら右腕を内部から喰い貪られる様な痛みだろうか。
思わず台から転がり落ちた。
意識が遠退いて行く
「(ああ...オレもここまでか...。)」
その時だった。
「ルル!」
「(ねーちゃん...?ああ...迎えに来たのかな...。)」
「ルル!あんたバカな事考えてるんじゃなでしょうね?」
「(え?なんだよ...何がいけないのさ...オレもみんなの所に...。)」
「違う!あんたは生きてる!あんたはあんたにできる事をやるのよ!あんたにはアラガミを倒せる力がある!こっちに来ようなんて100年早いよ!」
「(オレにできる事?アラガミを倒せる力?)」
思い出した。
この命を姉に救われたあの日の事を。
両親に救われたあの日の事を。
「(オレの命はもう...オレだけのものじゃないんだな...ねーちゃん...)」
「それでこそ私の弟だよ。ルル。がんばって...」
「適合失敗か?」
その言葉とほぼ同時に意識が覚醒した。
まだ痛みが残っているが少しずつ引いていくような感覚がある。
「いいえよく御覧なさい。」
「はぁはぁ...オレはゴッドイーターになる...救われた命で...はぁ...今度は誰かを救う為に...誰も...失わないように...オレはゴッドイーターにならなきゃいけないんだ...!」
渾身の力を振り絞り神機を支えに立ち上がった。
「フフッ...貴方に「洗礼」を施した時とそっくり。おめでとう。これで貴方は神を喰らう者「ゴッドイーター」になりました。そしてこれから更なる「血の力」に目覚めることで極致化技術開発局「ブラッド」に配属されることになります。ゴッドイーターを超越した選ばれし者「ブラッド」....来るべき新たな神話の担い手...。まずは体力の回復に努めなさい。「
その言葉に呼応するかのように
オレは神機を振るった。
はい!
こんな感じです!
適合試験って痛そうですよねえ 汗
特に2の試験は~_~;
そういえば主人公の名前は神禊ルルくんです!
神機に関しては作者も何を持たせようか迷ってまして名言は避けました...。
あまり小説なんかじゃ見かけないポール系とか良いかなーなんて思ってたりします 笑
とりあえず感想等ございましたらよろしくお願いします!