入学から3年後今私は4年生となっていた。
学校で習うことに期待していたのだが、簡単過ぎてつまらなかった。
だからボーッと外を眺めていいることがほとんどだった。そのような状態でも成績は上がっていたので先生から特に言われることはなかったが、金髪なことを他の女子たちにいちゃもんをつけられたりしていたために無視をしていたのだが、なぜかクラス全体が私を無視するようになっていた。
(ふぅ、人間でもない私が人間関係を考えなきゃいけないんだ?小さいことをうじうじ言われるよりはましか。)
そんなことをヤマメは考えながらいつものように自身の糸の発射による張力から、力学的エネルギーを調べるために自由帳に式を書き出すのだった。
千里視点
あの子は頭がいいのに友達がうまくできないのが心配だな。
いじめを受けていたりしないだろうか。
あの子から友達が出来たと聞いたことがないし・・・
「ぐ・・・ふー、少しずつ弱ってきてるな。あの子が自立できるまでは倒れる訳にはいけない。」
千里は医者だけにこの病気が自分を亡きものにするだろと・・・
ヤマメ視点
家に帰ったら少し顔が青いおじいさんが立っていた。
いつものように立っているが明らかに無理をしているのがわかった。
(おじいさん、弱ってきてるな。今の私なら少しは緩和することができると思うけど。)
おじいさんが寝たと思う時間におじいさんの寝室に静かに入り、おじいさんの胸に手をあて、ゆっくりおじいさんの顔色が戻るのを確認し自分も部屋に戻ろうとしたときに、リビングで光るものがあり、何だろうと思い、近寄ってみた。
パソコンだ。
まだ20:30でまだ寝るには早いと思っていたため昔にコスプレのニュースを見てからいつか調べてみようと思っていたため、調べてみた。
始めは画像をなんとなく見ていただけだったがある画像で指が止まった。
「お、鬼?いや、あの姿に似たのを昔見たことが・・・!?小さな百鬼夜行だ。しかしどうしてあの姿を?」
気になったためさらに詳しく調べてみた。
「な、な、なに、なんなのよこれ!」
そこに写っていたのだ。自分が、キスメが、パルスィが。
そこで彼女の中で完全に繋がった。
(繋がった。何で隙間妖怪が来ないのか。いや、来れないのか。だから病院で霊気がないのか。もうここに来て5年にもなるのに何で気づかなかったのだろう。)
自分が幻想郷の外に出たのではなく、別の次元に来てしまったことに・・・
(ここの世界で生きなければならない!!)
次は中学入学いきます。