黒谷ヤマメの異世界旅行   作:ゆっくり霊沙

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茅野カエデ

【学校】〔終業式の少し前〕

テストが終わるとすぐに冬がやって来た。

 

(2学期も色々あったな~。テストに体育祭、学園祭に演劇発表会・・・タイムリミットも近づいてきたな。)

3学期を前に皆と冬休みの暗殺計画をしていると校庭の一部が爆発した。

 

(え?何がおこったの。)

慌てて私達は外に出てみると触手が生えた茅野さんが立っていた・・・

茅野さんは殺せんせーを前にこう言った

 

「雪村あぐりの妹。そう言ったらわかるでしょ?人殺し。」

と・・・

 

(外に行ったらいきなり修羅場!?しかも雪村といったら殺せんせーが来る前に少しだけいた担任の先生じゃん。一体何があったの?)

皆が似たような事を殺せんせーと茅野さんの関係を疑問に思った。

茅野さんが明日殺せんせーの暗殺予告をし、場所は直前に連絡すると言っていなくなった・・・

殺せんせーに皆で聞いた。先生の過去を・・・

殺せんせーは過去は茅野さんを助けてからと言って皆を下校させた。

そのとき私は呼び止められ職員室に先生方と移動した。

 

【職員室】

 

「ヤマメさんこの資料を見てください。」

 

「これは・・・!?」

 

《試作人体触手兵器の移植被験者に発現する特徴、変化一覧》

と書かれていたが、私には当てはまるところがなかったが、雪村さんと殺せんせーには全項目で当てはまっていた。

 

「全部違ってます。」

 

「・・・そうですか。止めて悪かったですね。」

お辞儀をして私は下校するのだった・・・

 

【椚ヶ丘公園奥のすすき野原】〔翌日の夜〕

殺せんせーも含め全員で茅野さんを迎えにいった。

 

「来たね!!じゃあ終わらそうか。」

いつもの笑顔で言った言葉に私は狂気と殺意があることに気がついた。

皆も茅野さんをおちつかそうと話しかけるが、それは激怒させるだけだった。

 

(触手に操られてる。体内は高熱で今にも倒れそうなのに・・・)

ついに触手から発火した。

体内の熱のほとんどを触手に集めたことによって本体の体温を下げ意識を保っているようだ。

茅野さんが動いた。

燃える触手で高く飛び上がると上からの攻撃をしかけた。

それはまるで火山弾の様だった・・・

もう意識はほとんどなく、触手に体内が侵食されじきに体が崩壊が始まってしまう。

私も必死に止めようとしたが、状況の変化に対応しきれず上手く触手を操ることができなかった。

 

「手伝ってください!!一刻も早く茅野さんから触手を抜かなくては!!」

いきなりのことで驚いたが、殺せんせーが顔だけの残像を作り皆に助けを求めた。

少ない時間で考えたが私にはいい方法が思いつかなかった。

 

(勉強ができてもこの場じゃ役にたてない・・・悔しい。)

そのとき渚君が動いた。

 

「・・・茅野。」

一言呟くといきなり茅野さんとキスをした。

約2名以外は全員驚き、その2名は携帯でその姿を激写していた。

茅野さんも2秒もすると現状に気がつき、10秒もたつ頃には恥ずかしさのあまり気絶してしまった。

殺せんせーはその隙を見逃すことなく茅野さんの触手を抜いた。

ギリギリだった様だが茅野さんの呼吸は安定し、死ぬことはないだろうと思えた。

 

バン

「瀕死アピールも大概にしろ。まだ避ける力があるじゃないか。」

発砲音のした方を向くと拳銃を持ったシロがいた。

 

「最後は俺だ。覚悟していろ。」

と言うとどこかへ行ってしまった・・・

ほどなくして茅野さんが目覚めるとゆっくり殺せんせーは自分の過去を話し出した・・・




資料は後で出します。

茅野さんで統一します。先に読んだ人は申し訳ありません。

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