〈国語 100〉
〈英語 100〉
〈数学 100〉
〈社会 100〉
〈理科 100〉
〈合計 500〉
〈総合順位 1位 他1人〉
(単独トップじゃなかったけど・・・やったー。もう1人はカルマ君か。浅野君は3位か・・・。クラスの皆も50位以内に全員入ったし、よかった~。)
「ヌフフ、皆さんよく頑張りました。では今回のご褒美に先生の弱点を教えてあげ・・・」
と殺せんせーが言ったとき、教室が揺れた。
外に出てみると重機がE組の教室がある旧校舎を半分破壊した後だった。
そこには理事長が立っており
「今朝の理事長会で決定しました。この校舎は今日をもって取り壊す。君達には新校舎に移ってもらう。そして殺せんせー、私の教育にあなたは用済みだ。今ここで殺してあげるよ。」
と言って解雇届けをちらつかせながら殺せんせーにギャンブルに強制参加させた・・・
ギャンブルの内容は、5教科の問題集5つの手榴弾で4つには対先生弾が、1つには対人用の手榴弾を使い問題集の適当なページにピンを抜いて挟む。ページを開き一番右上の問題を1問とき、これを殺せんせーが先行で4回繰り返す。
「さぁチャレンジしますか?私があなたなら迷わずやりますがね。」
「・・・もちろんやりましょう。」
殺せんせーが数学の問題集の前に行き、解く姿勢にはいった・・・
バァン
「・・・まずは1ヒット。さ、回復する前にさっさと次の問題を解いてください。」
(あと3回も耐えられない。殺せんせー頑張って。)
次に社会の問題集の前に殺せんせーは行き・・・
ピシッ
「はい。開いて解いて閉じました。数学だけ長いこと生徒に貸していたので忘れてましたが、情熱がある教師ならクリアーできますよ。」
ピシッ・・・ピシッ・・・
「どうですか?目の前に自分の死がある気持ちは。」
殺せんせーは国語と理科を解き理事長に勝利宣言をした。
理事長は一歩も動かない。
まばたきもしていなかった・・・
「さぁ、浅野理事長最後の1冊を開きますか?」
「あなたがもし地球を破壊するならそれでも良いんですよ。」
バァン
(ためらいなく開いた!?理事長あたたは死ぬ気か!?)
手榴弾は対人用だった。
しかし理事長は殺せんせーの脱皮により死ぬことはなかった。
「あなた用に温存しました。あなたは追い込まれたら自爆を選ぶでしょう。」
「なぜ私の行動を断言できる。」
「似た者同士ですから。あなたの過去を調べさせてもらいました。」
「・・・ふ、E組はこのまま継続で良いでしょう。それとたまには私も殺りに来ていいですかね?」
「もちろんですよ。」
こうして長かった学園内抗争は幕を閉じた・・・
(テストで1位取ったのにそれを上回るインパクトで私の存在が消された・・・)
ふと思うヤマメだった。