黒谷ヤマメの異世界旅行   作:ゆっくり霊沙

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体育祭

【学校】〔体育祭1週間前〕

 

(皆が磯貝君に励ましたり、渇をいれてるけどなにがあったの?・・・また何かに置いていかれたような気がする。)

実は昨日の放課後に磯貝君がアルバイトをしているところで男子が3人女子2人で遊びに行っていたらしい、そこで磯貝君がどれだけイケメンでも恨めないという話になったらしい。

そこに殺せんせーも合流して磯貝君のいいところを話しているとA組の五英傑がやって来て磯貝君を退学にさせようとしたらしい。

ただ、チャンスは与えないとということで浅野君から体育祭の棒倒しでA組に勝ったら見逃すことになったらしい。

と律さんに全容を教えてもらい、私も皆とどうやって倒すかを考えようと近づくとカルマ君が

 

「あれ?ヤマメさん帰らないの?女子皆帰ったけど。」

周りを見ると全員男子だけでこれに気がつくのがラジコンの時だったらと思い帰路につくのだった・・・

 

【家】〔夜〕

 

「ねぇ律さん。影が濃くなるような薬ある?」

 

「いきなりどうしたんですか。私では作れないと言っておきます。こういうのは殺せんせーに頼むのでは?」

 

「うん。そうだねありがとう。」

少しずつたまっていくストレスをこらえながら頑張るヤマメだった。

 

【グランド】〔体育祭の日〕

私は50メートル走と障害物競争にでた。

50メートル走では余裕で1位を取り、障害物競争はフリーランニングの成果か私の特訓の成果かわからないけど2位に圧倒的差をつけてゴールした。

残りはいよいよ男子の棒倒しのみ。

私達女子は、応援することしかできなかったが、男子は奇抜な作戦で勝つことができた。

これで磯貝君がいなくならずにすみ、皆で次の中間テストに気持ちを切り替えるのだった。

 

〔夜〕

私は勉強をしていた。

今回では浅野君に勝って影が薄くならないようにしないとと、前回同様に必死になっていた。

 

(浅野君に勝つためには英語と他の教科のケアレスミスで決まる。ケアレスミスは量を解いて100%できると自己暗示するしかないけど英語はやってくしかないな~。)

そう考えるヤマメだった。

 

〔テスト2週間前の帰宅途中〕

岡島君がフリーランニングを駆使して家まで帰れば訓練と同時に下校時間の短縮にもなるといって建物の屋根を伝っていこうと提案した。

私は、ここは自分達だけではなく他の人がいることをふまえて止めた方がいいと言ったが、男子と1部の女子が面白そうだと岡島君に賛成したため私の意見は通らなかった。

私はそのまま普通に家に帰るのだった。


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