黒谷ヤマメの異世界旅行   作:ゆっくり霊沙

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月を壊した犯人

【国連本部】〔1ヶ月後〕

 

「初めまして各国の首脳の皆さん。月を爆った犯人です。来年には地球も爆る予定です。・・・まぁただ爆るのでは味気ないし、私も面白くない。そこで私から提案です。日本の椚ヶ丘中学校3年E組の担任ならやってもいいですよ。」

 

『でたよ、偽の爆破宣言。』

 

(本体・・・爆破宣言に喜んでないで私がここに侵入できたことを褒めてよ。)

 

『・・・え?何で3佐がそこにいれるの?他国だと少佐クラスでしょ。』

 

(不法侵入に決まってるじゃん。クローンをナメるな!!)

 

『・・・まさか!?』

 

(律が作った国連の設計図ありがたいね。簡単に侵入できたよ。)

 

『・・・クローンよ~く思い出して・・・殺せんせーの嗅覚を。』

 

(嗅覚・・・あ。)

 

「ヌフフそうだ。彼女にも手伝ってもらいましょう。」

 

「彼女だと!?ターゲット!!お前には仲間がいるのか!!」

 

「いませんけど・・・ここの話を聞いてしまった不法侵入者がね・・・いるんですよ。」

 

(やっ・ちゃっ・た!?)

 

『頭も1億分の1に弱ってるのかな?これは天罰しなければいけないね。』

 

(前は触手、後ろは神様・・・終わった。)

 

ガコ

 

私は引きずり出された。

 

「ね、いたでしょ。」

 

「◯◯首相・・・お宅の軍人ですよね。これは外交問題だ!!」

 

「違う!!そんな軍人はいない!!」

首脳陣は騒ぎだし、暇になった殺せんせーが話しかけてきた。

 

「ヌフフ解雇されちゃいましたね。・・・どうしてあんなところに?」

 

「いま、まあ、その、あれだよ。」

 

「答えになってませんよ?」

 

「この行為によって私にある人物を助けることができるってこと。」

 

「?・・・面白い人ですね。・・・ヌフフ。」

 

『えぇぇぇぇ・・・それで良いの殺せんせー!?』

 

(私は何でこんな行動を先走ってしまったのだろうか・・・。)

 

『・・・あ、設計図に目的のためなら近道を選ぶにしてある・・・私が原因だ。』

 

(本当に陽菜乃を助ける気あるの?)

 

『あるから!!クローンも気を付けて。』

 

「・・・月を壊した犯人さんだっけ?私を助けてくれるの?」

 

「ヌフフ・・・私以外に気づかれない隠密能力と隠していますが軍人にはなかなかつかない本当の殺気、それがありますからね。」

 

「ターゲット、侵入者を君が預かるので良いのだな。」

 

「いえ、彼女も椚ヶ丘中学校の臨時講師としてください。ヌフフ・・・彼女の力があればもしかしたら私を殺すことができるかもしれませんよ。」

 

「・・・良かろう。」

 

「オ◯◯大統領!?しかし彼女は!!」

 

「ただし、彼女は普通に指名手配犯とする。」

 

「ヌフフ・・・いいですよ。」




どうやってもクローンのヤマメをE組に入れるか考えた結果がこれだよ。

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