黒谷ヤマメの異世界旅行   作:ゆっくり霊沙

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物語終了後の一幕

【新地獄】

幻想郷を吸収したことで地獄の問題が露見した。

四季映姫をそのまま登用するはずだったのだが、今回の異変にガッツリ巻き込まれていた(作中では割愛)ため穴ができてしまった。

 

「・・・ん~頭いたい!!」

最高神となった私は神会となったディアモンド共和国の転移騒動の後始末と大統領選挙を同時にしなければならなかった。

 

「今の大統領がストレスで倒れるなんて・・・。」

なぜまだ大統領にもなっていないのに私が頭を痛めているのは大統領が倒れたため内閣が私を災害対策大臣にしたためだった。

もちろん議会から反対意見もあったが

 

「不満ばっか言うならあなたがやりなよ(真顔)」

とコメントと

 

《ヤマメ元大統領政界にも復活!!》

 

《女神再び!!》

など文屋が荒ぶったため反対意見も撤回する有り様。

 

(在任中はありがたかったけど・・・これはこれで問題だな。)

・・・で、問題の地獄だが、私は魅上照を閻魔の地位につけた。

多数の理由があるのだが、手頃に動かせる人材がいなかったのと照の政界に戻すための実績作りのため送り出した。

ディアモンド共和国内では照は残念ながら私の第一秘書程度しか認知されていない。

このようにヤマメの苦難は続く。

 

 

ムッソリーニ視点

ハゲ頭がチャームポイントのムッソリーニです。

・・・はい。

現在私は冥界に出張しています。

ヤマメさんのパシリです。

 

「・・・自衛隊のヤマメさんはもっと優しかったのに・・・。」

過去を思い出しても仕方ない。

今は目の前にいる人物とコネを作らないとヤマメさんの代理人として最高神の方々に挨拶回り(デスマーチ)をしていた。

 

「スモチありがとうニョロ。」

 

「アウアウ・・・がんばるのです!!」

 

「大変だね・・・ま、俺には関係ないけど・・・。」

前半は楽だった。

同情してくれるおっさんやスモークチーズを頬張る少女?だったからだ。

しかし後半になると難易度が一気に上がる。

今座っている彼の前に行った最高神は

 

「フォッフォッフォッフォ。」

 

(何いってるかわかんねー!!)

と神なら言葉を喋ってくれと思いながらなんとかクリアしたらこれだ。

 

「なぁ、貴様はそれで良いのか?貴様は英雄になれる器だぞ。」

 

「英雄王様・・・私のいた世界ではほぼ神なのですが・・・。」

 

「おいおい、私が神?笑わせるな。お前のところの妖怪でありながら探求心が尽きずついに最高神になったくらいでないと神にはなれんよ。」

ギルガメッシュ・・・英雄王と呼ばれた男はバルタン星人(?)と言われる最高神の通訳というゴージャスぶりに私は震え上がった。

 

(か、帰りてぇ!!胃が死ぬ!!)


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