人形を全て破壊した私の前には恐怖でなにもできなくなった人間がそこにいた。
「うぁぁぁぁ!!」
ひとりぼっちになり、私の圧倒的な強さがネギの心を砕いた。
頼れる味方はおらず、魔法を戦争の道具と考えているため個人で戦略規模の魔法を使えなくなっていた。
(才能はあった。・・・しかし、その才能を政治に振り分け、振り分けた才能も使い方を間違えた・・・結果がこれか。)
錯乱しながらも攻撃魔法を使ってくるが、弾幕で全て相殺した。
「・・・本当に操られるだけだったな君は・・・。」
私は彼の腹を思いっきり蹴りあげた。
グエ バシャ
黒い液体が口から吐き出された。
「幼少は村人達から情報操作で正義の考えを歪められ、少年時代は大人に操られ、青年になれば魔法世界の重役に操られる。最後は私の戦略のために使い潰される。・・・役に立つ駒だよ君は。」
私は魔法の森を後にした。
〔数時間後〕
色々な場所を周り解放していった。
その影響か結界が復活し始めた。
真っ暗だった空も日の光がさしこむ。
「・・・勝ったな。」
私は勝利を確信した。
そして見つけた・・・一番狂気がたまっている場所を・・・。
【博麗神社】
なぜそこに彼女がいるのかわからない。
さっきほどまでは誰もいなかったハズなのに・・・。
そこには髪が乱れた緑髪の巫女がいた。
「ヤマメー!!私の策をことごとく潰して!!」
(策?そんなのあったかな?)
私は彼女がわからない。
誰なのかよくわからない。
「くらえ!!」
竜巻が私を襲うが、効かない。
「・・・。」
私は無言で暴れている巫女を触手で倒そうとする。
しかし、彼女は気合いで持ちこたえる。
「ぐは・・・半分持ってかれた。」
少量だか黒い液体を吐き出させた。
「・・・仕方ない。くらえ!!」
彼女は私との距離を詰める・・・私は触手と弾幕で彼女を気絶させようとする。
「やった。届いた。」
執念で彼女の腕が私の太股を掴む。
「道連れだ!!」
彼女はそう叫ぶと歯を思いっきり噛む動作をした。
カチ
何かが押される音がした。
その瞬間・・・彼女の腕が私の太股ごと破裂した。
「くう!!」
久々に受けた傷に驚き、私はすぐに切り替えて自爆攻撃をした彼女を見ると破裂した腕から火薬の臭いと黒い液体が流れていた。
「自身の命と引き換えに私に傷を負わせるか・・・見事。」
私はその執念に敬意を払った。
〔翌日〕
破裂した脚を治し、私は残っている狂気を全て排除した。
「終った?」
あまりにも呆気なかったので驚くと
「え?」
目の前には扉があった。
色々な文字が書かれた。
色々な文字が書かれている。
それは各国の言葉だったり、私にもよくわからない文字だったり・・・戸惑っていると扉が勝手に開き始めた。
次で最終回かな?
どこで間違えたかな・・・本当はメジャーなラスボスとバトル・・・霊夢を乗っ取った初代博麗か安倍晴明を出すつもりだったんだけど・・・繋げられなかった。