「イギャァァァアアア!?」
少女の体を乗っ取っているルーデンドルフは悪霊でもあるためこの攻撃はよく効いた・・・しかし
「・・・ヤマメー!!」
私の強化した糸がはじめて引き裂かれた。
「消耗戦だ!!どちらかが倒れるまで・・・いや、徹底的にお前を消耗させてやる!!」
彼の目は真っ赤に充血し、口から血が流れている。
「禁忌フォーオブアカインド!!」
彼女はいきなりスペルを使いだした。
「「「「フハハハハハ!!」」」」
完全に精神が壊れた彼はただ笑い、バラバラに攻撃してくるだけだった。
「・・・壁符鉄のマウス。」
私は巨大な灰色の弾幕を前方に発射すると、ゆっくりと移動し、彼の弾幕を弾いていった。
「沈符巨星の終末。」
私は4つにわかれてしまった彼を極太のレーザーで消し飛ばした。
「・・・。」
レーザーが通った後は気持ち良さそうに眠る少女だけだった。
「・・・あなたは私の恩師だった。東部戦線では英雄だった。・・・私はあなたがいなかったら大統領になれなかった。」
目を閉じ、そして開くと場所は小さな部屋の中になっていた・・・。
【フランドールの部屋】
疲れたので少女が寝ているベットを背もたれにし、床に座って休憩していると私の横に招待状と書かれた手紙が置かれていた。
魔法がかかっていたので体力が回復した時に開いてみると・・・
《私の理想を壊した馬鹿を殺す。》
と書かれていた。
次の瞬間手紙が光り、別の場所に飛ばされた。
【地霊殿】
そこは懐かしい香りがした。
じめっとしていて・・・どこか焦げたような匂いがする場所・・・。
「ようこそ。あなたをお待ちしておりましたよ。敗戦国の女将軍。」
「・・・久しぶりだな・・・聖女と呼ばれた悪魔め。」
そこにいたのはさとりとこいしだった。
「・・・また誰かがとり憑いているね。・・・ごめん私はあなた達が誰か口調だけじゃわからない。教えてくれない?」
「・・・ふ、ドイツ・・・いや、どこで産まれたかもわからない女に私は教えたくはありませんね。」
「28代目・・・からかうのはやめた方が身のためですよ。彼女はどうやって私達を殺すかで頭が一杯なのですから。」
「それは恐ろしいことだ。」
「・・・。」
私は彼らの会話で凄くイラついた。
そのためゆっくりとあるものを撒いた。
「しかし・・・どうやって彼女をこの館から追い出すのかね32代目。」
「私なら・・・。」
バタバタバタバタ
「やっと効いたか。後ろの扉にいるのもわかったけど・・・改造インフルエンザには耐えれないよね。」
後ろの扉には拳銃を構えたお空とお燐がいた。