さて、最終章に続く扉を開きます!!
【日向家の中】
中に入ると隅々まで掃除されており、後ろで誇らしげな顔をしている緑色の何かが綺麗にしたことが気配でわかった。
「あ、こちらであります。今お茶をお持ちするであります。」
「お構い無く・・・では夏美ちゃん始めようか。」
「は、はい!!」
こうして約2時間勉強を教えていると弟さんが帰ってきた。
「ただいまー。」
「お帰り冬樹。」
「お邪魔してます。」
「あ、今日だっけ家庭教師さんが来るのって。」
「ヤマメさん凄いわよ。授業でやるなら5時間やるところを15分で終わらせちゃうの。それでもわかりやすくて。」
「ヤマメさん、僕もいいですか?」
「えぇ、大丈夫ですよ。」
「ちょっと待ちな。」
黄色い小人?のような何かが現れた。
「おめぇさん・・・人間じゃねえよな。ククッ。」
「「え?」」
「俺がこいつに頼んで調べてもらった。」
銃を向ける赤い小人が喋る。
「でもギロロ、クルルヤマメさんは普通の人間だよ。」
「いや、普通じゃねえよ。俺らのことが見えてる時点でな。」
「足の動きが軍人だ。俺にはわかる。」
「へ~。なるほどね~。」
「ヤマメさん?」
夏美と冬樹は私から距離をとる。
「ここに来た目的はなんだ!?」
「ギロロ・・・だっけ。赤いの・・・私はあるものがないか探してるただの老婆だよ。」
「老婆?・・・若そうに見えるけど。」
「これでも2000年は生きてるからね。・・・まぁいいや。で、私をどうしたいの?」
「ここから出てってもらう。」
「・・・なら地下にあるまがまかしいオーラの物を見せてよ。」
「まがまかしい物・・・ククッ。嬢ちゃん悪いことは言わねえ。あれは封印してるんだ。」
「なら床を突き破っていくよ。」
「・・・こっちだ。」
「おい、クルル!!」
「行かせてやれ。俺らじゃ最初は気がつかなかった物を瞬時に当ててやがる。」
「チィ。」
「こっちだ。」
「ありがとう。・・・またね夏美ちゃん、冬樹君。」
私はクルルと呼ばれた小人のあとをつけた。
【地下1.5階】
「ここだ。」
連れてこられたのは地下にあった空間だった。
壁にはびっしりと札が張ってある。
(あった。)
私は前に懐かしく、そしてまがまかしいオーラを放つスキマがあった。
「おめえ何か見えるのか?」
「仲間を呼ばせてくれない。あそこから帰ることができる。」
「お、おい。なにもねえぞ本当に。」
私はカードを取りだし
「見つけた。今召喚する。」
と伝えた。
すると魔方陣が現れ、小傘、文、魔理沙、ウォルターが現れた。
「主、あったのですか?」
「あれが見えるでしょ。」
「紫のスキマだぜ。」
「さぁ行こう。」
「ちょっと・・・いなくなっちまった。」
最終章にいきます。