黒谷ヤマメの異世界旅行   作:ゆっくり霊沙

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ミレニアム軍の派閥

【ディアモント共和国 政府】〔転移まで残り119年〕

 

「・・・でL将軍、戦闘機派のあなたは今後の軍はどのようにしたいのかな?」

 

「・・・ぶっちゃけていいですか。」

 

「どうぞ。」

 

「裏方・・・以上。」

 

「・・・なら安泰だね。ちゃんとやるべき位置がわかってるなら。」

 

「上は仲が良いのですがね。・・・下が変な派閥を作りがること・・・。」

 

「私が知ってるのはモビールスーツ派、宇宙艦艇派、戦闘機派、戦略兵器派だね。」

 

「ライバル意識を高めることで技術の向上を目指してますからね。」

 

「で・・・ディアモント共和国に不利になるの?その派閥は?」

 

「まだ薬の段階です。・・・量を間違えれば毒になりますが、我々でなんとかできます。」

 

「ちなみにどんなのがあるの?」

 

「元からミレニアムで半妖は頭脳派と呼ばれています。差別用語ではなく憧れや目標ですね。閣下の成績制度のお陰です。」

 

「元々この国民全員を半妖にするための政策だったんだけどね・・・血が足りないの。」

 

「時間がかかりますが頑張ってください。・・・まぁ半妖と人間だと半妖が生まれますけどね。で、次は種族が魔法使いの人々を魔導派と呼ばれてます。」

 

「今2万人だかな~。その分高給取りになれる可能性が高い派閥だね。」

 

「医者、軍人、国営研究員、魔法学校の先生、特殊素材生産施設員・・・これは酷い。」

 

「代わりに政治には口を出さないのが良いところ。よくも悪くも研究と教えるのが好きな種族だね。」

 

「次は多数派・・・まだ人間の人達ですね。最後に最近半妖になったニュータイプと呼ばれる一派です。」

 

「ニュータイプ?モビルスーツに乗って馴れてくれば誰でもなれるやつ?」

 

「正確には半妖がですけど・・・多数派の軍人にも多数事例がありますが、その人達も半妖になってしまいましたが・・・。」

 

「差別とかはないよね?」

 

「特にはありませんね。ただ、言語の統制が不徹底なのが気になりますね。」

 

「ドイツ語で統一してるんだけどな~。まぁそれは時間の問題だから大丈夫だよ。・・・派閥には本当に気を付けてね。」

 

「わかりました。あ、そういえば最近新しい戦闘機ができたのでその資料です。」

 

「・・・球体じゃん。戦闘機どこいった。」

 

「宇宙空間だと翼が逆に要らないです。ならと球体にして詰め込んでみました。」

 

「ボール1って・・・。」

 

「まぁビームライフルを1両とマシンキャノンが2門、対ビーム兵器コーティングと遠隔操作、機動力はミノフスキークラフトでエネルギーは小型化に成功したミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉改を搭載しました。・・・何よりコストが安い。」

 

「派閥が納得してるならいいけど・・・。」

 

「時代によって戦闘機は変わりますよ。たとえそれが戦闘機とは違うものであっても・・・。」

 

「派閥名をモビルアーマー派に変えなよ。もう戦闘機派なんて嘘になるからさ。・・・ね。」

 

「ボール以外の地球圏用新型作るんで勘弁してください。」

 

「ならいいけど。」

けっこう焦ったのかLはポケットから板チョコを取り出して食べるのだった。




考えたらガンダムのボールが一番宇宙に適した小型兵器だったでこざる。
・・・宇宙で翼が要らないとは・・・。

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