〔数分後〕
全員が集まったところで私はザジ外交に聞いてみた。
「3-A以下ネギ少年、タカミチはどうなったんですか?」
「・・・麻帆良の地下にある現在は使われていないゲートで魔法世界に移動した。私達3-Aはヤマメがミレニアムの最高司令官というのに混乱していた。私でも目の前に来るまで気がつかなかった・・・あなたが変装していたことに。」
「・・・それはいい。続きをお願いしたい。」
「わかった。・・・魔法世界では完全なる世界の残党フェイトという少年と鉢合わせ3-Aは転移魔法で各地に飛ばされてしまう。・・・数ヵ月後、超が開発した探知機によって全員と再開することができたが、数人が奴隷階級にまで堕ちていた。ネギ先生は拳闘士となり奴隷階級に堕ちていた彼女を解放しました・・・その後完全なる世界と決着し、敵だったフェイトを味方に加えて崩壊しそうな魔法世界の再建に動いたところで私は本国に強制召集されました。」
「まてまて、魔法世界ってことは、麻帆良の魔法使い達の親玉がいるところだよな。私達は大丈夫かよ!?」
「魔法使いは宇宙にいけないんだよ。千雨、魔法はどの様にして使うか知ってるよね。」
「たしか・・・体内にある魔力を媒体にして空間、物体に働きかける・・・又はそこから新しい何かを作り出す・・・だったよな。」
「そうだよ。・・・ただ、魔法使いは宇宙での活動魔力を何もない空間で使用するため膨大となる・・・あと、宇宙空間を移動するための魔法なんて存在しないんだよね。まぁネギ少年なら独自に作り出しそうだけど。」
「彼らはアメリカを動かして火星の再生に取り組んでいる・・・助けないのか?」
「・・・アメリカを動かした手腕は認めるけど・・・ねぇザジ、それは委員長の財閥が働きかけた結果だと思うの。あと、それで何か私達に利益になる?火星を開発するなら今進行している木星、その衛星群の方が私的には魅力的だしね。」
「・・・私にはわからない。日常を壊してまであなたが動く理由が。」
「簡単だよ。次世代に繋げるため。・・・それだけだよ。」
「それによって何人死ぬと思っているだ!!」
「感情に任せてはまだまだ二流だよザジ外交官。そうだね・・・良くて9桁、悪くて10桁かな?」
「狂ってる!!」
「それでも歯車は回り続けるんだよ。今日はここまでに私はするよ、次の仕事があるからね。またねザジ。」
私は応接室から出て執務室に戻るとディアモント共和国の収支報告と軍用モビルスーツ運用計画を作成するのだった。