宇宙に続く道
【ラーイシュタット】〔数ヵ月後〕
「ここともお別れか・・・。」
月の基本整備完了に伴って、ラーイシュタットにある武器、研究施設、生産施設の全てが月に移動させることとなった。
(しかし・・・月は隕石の問題で表面上にルナコロニーを作れると思わなかったけど・・・ルナ・チタニウム合金が隕石の衝突にも耐えれるし、ミノフスキー粒子を使った衝突拡散装置でそこまで驚異にならなくなったんだよな~。)
そう思っていると最後に私は宇宙挺に乗り込み、月に創った新国家・・・デァモント共和国の第一コロニー・・・幻想郷に移住するのだった。
【ディアモント共和国 政府】
まず政治体制は共和制、コロニーの数は8つ(コロニー1つ=東京都と同じ大きさ)、初期人口7万人(全て半妖)、生産能力は大ドイツの4分の3ほと、技術は50年先をいく、魔法も使えるが技術はほとんど頭打ち、となっている。
外交的には枢軸に参加し、アメリカ、中国、インドと敵対し、日本は傀儡国家となっている。
ただ、少し外交状態に変化がおこるのだった。
〔ディアモント共和国にて初代大統領就任から数週間後〕
私が今後の国家運用計画を作成していると照がスキマで部屋に入ってきた。
「神、お客様がこちらに来ています。スキマで応接室に移動させますので神も移動お願いします。」
「わかったよ。」
私は照がお客様と言わせた人物に会うことにした。
【応接室】
中に入ってみると3-Aのザジさんが2人いた。
ウォルターにお客様達にお茶を出すように指示して私は椅子に座った。
「・・・今日は、ディアモント共和国大統領黒谷ヤマメです。」
「金星の魔界第一王位継承者ポヨ・レイニーデイ、ポヨ。」
「第二王位継承者ザジ・レイニーデイです。」
「失礼ですが、麻帆良にいたザジさんですか?」
「はい。」
(・・・めんどくさくならなければいいけど。)
「心配そうな顔をするなポヨ、今回は新国家樹立のお祝いと金星の魔界の国家承認をお願いしたいポヨ。」
「それは良いのですが・・・貿易と交換で外交官数名を両国に送る・・・でいいですか?」
「それでいいポヨ。通貨はどうするポヨ?」
「枢軸内国際通貨ユーロでお願いします。」
「わかったポヨ。後日リストと魔界とのゲートを繋げる場所の指定を頼むポヨ。」
「わかりました。・・・ザジさんと少しお話したいのですがいいでしょうか?」
「ザジは外交官ポヨ。麻帆良での情報を送り続けた腕を我が父魔王レイニーデイ二世が評価し、外交官になったポヨ。・・・私はこれで失礼するポヨ。ザジ、頑張るポヨよ!!」
グニュン
「お迎えはこちらです。」
「魅上殿は紳士ポヨね。ありがとうポヨ!!」
「いえ。」
グニュン
「・・・ザジ少し待ってて、ウォルター、雨咲、魔理沙、エヴァ、千雨、小傘、さよ(文)、律を呼んできて。」
「わかりました。」