黒谷ヤマメの異世界旅行   作:ゆっくり霊沙

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呼び出し

【???】

ピーピーピー

『もしもーし、孫や元気かー。』

 

『うっせーじじい、早く棺桶に戻れ!!』

 

『ちょ、おまwwwお爺さんだよ元陛下だよ。』

 

『今のイタリアは孫の俺の時代だよ!!』

 

『そういうな、こんなオタクがイタリアの最大基盤を作ったんだぞー。』

 

『は?ほとんどムッソリーニさんとヤマメ様のお陰じゃん。お前第一次世界大戦で散々ポカしたじゃんwww。』

 

『あれはノーカン、ノーカウントなんだ!!』

 

『・・・でじいさんが電話かけるほどだ、何かあったか?』

 

『ヤマメ殿が動く。近衛を動かせるか?』

 

『聖女がか!?場所は!!』

 

『麻帆良だ。まさかお前w。』

 

『しゃー密入国じゃー、近衛で突っ込んで現物拝むぞ!!』

 

『バッカwww洒落にならん。まぁ後でムッソリーニに怒られてくれ、俺は知らん。』

 

『・・・止めなかったじじいが怒られるんじゃね?』

 

『あ、ちょっとま』

ツーツーツー

 

【麻帆良 まほら武道会会場】〔夕方〕

 

『ようこそみなさんまほら武道会へ!!突然の告知にも関わらず集まってくれたことに感謝します!!では麻帆良一番人気屋台超包子オーナーの超鈴音に挨拶してもらいましょう!!』

 

『ニーハオ!!私が各武術大会を買収した理由は学園の裏表問わず最強を見たい・・・それだけネ。』

超は一呼吸おいて

 

『ルール説明だヨ!!飛び道具、刃物、呪文詠唱の禁止!!それだけネ!!ではより良い麻帆良祭を!!』

 

(・・・魔法をばらす気かな?まぁ関係ないけど。)

私は周りを見渡すとクラスメートの古菲、楓、龍宮、刹那、明日菜、さらにエヴァも出るようだ。

他にはネギ先生、タカミチが出場するらしい。

私は仮面を深くかぶり、予選会場に移動した。

 

【予選Aグループ会場】

予選は全部でA~Hの8グループで20人の上位2人が決勝に進む仕組みとなっていた。

 

(さて、やりますか。)

私と同じ組に知り合いはおらず、試合開始とともにこの姿で出せる気を使って前にいる敵を1人ずつ確実に倒していった。

システマで6人倒したところで私は決勝進出の切符を手にいれるのだった。

 

【中夜祭】

クラスのみんなと1日目の成功を祝い、乾杯した。

私はこの時にみんなが明日の本選が気になってトーナメント表を見ていたので、私も横から見せてもらった。

 

(げ、初戦がエヴァか・・・まぁお互いに力を抑えてるから大丈夫だと思うけど・・・というか私のエントリーした名前がゆっくりなんだよな~。場違い感が半端ないけど・・・まぁいいよね。)

どの世界に行ってもネーミングセンスは壊滅しているヤマメだった。


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