黒谷ヤマメの異世界旅行   作:ゆっくり霊沙

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後々必要なので書きました。

視点は律です。


閑話 1950年代~2000年までのミレニアムの兵器開発

【ラーイシュタット】〔1948年〕

 

(・・・次の兵器を造らないと。)

私は保存されているデータから次なる兵器を造ろうとしていた。

 

(いくらⅥ号1型戦車がコスト、性能で素晴らしくてもいつかは抜かれる・・・改良型を造ろう。)

私は装甲の改良と55口径120mm滑腔砲に変更などをし、最初の世界ではレオパルト2A6EXと呼ばれるⅥ号2型戦車が1年後に造られた。

 

〔Ⅵ号2型戦車完成後〕

 

(ダメだ・・・製造費が3倍にもなってしまった。)

律は試作されたⅥ号2型戦車3両を見てため息を吐いた。

 

(これだと魔法搭載型の方がコスト的に優しくて、性能は同等か・・・。)

行き詰まった私はヤマメに相談してみることにした。

 

「ヤマメさん。すみません、行き詰まりました。」

 

「しかたないよ。これまでの戦車でも凄かったのにさらに凄いの造ろうとしてるんだもの。・・・なんならイタリアからのオタクたちに意見を聞いたら?もしくは別種の兵器を造るとか。」

 

「・・・わかりました。」

私は新しく軍用ヘリGv1(AH-1 コブラ)を製造しながらイタリアの転生者達から意見を求めた。

 

「魔法があるのだから協力しろよ。予算的にも魔法で再加工した装甲の方が安くすむ。今回作ったのは大ドイツに売ってさ。」

と言う意見が一番正論だった。

しかし、私は科学だけで魔法より強い兵器を作れると感じていた。

転生者達も感じたらしく

 

「ならこいつはどうだ?」

と最初の世界でガンダムの61式戦車と呼ばれていた戦車を見せてきた。

 

「俺らの目標にしようぜ!!」

と数百名の研究者、科学者が協力して61式戦車を造るのだった。

結果、Ⅵ号2型戦車と同等の性能の魔法型がⅥ号3型戦車

(最終改良型)となり、残っているⅥ号1型戦車も対魔法に改良されていった。

(魔法世界の戦争で活躍したのはⅥ号1型戦車の対魔法型)

 

〔1984年〕

ついに実用的な連装砲を搭載した戦車、Ⅸ号1型戦車が完成した。

この頃には素材の高騰問題も技術力で解決し、Ⅵ号1型戦車と同等のコストで製造できるようになるのだった。

また、航空機では魔法使い達と協力して新型戦闘機A099(宇宙戦艦ヤマトよりコア・ブースターに似た機体 宇宙では活動できません)が完成した。

また、量産潜水艦UⅡ型、第二量産潜水艦UⅢ型を改良し、第二改良型精霊エンジンと最新型加圧水型原子炉を搭載した潜宙艦1型と2型も完成するのだった。

 

〔1999年〕

ザク、ジオングの新型として新たなモビルスーツの開発が始まった。

機体は2種類で核運用型ガンダムと大型ガンダム(RX-78GP03)となった。


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