すみませんでした。
〔夜〕
私は茶々丸、アキラ、千鶴の4人で初日の売り上げの集計をおこなっていた。
(一、十、百、千、万、十万!!26万7000円!?よかった~。在庫の5分の2がやっと消えた・・・。)
ヤマメ個人の売り上げかすでに45万円を超え、1年生の中では上位20番に入るくらい稼いでいた。
その後図書館探検部組のも集計し終わったので
「担当のところ終わったよ!!皆は終わった?」
「終わりました。」
と茶々丸
「うーん、後5分くらいかな?」
とアキラ
「今終わったわよ。」
と千鶴がそれぞれ答え、私はアキラの手伝いをして今日は解散となった。
集計結果は87万円で図書館探検部組が7万円だった。
【図書館島】〔麻帆良祭2日目〕
私は図書館島で図書館探検部が主催するツアーのガイドを衣装を着ておこなっていた。
「みなさん本日はツアーにご参加ありがとうございます。まずはこの島の歴史から紹介します。・・・」
と無難にこなしていった。
〔5時間後〕
すっかり午後の3時となり、私はやっと解放された。
(疲れた・・・ん?あれは雨咲かな?)
雨咲の周りで人だかりができていたので私も移動してみた。
【路上賭博会場】
「プレイヤーに3万円!!」
どうやらバカラをやっているようで、雨咲の財布が8つに増えていた。
(・・・8つ!?)
どの財布もパンパンに札束、食券が詰め込められているようだ。
「お客さん!!もうやめてくれ!!となりのヤクザのおっさんなんか破産コースだぞ!!」
どうやら出禁一歩手前のようで、ヤクザのおっさんはなぜか顔が変形していた。
周りのガヤに聞いたところ雨咲に負けたおっさんが雨咲の胸ぐらをつかんで八百長を疑ったが、そのおっさんを雨咲がボコボコにして賭けを継続させたらしい。
(自衛隊から鍛え上げた雨咲の格闘技術は本物だもんな~。・・・かわいそうだから止めるか。)
「雨咲!!」
「ヤマメ!?」
「さすがにやりすぎたよ。あなたの賭博の才能は異常だから・・・一般人がかわいそうだよ。」
実は似たようなことが最初の世界でもあったのだ。
アメリカのカジノにて3000万ドルを富豪の男性から巻き上げたのだ。
「・・・わかった。・・・ヤマメならいいよね。ヤマメやろうよ。」
「金がないから1万円だけね。」
「わかったよ。」
私と雨咲は賭博研究会からトランプを借り、ブラックジャックをすることにした。
「では・・・。」
「よろしく。」
親の私のカードは2と3
(雨咲はスイッチ入ってるな。今の姿は小さくてかわいいけど・・・何を考えてるかわからない・・・。)
雨咲は札をさらに要求し、20となった。
私も札を増やし4枚で14・・・私は勝負に出た。
もう一枚引いたのだ。
「キター!?ファイブカード!!」
約3分とすごい短い時間の中にハイレベルな駆け引きがおこなわれていたのを感じたガヤ達は最後拍手していた。