黒谷ヤマメの異世界旅行   作:ゆっくり霊沙

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賞品

〔次の日〕

タカミチから食券1万2000円分を貰うと私は放課後に小傘のいる産業研究部に向かった。

 

【産業研究部】

麻帆良学園とは別に市の中に大規模な牧場と農地が産業研究部の活動場所だった。

私は直売所で綿をもらった食券のほとんどで購入し、

家に持ち帰った。

 

(さてと、やりますか。)

私は綿を触手と手で綿の実を取り除き、汚れを落としながら丁寧に糸にすると、私の糸を混ぜながら布にし、その後魔理沙からもらった染色薬で色をつけると乾燥させるために干した。

 

(今日はこれで終わりかな?・・・動画の編集しよう。)

私は雨咲のご飯ができるまでブログの更新をするのだった。

 

〔6月上旬〕

テストから約10日が過ぎた。

学園全体が麻帆良祭の準備を始めるなか、私達のクラスも出し物の準備をしていた。

 

(色々もめたけど・・・最終的にバザーになったんだよな~。各自に商品を持ってきてそれをクラスで売り、持ってきた分のお金をもらえるか・・・まぁ、1年生だからこんなものかな。)

私は図書館探検部のみんなとしおりと下敷きを作っていた。

しおりは私とパル以外が担当し、私達下敷き組は下敷きに絵を描いていた。

 

「パル~、コミケに売ってそうな絵のになってるよ。」

 

「ほんしょくですから!!ヤマメも学校の風景画とか・・・上手いから売れそうだけど。」

とハイクオリティーな作品が約2000点量産された。

 

〔別の日〕

武術研究会でも麻帆良祭に向けて気合いが入っていた。

先輩たちもこの麻帆良祭が終われば就活に入るので学校に来れなくなる。

私はあえて仮面(北斗神拳のジャギの仮面)をつけることにした。

理由は女子として侮られないようにすること(実際は面倒事の回避のため)だった。

 

〔また別の日〕

図書館探検部が主催する図書館島探検ツアーの先導役に抜擢された。

理由は他の部員より体力があることと、大会のない2日目がフリーだったからだ。

私もやることが特になかったので引き受けるのだった。

 

 

魅神照視点

 

(私の味方は3割り・・・内閣と与党の若手以外は全て敵か・・・。)

マスコミの一部を敵にまわしているので支持率も下落気味の私は次なる一手を打つことにした。

 

《在韓暴力団李組壊滅

周辺住民の通報により特殊警察官が動き5人射殺

衆議院では首相に詰め寄る場面がありましたが、首相は

 

『で?何が悪い。』

と発言、これに野党議員が激怒し一時殴り合いとなります。その後仕切り直した議会にて先程の議員の汚職情報を公開し、逮捕される場面もありました。》

 

《シュレッター魅神、今日も分解!!》

これらの記事から魅神首相は本気で暴力団を鎮圧する気だと国民に伝わるのだった。


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