〔次の日〕
月曜日は比較的に元気かやる気がなくなる生徒のどちらかに別れる。
私の後ろに座っている長谷川千雨という少女もやる気のない生徒に入るだろう。
私は彼女の体質を光から聞いていた
(対精神魔法抵抗症・・・。)
普通の学校なら普通の人生を送ることができたであろう彼女はこの普通ではない学校では浮いた存在となってしまっていた。
一般常識が彼女には存在するため、麻帆良の常識についてこれないのだ。
(まぁ私が彼女にできることはないんだけどね・・・。)
ヤマメは直感で彼女が今後のキーマンとなるのではないかと感じていた。
(キーマンといえば2人・・・超とザジ・レイニーデイ・・・彼女らは何かある。超の前に住んでいた所が私みたいにダミーも置いていなかったからスポンサーはいないと思うけど、ザジはさらによくわからない。血液型不明、生年月日自己申告、家族構成不明・・・なんだろう。)
授業を受けながらそんな不安を感じるヤマメだった。
〔昼休み〕
私はまだ金欠なので食事をしているふりをしながら図書館探検部の5人と会話していると、後ろから肩を掴まれた。
私は振り返ると桜咲刹那が立っていた。
「なにかな?刹那さん?」
「・・・いや、なぜ図書館探検部に入ったか聞きたくてね。」
「ん?・・・幼馴染みの魔理沙がいたからだよ!!」
「・・・そうか、邪魔をしたな。」
とどこかに行ってしまった。
(刹那は木乃香の護衛と光から聞いていたけど・・・私に話しかけてきたのは、私が裏に通じてるかを確かめるためかな?通常裏に通じていたら肩に触れられる前に何かしら行動するはずだからね。まぁ、私は一般人のふりをしてるからね。)
そう思うヤマメだった。
【職員室】〔放課後〕
私は国語が苦手のふりをして光と1対1で勉強をしていた。
カリカリ
「・・・1-Aは何かの実験場かな?」
私が光に質問すると
カリカリ
「・・・そうだよ。危険人物、監視対象者、傭兵、魔法使い、ずば抜けた才能の持ち主・・・これらを全て入れたクラスだ。」
「まぁ、良いけど。ただ、少し懐かしくてね。」
「ヤマメ様の昔か・・・。」
カリカリキュ
「ヤマメさんでしょ。はいこれ、1年小テストの模範解答。」
カリカリ
「ありがとう。じゃあこれを。」
「・・・1-A全員の資料確認したよ。ありがとう。」
私は光からクラスメートの写真つき資料を受けとると寮に戻るのだった。
【寮】
服を数着完成させ、すぐにブログで販売を開始した。
ついでにブログにゆっくりで学ぶ現代の政治(20分バージョン)を投稿するのだった。