黒谷ヤマメの異世界旅行   作:ゆっくり霊沙

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15年後

【ラーイシュタット】〔1998年 6月〕

 

(エヴァと約束した15年がたった・・・魔法世界の戦争も15年がたったか。連合の英雄、ナギはどこかで暗殺されるし・・・旧世界でもソ連がロシア全土を統一してモンゴルが独立、第三陣営が崩壊し、大枢軸とアメリカ陣営の完全和解・・・本当に色々あったな~。)

私は幹部達と懐かしい思い出話をしていると、魔理沙が面白いものを発明してきた。

 

「ジャーン!!身体変化薬!!」

 

(((薬品が虹色・・・ヤバイ!!)))

幹部達の心がひとつになっていた。

 

「誰か飲むやつ・・・ホフマン頼んだんだぜ!!」

魔理沙は近くにいたホフマンの口に薬品が入ったフラスコを突っ込むとホフマンの体が光だし、中肉中背の別人に変化した。

 

「う~ん。元が悪かったんだぜ?」

 

「元って・・・確かに不細工かもしれないが・・・。」

と別人になったホフマンが落ち込んでいると、魔理沙が再び別の薬品をホフマンの口に突っ込み、元の姿に戻した。

 

(・・・上手くいけば面白いことになりそうだね。)

 

「雨咲、小傘、文・・・一緒にやってみない?」

 

「え?お姉ちゃん正気?」

 

「主!?それはやばくないですか!?」

 

ゴホゴホ

(文が飲んでいたお茶を吹き出す音 お茶は全てホフマンに直撃した模様)

 

「まぁ魔理沙も飲むけどね。」

 

「私もか!?」

 

「言い出しっぺの法則。」

 

「うっ、わかったんだぜ。」

私達5人に薬品が渡ったのを確認し一斉に飲み干した。

 

(・・・どうなった?)

私はゆっくりと目を開けると体が縮み、オレンジ色の髪となっていた。

転生者達が

 

\涼宮ハルヒだ!!/

 

\納得/

 

\涼宮ハルヒの憂鬱だ!!/

と叫び、私を含めたそれ以外の人物はそのテンションの高さに全員ドン引きだった。

一旦彼らを落ち着かせ、雨咲?・・・を見た

 

「お姉ちゃん・・・。」

再び転生達が騒ぎ出す

 

\らき☆すた!!/

 

\懐かしい、あの頃学生だったな。/

 

\柊つかさだ!!/

と薄紫色の髪に青い瞳の少女となっていた。

 

(私も身長差に慣れないけど、雨咲はもっと大変そうだな。)

と思うヤマメだった。

で文が鴉天狗時代の姿になり、魔理沙?は・・・

 

「き・・・貴様は誰だ!!」

 

「魔理沙だよ!!」

私が叫びたくなるような変化だった。

転生者達は

 

\北条沙都子だ!!/

 

\ロリだ!!/

 

\ロリ言ったやつ規制入りました。/

 

(ここまで変わるのか・・・!?小傘はいったい!!)

私はまだ見ていない小傘を見ると

 

「え?え?え?」

混乱している小傘の本体を持った少女がいた。

転生者達は

 

\・・・/

 

\・・・/

 

\長門有希?/

となぜかテンションが下がっていた。


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