【帝都ヘラス 王宮】
今度はこちらに来た幹部が皇帝から激励と配属を言い渡された。
「ミレニアム軍は皇帝直轄部隊とするが、場所だけ指定するがその後は自由にしていていい。傭兵組は敵の主要部隊、精鋭部隊のいるところを教える・・・後はわかるな。」
「ミレニアム軍としての報酬は資源と戦後廃棄する旧型の鬼神兵数十体、傭兵組は戦後に少し場からの土地かな。」
「約束しよう。・・・廃村3つくらいか?」
「そうだね。」
「正直主要な町を要求されるかとおもったは。」
「そんなバカなことはしないよ。」
「・・・頼む。」
私達は場を去った後、戦争は始まった。
【最前線】
初戦はミレニアム軍と同行した。
(ザクが凄く強いんだけど・・・。)
ザクと戦車部隊に連合側の魔法が効かず、頼みの戦艦や連合側の鬼神兵もザクの大型魔導機関銃の餌食となり、凄まじい速さで進軍していった。
私達も遠距離から弾幕を張りミレニアム軍の艦隊に近づけさせないようにした。
【連合主要都市アンティーゴネー】〔数ヵ月後〕
ミレニアム軍がここの攻略戦を挑む時に傭兵組の召集がかかった。
場所はオスティア、連合の準首都(日本だと大阪や京都)であり、帝国の目的の地だった。
(思ったよりも早いな。・・・でも帝国の内部は大分片付いたらしいね。身内を血の粛清をするとはね。)
実際は事故死や戦死だが、帝国の汚職問題、裏切り者の問題はほとんど片付いていたのだ。
ならそのまま勝ってしまおうと考えたらしい。
(油断してると恐ろしい目に会うんだけどな~。)
そう思いながら照のスキマで移動するのだった。
【オスティア】
開戦初期におこなわれたオスティア攻略戦は敗退したらしいが、2度目は色々と対策して挑むこととなった。
〔翌日〕
オスティアの自然保護区の様な場所で大規模な戦闘が発生した。
私は各自散り、それぞれ戦った。
連合の魔法使いを糸でバラバラにしていると、後ろから思いっきり蹴ってくる少年のがいた。
私はすぐに躱し、少年に向き合うと少年も私と向き合い、白兵戦が始まった。
少年は強力な魔法を私に降らせたが、全てを躱すか防ぎ、居合い拳で思いっきり少年のことを殴った。
殴った後、少年は勝てないと思ったのか、私達の後ろにある給水庫を爆発させて逃亡した。
一瞬後を追うか迷ったが、少年の真っ直ぐな目を見て何か感じた私はそのまま見逃した。
その後私達は撤退した。
ただ、なにも成果を得ずに戻るのも嫌だと思ったので、連合の前線司令部に侵入し、血祭りにした。