黒谷ヤマメの異世界旅行   作:ゆっくり霊沙

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前話の少し前から始まります。


ロシア革命時のヤマメの様子

【参謀本部】〔3/3〕

参謀本部では今後の戦略について話し合いがおこなわれていた。

ルーデンドルフ閣下がそこで

 

「・・・フランスの攻勢計画を信用できる筋から手にいれた。そこで現在の西部戦線にある部隊を一心不乱の大退却をおこなってもらう!!」

 

ザワザワ

とある士官が

「場所はどこなのですか?」

 

「うむ、アラス―エーヌ河間の大突起だ!!ここを手放すことで次の攻勢に使う戦力を捻り出す!!そのためにルプレヒト軍集団(突起を守ってる部隊)を一気にさげる!!・・・そして、捕虜を使って作り上げたジークフリード線で敵の注意を引くぞ!!・・・ヤマメ中将はこのジークフリード線の司令官になってもらう。兵力は80万だ!!頼むぞ。」

 

「わかりました。・・・ひとつ質問があります。」

 

「なんだ?」

 

「突撃隊の用意を本部でしといてください。次の攻勢に使うので・・・。」

 

「わかっている。突撃隊の理論を君と同じくらい理解しているやつがいたからそいつに任せる。」

 

「ありがとうございます。すぐに準備します。」

その後私はミレニアム軍団の兵を全て下士官クラスに引き上げ、元々隊長クラスは軍司令官に引き上げた。

さらに、ロシア士官を各軍団の団長として配置し、約80万人からなるミレニアム軍集団を編成した。

 

(・・・あとは、彼を加えれば完璧だな。雨咲はミレニアム軍集団参謀総長として頑張ってるけど、参謀次長になる人物がいないんだよな~。・・・だから彼をルーデンドルフ閣下に召集してもらったから4月には来ると思うけど・・・。)

 

【ジークフリード線】〔3/10〕

編成を終えた私達はすぐにジークフリード線の防衛についた。

このジークフリード線は今までの戦闘で学習した全てをつぎ込んだ防衛線(要塞線)で大砲も約1万5000門、戦車(Ⅰ号Z型戦車は800両)2500両とルーデンドルフ閣下の気合いの入れようがよくわかる戦線だった。

 

〔3/16〕

ルプレヒト軍集団が退却を開始し、これに成功した。

これにより大規模な攻勢に出る戦力を確保した。

 

〔4/9〕

イギリス軍約90万人が攻勢に出たが、全五線からなる防衛の第一線を突破したが、第二線で攻勢を頓挫させた。

これによるドイツ軍の損害は3万人に対し、イギリス軍は17万人だった。

 

〔4/12〕

この時両陣営に衝撃がはしる。

ロシア革命によりソビエト社会主義共和国連邦がドイツと講和し、東部戦線の戦力を全て西部戦線に送ることができるようになったのだ。

さらに、ジークフリード線でも、東部戦線の最優秀参謀のホフマンを確保し、膨張した組織が纏まるのだった。


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