〔5/4〕
2日間に及ぶ突破作戦により、正面にいたロシア第三軍は指揮下4軍団中2つを司令部ごと降伏されてしまい、ほとんど壊滅した。
(・・・約7割りの戦力が喪失したのに踏みとどまるとはね~。ロシア第三軍もなかなかやるね。)
そう思うヤマメだったが、この後恐ろしい行動をロシア第三軍がとるとは思いもよらなかった。
〔5/5〕
ロシア第三軍が到着した援軍と共にこちらに突っ込んで来たのだ。
ただ、これをゼークト参謀とドイツ第十一軍司令官マッケンゼン将軍は予期していたため約100万発の砲弾をロシア第三軍に撃ち込んだ。
結果・・・ロシア第三軍は消滅(死者6万人)し、この戦いはゴルリッツの大突破と呼ばれるようになった。
【第十一軍司令部】〔5/8〕
私はゼークト参謀とマッケンゼン将軍に呼ばれて今後の戦略を練っている時に砲弾不足が心配された
「前の戦いで約8割りの砲弾を使ってしまったが・・・補給まに合ってない。そこで鉄道に詳しいヤマメ臨時准将に来てもらった。どれぐらいで補給できるか?」
とマッケンゼン将軍が言い、私は
「2日・・・でなんとかできます。」
と言うと
「2日!?まてまてまて、いくらドイツの鉄道が優れてても流石に無理だろ!!」
とゼークト参謀が大声で言ったが
「充分ですよ。実際にしてみましょう。」
と約束し、司令部を後にし、律に電話をした
「80万発の砲弾を第十一軍に送ることになった。場所はわかる?」
「大丈夫ですよ。明日に届けます。」
「わかったよ。」
【第十一軍司令部】〔次の日〕
「まさか1日でやってのけるとは・・・。」
ゼークト参謀、マッケンゼン将軍ともに絶句しいた。
私が司令部に入ると
「ヤマメ臨時准将!!君の輸送能力は化け物か!?」
「命令に従ったまでです。さあ、マッケンゼン将軍、ゼークト参謀、戦いはこれからですよ!!」
「・・・君をこの第十一軍では中将扱いにする。」
「ありがとうございます。明日には攻勢を再開しますか?」
とゼークト参謀に聞くと
「あぁ、そうだ。君のお陰で計画がさらに上手くいくだろう。」
と言われた。
〔5/10〕
攻勢が再開されたが、ロシア軍の抵抗はほとんどなく、約2週間で戦略目標だったプルゼミス要塞を占領した。
このさらに5日後にはレンベルクも占領しオーストリア軍が初戦で失った領土をほとんど奪い返した。
そして・・・
〔7/1〕
参謀本部から第二次東部攻勢が指示された。
この攻勢でポーランドと呼ばれる場所から約100キロ、ロシア軍を後退させることに成功し、東部戦線は真っ平らになった。
〔8/15〕
第二次攻勢終了により、私は東部方面司令部に移動し、ドイツ第十一軍を後にした。