【郊外のとある廃墟】
(神崎さんにそんな過去があったなんて・・・皆なにかしら隠していることがありそうだな~。ここを切り抜けるためにはどうすればいいかな?奥田さんが隠れていたから殺せんせーに連絡はいってると思うけど・・・)
どうすればいいか考えていると
「・・・バカだよね・・・もう自分の居場所がわからないよ。」
「・・・俺らの仲間になりゃいいんだよ。肩書きなんか死ねって主義でさ。」
そんな会話が聞こえてきた。
切り札の一枚を切ろうと思ったとき
「相手も修学旅行生で旅先でオイタをする輩です。」
気絶から回復したらしいカルマ君と渚君、杉野君と隠れていた奥田さんが来てくれた。
不良の高校生はさらに仲間を呼んだらしく、余裕なオーラを出していたが、殺せんせーが呼んでいた仲間を手入れして、戦闘不能にし、不意をついて男子と奥田さんが残りの高校生達を気絶させて助けられた。
(皆に借りができちゃったな。いつか返さないとな。)
そう思いながら旅館に戻るのだった。
〈不良高校生リュウキ君のその後〉
あのあとその場に落ちていたしおりをてに入れ、しおりを熟読。
1年間の留年したあと、旅行会社に入る。
京都部署に配属されたあと30にて部長となり、50で会社を拡大させた名社長として、旅行業界に語り継がれることとなる。
【旅館】〔夜〕
(なにしてんだろう?)
男湯の前で不破さん、中村さん、杉野君、渚君と岡島君が集まっていた。気になったので近づいてみると、なにやら殺せんせーが入浴中だから覗こうとしていたらしい。
(殺せんせーの体か、気になるな~。私も見よ。)
私も覗きに参加し浴槽のドアを開けると、泡風呂で体を洗う先生がいた。
(泡で水を弾く。対先生物質は触手に致命傷を与える!?閃いた。私の触手を糸でコーティングすれば速度は落ちるかもしれないけど全体的には強化になるな。よし、帰ったら実際にやってみよう。)
思いがけないところから切り札の強化を考えつき、能力を向上させるヤマメだった。
(皆こういう話が好きなんだな~)
場所は移って女子部屋。
ビッチ先生が二十歳と知ったり、気になる男子の話をしていると、どこから現れたか殺せんせーが皆の中に混じっていた。
そこから殺せんせーの好きな人は誰か問い詰めたところ逃げ出したので私以外の女子全員が追いかけて行った。
1人残された私は寂しくなり、下の広間に行くことにした。
そしたら、職員用の部屋のドアが閉まっているのに閉まる音がしたため、殺せんせーが来たのかなと考え、なにやら話し声が聞こえたためドアに近づいてドアに耳をあてると
「・・・恋ばなを・・・なりまして」
「・・・?」
「私だ・・・ありますし・・・」
「・・・はお前の手足が2本にだったと・・・か?」
(ヤバイこと聞いちゃったよ。どうしよう私。)
若干パニクったあとすぐに布団に入るヤマメだった。