〔1914年1月〕
(ついにこの年か・・・。イタリアはどうなるかわからないけど・・・まぁ敵側だし、私は自分の心配をしなきゃね。)
と思いつつ、私は2人の人物に手紙を送った。
1人目はグレーナーで内容は
《今年は嫌な年になると私の勘がいっている。》
だった。
もう1人は昔に旅立った3人の商人希望の少年(今は中年)の1人で、商売が成功して、セルビアで馬の販売をしていた人物に
《バルカンでまた不穏な感じがするから、気をつけてね。後、何かおこったらすぐに手紙を書いて。》
と私は書いて送った。
〔6/28〕サラエボ事件発生
〔6/29〕
速達で手紙が届き、内容は
《ボスニア・ヘルツェゴビナ州でオーストリアの皇太子が暗殺された。最初は警官を乗せた車が爆発したと思ったら、ピストルで皇太子と夫人が射たれたんだ。》
と急いで書いたらしく文字が汚れていたが、最初の世界のようにサラエボ事件が発生したとわかり、すぐに私はミレニアム全員に
「戦争があと1カ月いないにおこる・・・ヒトラー、L、N、アームストロングは初めての指揮をとることになるが、バックには私達が全力で補佐する・・・準戦闘体制に入って!!」
そう叫んだ。
その後すぐにグレーナーに手紙を書いた。
内容は
《オーストリア皇太子が射たそうだから・・・戦争になるよ。》
と書いた。
グレーナーのことだから情報源に疑問を持つと思うので、速達で届いた手紙を添えて送った。
〔7/25〕オーストリア、セルビアとの国交断絶宣言
〔7/26〕ロシア、総動員準備を下命
〔7/27〕オーストリア、総動員発令
〔7/28〕オーストリア、セルビアに宣戦布告
〔7/30〕ロシア、総動員開始
オーストリア、総動員開始
〔8/1〕ドイツ、ロシアに宣戦布告
同時に総動員開始
(ついにきたか・・・。)
「ミレニアム戦闘体制に移行するよ!!」
幸いフランソワさんの地域での徴兵人数は100人だったので、計画には支障がなく進められた。
〔8/17〕
私は新聞で西部にて攻勢に成功している記事を読みながら食事をとっていると、ウォルターが
「ヤマメ様!!ロシア軍の進行です!!」
(来たか!!)
「場所は!?」
「ここから東に30キロです。B00の訓練中に見つけたようです。」
「グレートだよウォルター!!出撃命令、隣の村でくい止めるよ!!着きしだい作戦に移るよ!!」
ミレニアムは進軍を開始し、東に8キロの地点に布陣して、塹壕を掘った。
ここで逃げてきた農民達を私達は吸収し、後方の衛生兵の横に仮設のキャンプを建ててもらった。
(彼らは私達が養うことになるな~。農地を荒らされて生活できないと思うし・・・。)
〔20分後〕
敵が15キロ地点に到達したので、大砲が火を吹いた。
妖力で視力が強化されたミレニアムの団員達は、15キロの動く的を的確に潰していった。
近くに来ても迫撃砲と機関銃の餌食になり、私達の初戦は終わった。
今回の敵の損傷 800人