黒谷ヤマメの異世界旅行   作:ゆっくり霊沙

180 / 407
セキエイ2

私が指示を出した時リニアから大量のロケット団の残党兵が薄気味悪い仮面を被って出てきたのだ。

ジムリーダー達はロケット団の残党兵を追ってリニアに入るとドアが閉まり、リニアが発進してしまった。

ジムリーダー達がいなくなったところで観客はパニックに陥ってしまい、私達の行動に支障が出てきたので、全員に無線で変装をとり、軍服着用を指示し、観客席から飛び降りて巨大なバトルフィールドに立った。

 

(・・・なにかいる。)

 

「全員ボールからポケモンを出して臨戦態勢!!」

観客の一部は私達の動きで動作がおくれているようだ。

しかし私達には関係がない・・・フィールド上に砂煙が待っていたがクロバット等の飛行できるポケモンで煙を吹き飛ばすと約1年半前に見た大きな鳥のポケモンとホウオウの2匹を従えたロケット団新首領がいた。

 

「おいおい、これはどういうことだよ!!」

先程オーロラビジョンに映っていたゴールドという少年と私と雨咲が探し当てたクリスタルという少女が立っていた。

 

「・・・ここは危険だ、離れろ。」

私は忠告したが

 

「ケ、そういう命令口調なら俺様は絶対にしたがわねー。」

 

「・・・あなたこそ伝説のポケモンを倒せるのですか?私にはそう見えませんが。」

私の忠告を全く聞かなかった。

そうしていると新首領は

 

「・・・醜いな。まぁ多少のイレギュラーはあるが計画通りだ。今ここで最後の邪魔者を始末できるからな!!・・・私はアイスオブマスク、そして紹介しよう我が新しきしもべ達を!!いと高き虹色の翼ホウオウ!!いと深き海銀色の翼ルギア!!行け、邪魔者を全て破壊しろ!!」

2匹の伝説は動き出した。

 

2人の少年少女は今さら危険性を認知したようで空を飛べるポケモンで距離をとった。

 

「そこの姉ちゃんも逃げないとヤバイぞ!!」

ゴールド君は言うが私は無視し

 

「全員に連絡!!はかいこうせんを連撃!!カイリキーは森に行き兵器を装備しろ!!無線で連絡したら大砲を発射しろ!!」

指示に従い全員が動く、総力戦だ。

はかいこうせんで伝説のポケモンは動きが制限され、連撃ではかいこうせんの反動なしで発射されるためある程度の時間を稼ぐことができた。

私は周りを見渡しアイスオブマスクを探すと、民間人の老人の首をつかんで何かをしゃべっている。

私が聞き取れたのは

 

「・・・私がほしいもの・・・そう!時間だ!!時間の支配だ!!そのためにはガンテツ貴様の時間をとらえるモンスターボール・・・GSボールの作り方を知っているはずだ!!」

その近くには先程の少年少女が下半身を氷で固められていた。

ガンテツと呼ばれた老人の他にその孫と思われる少女がアイスオブマスクに捕まれ、首を折ろうとしていた。

ガンテツと呼ばれた老人はアイスオブマスクにある巻物を渡し、孫を解放させると逃げて行った。

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。