黒谷ヤマメの異世界旅行   作:ゆっくり霊沙

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伝説との遭遇戦

【いかりの湖】〔3日後〕

律と電子殺せんせー、その手伝いにカイリキー10匹を残してジョウトに向かって装甲車に乗って南下した。

 

(色々なところが抉れてて・・・人が誰もいないな。オーキド博士からここは釣りスポットでいつも賑わっているって聞いてたけど・・・ん?)

私は地面に落ちていたRと胸に書かれたボロボロの服が落ちているのを見つけた。

 

(・・・本当にロケット団の残党が勝手に活動しているんだな~。しかもその新首領のカリスマも、力もあるな~。中々めんどくさそうだな。)

私達はさらに南下しようとしたそのとき、

 

「!?全員戦闘準備!!」

私は微かな気配が凄い速さで近づいて来るのを感じたのですぐに部隊を展開させた。

 

「・・・トランジスター南南東にはかいこうせん!!」

私はトランジスターにはかいこうせんを指示し、気配のする方向に攻撃すると、気配の正体が明らかになった。

 

「お姉ちゃん!!このポケモンは!?」

 

「・・・強敵だな。短機関銃UZIとAK-47Ⅲ型に麻酔弾を装填!!撃退するよ。」

そのポケモンは炎を吐いて周囲を高温にして陽炎で私達の弾丸を避けきった。

避けきった後は私を見つめてなにか言いたそうにしている。

 

「射撃止め!!」

 

(何を考えているんだ?・・・まるで私を試しているけど。)

私は試しにヒッキーに攻撃させた。

きゅうけつ等の技で体力を回復させながら、自慢の速度で炎のポケモンを翻弄した。

ボロボロになった炎のポケモンは最後は必死に逃げ出してしまった。

 

「雨咲、小傘・・・何しにあのポケモンは来たのかな?」

 

「主、偶々遭遇しただけかと。」

 

「・・・力試し?」

後日、オーキド博士にポケモン図鑑で炎のポケモンのポケモンを見せるとエンテイと言われるポケモンで伝説と言われているらしいことがわかった。

 

エンテイとの遭遇後少しするとマチスから連絡があった。

内容は海上で大型のポケモンと交戦し負傷、撤退したが、それまでにある情報を手に入れたらしい。

 

「・・・そいつは氷タイプのポケモンをつかってくる。あとこのタイミングでジムリーダーの召集が協会からかかった。協会も動くそうだ。」

 

「・・・わかった。あと話は変わるけどそろそろ3年に1度のポケモンリーグじゃない。」

 

「あぁ、そうだが?」

 

(これだけ事件を起こしてるんだから人が集まる場所に何らかのアクションがある可能性があるな~。)

 

「雨咲も聞いて・・・マチス、これから私達はセキエイに移動する。変装して会場に侵入し、待機しておく。なんだか嫌な予感がするからね。」

 

「わかった。場合によっては頼ることになる。ヤマメの姉さん頼んだぜ!!」

 

「わかったよ。お姉ちゃん!!全員進路を東に変更。セキエイにむかうよ!!」

ミレニアム、ポケモン協会、氷使いの新生ロケット団の三つ巴の争いが開始しようとしていた。




作者の体調が悪いので今日は2話ですみません。

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