〔夏〕
私達が金を貯めても仕方がないのでオーキド博士に代理で物資の、ロケット団には最新の機材の取引をお願いした。
(この世界の科学力はどうなってるんだ?やっぱり火薬関連はポケモンでなんとかなるから低いけど、飛行機が基礎研究もされてないなんて・・・。)
ロケット団から送られてきたのは船のエンジンが送られてきた。
私達は分解して解析し、他の分野の研究の糧になっていった・・・。
〔2週間後〕
ついに雨咲と小傘に頼んでいた銃火器の研究が開始された。
(試作品の数的制限が条件だったけど・・・まぁいいや、使うことがないとはいえないからな~。火薬関連は私が作ることになったから頑張ってこよ~。う~んとPBX爆薬でいいかな~。中学校の時に火薬の製造を習っといて良かった~。)
他にも地下室から回収した薬品の研究の改良と量産をおこなった。
量産の理由は、火薬を作るために必要な材料に危険な薬品が必要だったのだ。
例として無水酢酸法でトリメチレントリニトロアミンを作るために必要だったのだ。
この無水酢酸法はヤマメがこの世界に飛ばされる約20年前にある企業が必要機材の縮小に成功し、スモッグさん経由で入手し、自宅の地下室にあったのを現在住んでいるところに持ってきていたのだ。
この機械により大量生産が可能になったのだ。
(作りすぎた方が安心できるな~。危ないから最近できた地下保管庫の1つに厳重にしまっておこう。)
爆破したら新しくできた拠点が全て無くなってしまうので地下30メートル下の保管庫に保存されるのだった。
〔数日後〕
律と電子殺せんせーも入れた5人であることを自宅のリビングで話し合いがおこなわれていた
「この場所の名称を今日はつけたいと思います。」
「確かに言いにくかったもんね、ここ。」
「主、流石です!!」
「というわけでアイディアあったら言っていって。」
始めに発言したのは雨咲だった。
「後々のことを考えると都市って言葉をつけたいな~。」
との意見があり、小傘が
「ラーイグラードはどうでしょうか?ラーイはロシア語で楽園、グラードは都市、町を表します。」
後のも話し合いが続いたが、ラーイグラードより良い案がでなかったのでラーイグラードと決まった。
思ったより早く決まったため、私は後日に提案予定だった今後の計画立案表を皆の見せる位置に広げた。
《第一次成長計画
・農地の拡張
・農業の効率化
・ポケモン達の機械使用
・工場の拡大
・労働力の確保
・重機の製造
・農薬散布機の作製》
を上げた。
下から順に行っていくことが決められた。