(数は30・・・。)
「雨咲右側から突撃して!!私は前で食い止めるから。」
「わかった。」
群れが近づいてくるとヤマメはポケモンの種類を把握した。
(スピアーか・・・資料だとエスパー技が効くって書いてあったな。)
私は飛んで来るスピアーの前に自身の糸で蜘蛛の巣をつくり足止めをしながら、トランジスタと紅白で撃破していった。
(かがみは水がないから戦力外だし、雨咲のそうりは戦闘不能・・・。いけるかな?)
数はだいぶ減らすことができたがこちらもトランジスタが戦闘不能になりギリギリ耐えている状態だったが雨咲が突撃したことで勝敗は決した。
(やっぱり野宿は危険か・・・なるべく町で寝泊まりしよう。)
そのあと雨咲に突撃が遅くなっていたので理由を聞くと
「こっち側にも6匹いたからルラと私でも時間がかかっちゃって。」
と言っていた。
こんな状態でふたたび寝ることはきついのでそのまま次の町に向かうのだった。
【トキワシティ】〔次の日の夕方〕
約1日半で到着したトキワシティであったが、近々マサラタウンまでの道路の整備がおこなわれるらしく、完成すれば片道徒歩1時間で移動できるようになるらしい。
私達はそのまま宿に直行し、休むのだった。
〔翌日〕
トキワシティを調べているとポケモンセンターとフレンドリーショップ、学校とジムを発見した。
(マサラタウンでは見なかったものがたくさんあるな~。マサラタウンにはなかったけどどうだったんだろう?ちょっと近くに行ってみようかな。)
私と雨咲は始めに学校を見に行くことにした。
【学校】
敷地内に入るには警備員に自分の名前とオーキド博士からもらった紙を見せるだけで通してくれた。
一般公開されているそうで日本の大学のシステムを小学校にしたような感じだった。
私と雨咲はそのまま図書室に行き町の地図のコピーと周辺の生態系について調べた。
地図のコピーはすぐに手に入れることができたので雨咲が先に生態系について調べてくれていたので手伝いに行くと、雨咲がある青年と話をしていた。
青年は私に気がつくと挨拶をしてきたので私も挨拶をして話に混じった。
「君達は旅をしてるのか。」
「はい。見聞を広めるために。」
「その年でいい心がけじゃないか。そういえば名前を教えてなかったね。私はサカキというんだ。」
「私はヤマメといいます。」
「雨咲です。」
「なるほど・・・ヤマメ君と雨咲君か。覚えたよ。こんどジムにおいで・・・バトルしてあげるから。」
「はい。よろしくお願いします。」
サカキさんはそれを言うと図書室から出ていった。
ポケモン世界の政府と教育
基本的には通信教育
中心となる政府がないためポケモン協会が実質の政府である。
ポケモン協会はジムリーダーを選出し、選出されたジムリーダーが町の管理と運営をおこなう。
ジムリーダーがいない町は代表者と呼ばれる人を町内で選出する。
マサラタウンはオーキド博士
この人達が学校を作るか作らないかも決めることができる。
なのでマサラタウンでは毎週オーキド博士の部下に教育を専門に取り扱う人物が毎週子供がいる家庭にそれぞれのレベルにあったドリルや、テストを配布する。
人が多いジムリーダーがいるところでは基本的には学校がある。
大学はタマムシシティのみ。