黒谷ヤマメの異世界旅行   作:ゆっくり霊沙

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〔翌日〕

この世界について5日たった。

今日も雨咲達は辺りの探索に出掛けていた。

雨咲達は昨日の探索で小さな村を見つけたようで後日行ってみることになったが、今はダンバルとコイル、ラルトスの育成に励んでいた。

一応ダンバルは私のパートナーでコイルが小傘、ラルトスが雨咲のパートナーだ。

育成といってもやり方がよくわからない初心者の私はとりあえず倒れるまでマラソンをしている。

ダンバルとコイルは浮いているがちゃんと疲れるようで現在3匹は目を回して倒れている。

 

(だいたい30分か・・・2時間はもつようにしたいな。)

目を回している3匹に木の実をあたえて回復させると3匹のローテーションバトルを2時間ほど繰り返し、終わると私と勉強会をおこなう。

ポケモンは人の言葉を理解し、ジェスチャーで私達に自分達の体調を伝えることができたので、ダメもとで文字と四則演算を教えた。

すると四則演算は加減をすぐに扱えるようになり、ひらがなで名詞を少し書けることができた。

とはいってもダンバルとコイルは字を書けないのでラルトスが2匹と会話して筆記する方法だが・・・。

 

(可愛いな~。3匹が集まって21-13を考えてるよ・・・。律も後で写真撮ってるし。あぁ、なごむ~。)

癒しの時間を堪能するヤマメだった。

勉強が終わると昼寝を3匹は昼寝をし始めたので私は川に仕掛けた網を見に行くことにした。

川につくとバシャバシャと網から出ようと抵抗しているポケモン?が2匹もかかっていた。

どちらもボロボロで網で傷ついた様ではなく、くっきり殴られた痕があった。

 

(可哀想に・・・捨てられたのかな?)

私は弱っている2匹をモンスターボールで捕まえると家に帰って木の実を食べさせて回復させた。

 

(これで大丈夫だけどやっぱり傷痕は治らないか・・・。)

ボールの中で寝ている2匹を見ながらどうしようかと考えるのだった。

 

〔夕方〕

雨咲達は帰宅し、報告会をおこなった。

私は捕まえた2匹のことと、木の実だけでは回復が追いつかないことを話した。

2人は考え込んでしまったが、小傘があることを思い出したようだ

 

「主、お嬢。資料の中にポケモンの回復装置の設計図があるはずだけどそれを再現しては?」

私と雨咲はすぐに賛成し、すぐに製作にとりかかった。

律に設計図のコピーを印刷してもうと外気に触れないように大型のカプセルが必要となっていたが、昔烏間先生に頼んで予算をもらい基礎は作ったが殺せんせーを暗殺する必要がなくなったので地下室に保存しておいたカプセルを使用した。

設計図によるとポケモンは太陽か月の光で体力を回復し、睡眠で技の回数を回復すると書いてあった。

ただ、それらの光を人工的に吸収しやすく改良して電力でカプセルに光を閉じ込めることでポケモンは全回復するとなっていた。

約2時間かけて回復装置を作るのだった。




ポケセンの回復装置の完成
暗殺教室編の最後のほうに書いてあるので暇だったら探してみてね。

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