〔ある日〕
ヤマメは雨咲が学校にいる間久しぶりに暇となったのでパソコンを開いて記事を見ていた。
すると私に関する記事があったので試しに見ることにした。
\黒谷1等陸佐についてどう思う?/
\化け物・・・女性でヘルウィークを訓練できた人は今後出ることはないだろう。/
\それより事件の対応が的確で助かった。うちの親族にSAO事件に巻き込まれたけどヤマメさんのおかげで助かったし。/
\志津ヶ原立てこもり事件は?/
\あれはたまたま近くにいたからだろ。それも私服で。俺なら突入できないし、すぐに殺されたろ~な。/
\実際18人殺すことはなかったと思うが。/
\仕方なくね。テロリストで60人も殺してたんだぜ。/
\その中に警官や自衛官もいたらしいな。/
\自衛官は元だろ。黒谷1佐の親友だったらしいな。ニュースで黒谷1佐がその人の葬儀を仕切っているのをみたし。/
\結論は?/
\化け物/
\天使/
\救世主/
\実戦経験者/
\色々だね・・・。/
私はそこで記事を読むことをやめた。
私が結構知られていることがわかった瞬間だった。
別視点【クレムリン】
(首相だったが、大統領になれるとはね。)
ちょうど部下が部屋に入ってきて自軍の兵力と他国の軍事力の資料を持っていた。
大統領は100万の兵力を兵器の最新化を軍に約束し、約30万人の軍縮に成功させた。
大統領はふとあるハーフと思われる女性を思い出した。
(彼女は元気なのだろうか・・・ヤマメ。また来てもらいたいものだ。いや、私が行けばいいのか。私と射撃訓練をすると相手は私に遠慮して勝負にならないのに彼女は全力で勝負をし、私に勝った。あの日の彼女を私は忘れられない・・・よし、日本に行こう。幸いなことに日露の貿易更新があったからそこで私が行けばいいな。来年を楽しみにしよう。)
「君、外交大臣に連絡を・・・。」
ヤマメの知らないうちにある人物は動き出した。
【スモッグの研究所】
私、スモッグはヤマメとたまに薬品を研究する仲である。
(最近は子育てが忙しく薬品のサンプルとレポートを送りあうことしかできないな。毒物の知識は私だが、ウイルス関連はヤマメの独擅場だからな。どこでウイルスを改造しているのやら。狂犬病の抗生物質を作り上げるとは思わなかった。しかも作ることができるのが現状ヤマメだけだからな。触手を媒介に使っているらしいが。)
スモッグもヤマメの触手を知る数少ない人物だ。
そんな彼もヤマメに負けないように薬品の研究を今日もするのだった。