やはり俺がデュエリストなのはまちがっている。 作:sewashi
早めに投稿できました。
由比ヶ浜のデュエルです。
対戦相手はなんと!!俺ガイルでも人気のあのキャラ!
53話
長かったセブンスターズと黒幕の影丸理事長との戦いは幕を閉じた。
そして今年度最後のイベント進級試験が始まった。
内容は学科テスト主要五科目とデュエル理論、あとは実技試験(試験官3人とデュエル)だ。
俺は文系科目3位で試験官とのデュエルは3連勝で問題なく試験を突破した。ついでに鮫島校長とトメさんに頼まれ、レッド寮の寮長代理をすることも決まった。
ほかの俺らの学年では雪ノ下、葉山はトップで試験終了(ただし葉山はイエローに在住)。
材木座、戸塚もイエローで来年度はスタートが決定。
他の面子も試験を突破し、もうなんの問題もなく………
「どうしよう!!? あたし留年するかも!?」
一人問題のあるやつがいた………
「由比ヶ浜さん……あなたまさか………」
「ううう……実技試験3連敗………学科も赤点ギリギリ………」
ひでぇな、オイ………
「男子ならレッド落ちですむが女子じゃな………」
このデュエル・アカデミアには女子寮はオベリスク・ブルーにしかないため女子の試験は男子よりも過酷なのだ……
ちなみに遊城達は遊城は実技全勝だが学科全教科赤点で補習と追試だけで一応進級は決まった。
万丈目は試験は実技も学科も問題ないがノース校の無断欠席が原因でレッド寮在住。
無断欠席と言えば天上院兄は留年決定している。まぁ、それはしょうがないよな………まぁ、もともと優秀な?生徒なだけあって一部授業は免除されるらしいが……
三沢、天上院、丸藤は変化なし……
そして前田は、なんとインダストリアルイリュージョン社から推薦が来てカードデザイナーとして学園を去っていくことになった。
カイザーももう少しで卒業………
つまり現状、知ってる面子で進級試験で大ピンチを迎えているのは由比ヶ浜だけとなった………
「それで、学園の判断は? 補習?」
「うう……学科試験は赤点『ギリギリ』だったから何とかなったけど実技試験は三日後に1年とのデュエルで勝利すれば何とかするって………」
由比ヶ浜がデュエルか………少し厳しいか?
「相手は誰だ?」
由比ヶ浜は告知された対戦相手のかかれたプリントを出して読む。
「えっと……一色いろはちゃん。1年の中等部エスカレーター組で中等部時代は万丈目君や明日香ちゃんとも肩を並べる程の実力者だったらしいよ………十代君や三沢っちが入って影が薄くなっちゃったらしいけど………」
げっ、まだ1年にそんなやついるのかよ………だったらセブンスターズとの戦いでも手を貸してほしかったぜ……
「たしか………中等部時代は葉山君にベタベタしてて、よく三浦さんと口喧嘩をしていたわね」
「あー、なんか優美子から聞いた………どうしよう……」
「もう覚悟を決めて特訓しかないわね。とにかく、あなたは人には恵まれているのだし、徹底的にデュエルしてデッキの改良とプレイングテクニックを磨いていくしかないわ」
「だ、だよね………」
もともとそれしか方法はないからな………
……。
…………。
………………。
そして三日後、由比ヶ浜の試験デュエルの日がやって来た。
俺は寮の部屋で結果を待とうと思っていたのだが(断じて行くのが面倒だったわけではない)万丈目と遊城に連れてこられた。
しかも由比ヶ浜は人には恵まれているからか三浦や葉山、その取り巻き三人衆に川崎に1年組に他にもゾロゾロギャラリーが集まってくる。
そしてデュエルフィールドには由比ヶ浜と、あと対戦相手の一色?がいた。そして一色?の方はこっちに向かって手を振りながら歩いてきた。
『センパ~イ! ようやく会えました~!』
センパイ? 俺に言ったのかと思えば俺のすぐ隣に葉山がいたので、そっちにふったのだろうと、俺は勘違いしないように葉山に言う。
「おい、葉山。あの1年、お前に手を振ってるぞ?」
「いや、彼女は君に手をふってないかい?」
「は? なわけないだろ。お前は中等部時代から知りあいなんだろ? 俺は初対面だぞ? あり得ないだろ……」
と俺が言うと…………
「………え?………」
一色がすぐそこまで来ていて、なにやらショックを受けた顔をしていた………
「ちょっと!? 先輩! 私の事、忘れちゃったんですか!?」
一色は今度は明らかに俺をまっすぐ見て聞いてきた。てか近い近い!?
「(近い近い!?)あ? どこかで接点あったか?」
「本当に忘れてる!? てかまさか先輩本人も忘れてるの!? 去年の学園祭ですよ!」
「去年の学園祭? お前1年だろ? 居ないだろ」
「いやいやいや! 去年、学園祭の実行委員長が無能すぎて人手が足りなくなって中等部生徒にもヘルプで手伝い頼んだでしょう!?」
「あー、そういやそんなことあったな………」
確かに去年の相模がやらかした学園祭では実行委員は人手不足の地獄と化して中等部からも人を何人か呼んだが……
「そのとき、私も先輩と一緒に仕事したじゃないですか~!」
「そうだったか? 仕事が大変だったことと他の事で頭いっぱいだったからな………いや、そういえばやたらあざとい女が隣にいたような………?」
「あざといって、失礼な………そりゃ、先輩は無能な実行委員長に罵倒して学園の腫れ物にされましたけどそのあとすぐにカイザー先輩からフォローが入って学園の救世主に早変わりしたじゃないですか! なのに何で私が高等部に進学したときにはまた前と同じ様に腫れ物に戻ってるんですか!? その間に何があったんですか!」
あー、相模に記憶消されていたからな………てか記憶が戻って外部の奴等もこんな風に記憶が変化してたのか?
「しかも! 去年の学園祭のあとから進級までに何があったのか隼人先輩や優美子先輩に聞いても去年の学園祭の事すら覚えてないとか言い出しますし!」
は? 今こいつ何て言った?
「おい、今なんて………」
「だーかーら! 何で私が高等部に進学したときに先輩達はみんな去年の学園祭を覚えていなかったのかって……いや、そんなことより!」
一色はなにやらまだ言っていたが間違いない。
一色は他の奴等から記憶が消えていた期間にも去年の学園祭の記憶があった?
一色は相模の闇のアイテムの影響を受けていない?
どう言うことだ? 相模の闇のアイテムの影響の確認は葉山達や教師達にも確認したが皆『なぜ忘れていたのかわからない』だったが一色は記憶がなくなっていた期間がない? とにかく、俺は確認を………
『エー、マモナーク、デュエルヲ始メルノーネ、由比ヶ浜サーント、一色サーンハ、デュエルフィールドへー』
「あっ!? もう先輩! あとできっちり話してもらいますからね!」
一色は走ってデュエルフィールドへ行ってしまった。
しかし、本当にどう言うことだ?
……。
…………。
………………。
由比ヶ浜side
あたしといろはちゃんはデュエル開始前にお互いのデッキをシャッフルする。
「も~、ようやく先輩と対面できたのに~、しかも、こーんな可愛い後輩を忘れるなんて~」
「あはは、ヒッキーだし仕方ないよ。いろはちゃん」
「ですね~、結衣先輩。あっ、このデュエル終わる頃には『結衣ちゃん』ですかね?」
「うっ!?」
「あはは、冗談ですよ~、結衣先輩が留年しても先輩呼びはしてあげますから」
「そっちの方が辛いよ!?」
「そうですか? なら、留年決定したら退学したらどうですか~」
「へ?」
「正直言うと結衣先輩ってデュエリストになりたいわけでもないのに実力もなくてこの学園いるのって疑問なんですよね~、先輩の隣もちゃっかりキープされちゃってますし」
「あ、あたしはそんなつもりじゃ………」
「しかも、結衣先輩って先輩が最初に腫れ物扱いになった原因なんでしょ? なら一緒にいない方がいいんじゃないですか~?」
「うう………」
「まあ、結衣先輩がいなくなっても結衣先輩のポジションには私が入るので……」
「………あたしだって負ける気はないもん」
「へぇ」
『ソレデーワ、デュエル!』
「「デュエル!」」
1ターン目
由比ヶ浜 結衣 LP4000 手札5
一色 いろは LP4000 手札5
次回、由比ヶ浜対一色
一色が相模の闇のアイテムの力を受けなかった理由とは!?
それはまたいずれ………
校外学習編にて材木座のデュエルって、みたい?
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みたくない
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相手が八幡なら………
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戸塚のならみたい
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そもそも材木座は校外学習にいかなくていい
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みたい